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マンゴーの栽培!育て方のポイントや種まき、苗植えの方法は?

マンゴーは、とろりとした食感と、濃厚な甘みで人気のトロピカルフルーツです。むいてそのまま食べてもおいしいですし、ケーキに加えたり、ペーストにしたりと、いろいろな方法で楽しめますよね。また、購入した実の中に入っている種を土に植えて栽培することもできるんです。

今回は、そんなマンゴーの栽培について、育て方のポイントや種まき、苗植えの時期と方法などをご紹介します。

マンゴーの種まきの時期と方法は?

マンゴーは、市販された果実の中にある種をまくと発芽し、育てることができます。実を付けるまでには6~7年かかるので、気長に栽培を楽しみたい方におすすめです。種は全長10cmほどで薄っぺらく、毛の生えた殻に覆われています。殻の中にはソラマメのような種が入っていますよ。

発芽適温は20度以上なので、6~7月がまくのに適した季節です。種は、赤玉土(小粒)など種まき用の土へ、横に寝かせて植え付け、土が乾かないよう水やりをして管理します。

1~2週間もすればほっそりとした幹が出てきますよ。また、瓶に水を入れ、水面に種を浮かべておくだけでも発芽するほど生命力が強いんですよ。

ただし、海外産のマンゴーはカビを防止するための処理が施されており、種まきしても発芽しないことがあります。機会があれば、何回かチャレンジしてみてくださいね。

マンゴーの苗植えの時期と方法は?

マンゴーの生育適温は20~30度と高いので、気温が上がってきた4~5月が苗植えの適期です。鉢植えは、苗よりも1~2回り大きな鉢に、根っこが埋まるくらいに土を盛って植えていきます。10号鉢以上に1株が植え付けの目安です。

土は特に選ばず、赤玉土(小粒)3:鹿沼土(小粒)3:腐葉土3:パーライト1の割合で混ぜた土や果樹用培養土など水はけのよいものなら何でもかまいません。

地植えは、冬も5度以上の気温が保て、霜の降りない地域ならできます。四国・九州以南の暖地であればかまいませんが、基本的には鉢植えで育てた方が安心です。日当たりと風通しのよい場所を選び、苗よりも2回りくらい大きい植え穴を掘ります。

掘りあげた土には、腐葉土や堆肥を2~3割混ぜて、植え戻してください。株元に盛り土をして、横に支柱を立てておくと、倒れる心配がなく安心です。

マンゴーの水やり、肥料の与え方

水やり

マンゴーの生育期は3~10月で、それ以外は株の生長が穏やかになります。生育期の間、鉢植えは土の表面が乾いたら水を与え、生育が穏やかなときは土が乾いて2~3日後に水やりをして乾燥気味に育てます。

地植えは、基本は降雨のみにまかせ、あまりにも乾燥しているときだけ水やりをするくらいで大丈夫です。

肥料

花芽が出てくる3月、摘果をする5月、実を収穫し終わった8月の年3回、ゆっくりと効く緩効性化成肥料や油かすなど固形肥料を株元に施します。

マンゴーの剪定の時期と方法は?

マンゴーは放っておくと枝分かれせず、まっすぐ1本の幹だけを伸ばしていきます。そのため、5~8月に樹高が50cmほどに生長したら、幹を水平に切って新しい枝を生やしていきます。

接木苗を育てているときは、接いだところから30cm以上伸びたら、1/3ほどの樹高に切り戻します。また、内向きの枝や絡みあった枝などは、季節に関係なく剪定していきましょう。

マンゴーの人工授粉、摘果、収穫のタイミングと方法は?

マンゴー

人工授粉

雌雄同株なので、マンゴーは1株で実を成します。でも、確実に収穫を楽しむなら、人工授粉をしていきます。筆を使って、花粉を柱頭に付けていくだけと簡単です。

摘果

たくさんの実が付いてしまうと、株の栄養が分散しておいしい実になりません。そのため、適当な量に実を間引いていきます。10号鉢に対して3~5個を目安に、生育の悪い果実を摘みとっていきましょう。

収穫

花が咲いてから3~4ヶ月くらいで実は熟していきます。熟すと自然に木から実が落ちる性質があるので、予めネットをかけるなど保護しておくと、実を傷めずに収穫できますよ。皮に光沢があり、触って柔らかければ熟したサインです。

マンゴーの植え替えの時期と方法は?

マンゴーは丈夫で生育旺盛な樹木です。鉢植えなら、2年もすれば鉢の中は根でいっぱいになってしまいます。そのため、1~2年に1回、1回り大きな鉢に植え替えていきましょう。

根が傷つくと、回復するまでに時間がかかるので、植え替えるときは根に付いた土は落とさないようにしてください。

マンゴーの育て方のポイントは?

冬でも10度以上の気温を確保し、人工授粉をすることがたくさんの果実を収穫するポイントです。マンゴーは熱帯原産の果樹で、霜に当たるとすぐに枯れてしまいます。

10月以降は鉢植えは室内に取り込み、地植えは防寒対策を施していきましょう。また、マンゴーは雌雄同株ですが結実しにくいので、筆で人工授粉をすると実が成りやすくなりますよ。

マンゴーの栽培は冬の管理に注意

濃厚な香りと甘みが人気のマンゴーは、南国を思わせる果実の代表的な存在です。自宅で楽しめるなら、自分なりにアレンジを加えて味わうこともできますよね。

ただ、熱帯が原産の果樹だからこそ、冬の寒さには注意が必要です。霜に当たるとすぐに枯れてしまいますし、寒いところでは弱ってしまいます。

できるだけ鉢植えにして、樹高をセーブしながら長く育てていけるとよいですね。

初回公開日: 2016年04月27日