ぷくぷくとしたルックスにひかれる多肉植物たち。お店で見つけると、つい手にとって連れ帰りたくなってしまいます。そして、気に入った多肉植物だからこそ、きちんと準備を整えて迎え入れてあげたいですよね。今回は、実際に多肉植物を育てている人に聞いた、おすすめのグッズをご紹介します。
必ず揃えたいグッズ7つと、あると便利なグッズ4つ
- 器と多肉植物用の土
- 鉢底石
- スプーン
- ピンセット
- ハサミ
- ジョーロ/片口
- 鉢底ネット
- 土入れ
- ブラシ
- フォーク
- 割り箸
■必ずそろえておきたいグッズ7つ
1. 器と多肉植物用の土
3号 小さな素焼き鉢
多肉植物にとって一番こまるのは、土がいつも湿っていること。もともと葉っぱに水をためられるので、土の水が多すぎると腐って枯れてしまいます。土が外に出やすいよう、底に穴の空いているタイプを最初に選ぶと失敗せずにすみますよ。サイズは、多肉植物よりも1周り大きなものを選んでくださいね。
M.style ココット皿
ココット皿やガラスの器でつくる寄せ植えってかわいいですよね。でも、水やりをしたときに余分な水が出ていかないので、多肉植物たちにとっては育ちにくい環境なんです。
底に穴の空いていないものを使いたいときは、植える土の配合を工夫してみてください。水がたまりにくいよう、軽石や川砂を混ぜるとよいですよ。また、根が腐りにくくなる根腐れ防止剤を入れるのもOK。水やりをしたあと容器を傾けて、余った水を出してあげましょう。
花ごころ 多肉植物&ミニ観葉の土
多肉植物は、水がたまりにくい性質の土に植えたほうが根が腐る心配がありません。でも、それってどんな土と聞かれてもピンときませんよね。そんな方には、あらかじめちょうどよい状態にブレンドされた多肉植物やサボテン用の土がおすすめです。
2. 鉢底石
鉢底石とは、器の底に敷く軽石や黒曜石のことです。土が乾きやすくなって、根を腐りにくくしてくれます。
3. スプーン
小さな器に植えることが多いので、スプーンを1つ用意しておきましょう。多肉植物どうしの間が狭い寄せ植えとつくるとき、土を間に入れるのに便利です。
4. ピンセット
多肉植物の中には、トゲの生えているものもあります。また、手に持ったままだと土にうまく植えられないことも。ピンセットがあればそんな困ったも解決です。茎の付け根の太い部分をはさんでみてください。軽いものが扱いやすくておすすめです。
5. ハサミ
多肉植物を育てていると、葉っぱが枯れたり茎が伸びすぎたりするものです。そんなときに欠かせないグッズがハサミ。多肉植物は葉っぱが密に生えるので、先の尖ったものを選ぶと元気な葉っぱに触らず必要なところだけを切ることができます。
6. ジョーロ/片口
多肉植物の葉っぱは水にかかると弱ってしまうことがよくあります。土に水を注ぎやすい、口の狭いジョウロや片口で水やりをしてください。
7. 鉢底ネット
多肉植物用の土は粒が細かいので、容器に直接入れてしまうと底からでてきてお部屋が汚れてしまいます。鉢底ネットを穴の上に敷くと、土の粒をキャッチしてくれますよ。
■あると便利なグッズ4つ
8. 土入れ
植えるとき、土を入れるためのグッズです。器のサイズによって大きさが選べますが、多肉植物は器も小さいので、小さなものが使いやすいですよ。
9. ブラシ
葉っぱにかかった土をはらうときや、作業をした後のお掃除にブラシは大活躍。毛のやわらかいものを選ぶと葉っぱを傷つけずにすみます。
10. フォーク
多肉植物を植えていてちょっと土がかかってしまったときや、植え替えで根についた土をほぐすとき役にたつのがフォークです。土をなじませるときも、表面を軽くならすと見た目も整えられます。
11. 割り箸
割り箸で土の表面をトントンとたたくと、満面なく土が器に入って根となじみやすくなります。また、切った割り箸を土に挿しておくと、土の乾き具合をチェックできます。
お気に入りのグッズを揃えてお世話のテンションアップ!
好きなものに囲まれて過ごしていると、テンションが上がるから不思議ですよね。また、こだわりをもって選んだグッズだからこそ、使えば使うほど手に馴じんでいく喜びがあります。最初はそろえるのがめんどう…と感じるかもしれませんが、自分の使いやすいものをじっくりと探してみてくださいね。
更新日: 2016年09月22日
初回公開日: 2016年09月22日