観葉植物をオシャレに取り入れたい!そんな思いはあるけれど、自分でやるとうまくいかないと感じることは多いものです。でも、ちょっとした工夫でオシャレに見せることができます。
このときポイントになってくるのが植木鉢の選び方。選び方しだいで、お金をかけずにステキなインテリアが作れてしまいますよ。今回は、観葉植物をオシャレに見せる植木鉢の選び方や飾り方のコツをご紹介します。
観葉植物に合うおしゃれな植木鉢の選び方
1. 植木鉢の素材を知る
植木鉢と一言で言っても、テラコッタ鉢や素焼き鉢、プラスチック鉢、陶器の鉢に至るまでその素材は様々です。素材によって、同じ大きさでも土の乾燥スピードや重さ、形に違いがあります。
育てたい観葉植物によって好みの置き場所や乾燥具合は異なるので、タイプに合わせてどんな植木鉢にすればよいのか決めましょう。
2. お部屋のテイストと植木鉢のテイストをあわせる
いくら観葉植物や植木鉢がステキでも、家具やお部屋のテイストと合っていなければオシャレとは言えませんよね。植木鉢を選ぶ前に、お部屋の家具を思い浮かべてみてください。
和風のお部屋なら和食器のような模様の入った植木鉢と相性がよいですし、モノトーンのお部屋なら白か黒の角ばった植木鉢がおすすめです。ウッドな家具が多いなら、木の色が合ったウッドプランターに観葉植物を植えてみてください。
3. 観葉植物を飾る場所で植木鉢のサイズを決める
観葉植物を置く場所には、余白を少し残しておくことが、オシャレに見せるポイントです。観葉植物のサイズがスペースの6~8割くらいに収まるとすっきりとまとまりますよ。
出窓のスペースを全て観葉植物で飾りたいときは、同じ植木鉢に植えた小さい鉢植えを並べるとかわいらしく見えるのおすすめです。
観葉植物を飾る鉢の種類!おすすめの素材、それぞれの特徴は?
素焼鉢(テラコッタ鉢/モスポッド)
素焼鉢は、粘土を原料とした植木鉢です。釉薬(うわぐすり)を塗らずに高温で焼いて固めており、植木鉢の中で代表的な種類の1つです。
壁面が水を吸収して乾燥させるため、通気性や吸水性、排水性に優れています。
海外製の素焼鉢であるテラコッタ鉢、麻の袋で覆って焼くことで表面に歪みや不規則な模様をつけたモスポッドなどの種類がよく知られています。
陶器鉢
素焼鉢に釉薬を塗って模様やカラーリングをした植木鉢です。素焼鉢に比べて、通気性や排水性は悪くなりますが、デザイン性が増しているのでインテリアグッズとして人気があります。
和風から洋風まで雰囲気に合った鉢が選べるのがうれしいポイントです。
プラスチック鉢(スリット鉢)
プラスチックを原料に作ったのがプラスチック鉢です。安価で軽量なことから、小さい植物や壁掛けなどに利用されます。
ただし、そのままで通気性や排水性が全くないので、底に穴を空けたり、縦に切れ込みを入れて排水性を高めたプラスチック性の「スリット鉢」の方が使い勝手がよいです。
木製鉢、木製プランター
木を原料として作られた植木鉢を木製鉢または、木製プランターと呼びます。排水性や通気性に優れ、屋外での栽培に向いています。
デザイン的に観葉植物と相性がよい反面、壊れやすい、長年つかっていると割れるといったトラブルもあるので注意してください。
ブリキ缶
ブリキ缶は、スズの表面を金属でメッキ加工して作られています。鉄よりも錆びにくく、塗装の方法によって高級感やアンティークな雰囲気を出したいときにおすすめの植木鉢です。
観葉植物におすすめのおしゃれな植木鉢の飾り方
1. 白の陶器鉢に観葉植物を飾る
観葉植物の葉っぱの鮮やかさを引き立てるなら、白い植木鉢が定番です。飽きのこないシンプルなデザインのものを選べば、植え替えるたびに色々な植物を育てて長く楽しめますよ。
ポトスやアイビーといった葉っぱに斑の入る観葉植物を植えるのがおすすめです。
2. 和風の植木鉢で観葉植物をシックに飾る
シダ類やガジュマルといった和を感じさせる観葉植物は、和食器風の植木鉢に飾るのがおすすめ。
和の雰囲気が一層引き立って、お部屋を落ち着いた雰囲気で満たしてくれます。日陰に強い観葉植物を植えれば、床の間などに飾るとオシャレですよ。
3. シンプルな素焼き鉢はリメイクして楽しむ
どんな観葉植物とも相性のよい素焼き鉢。ただ、あまりにシンプルすぎてお家に飾るのはちょっと…と考えがちです。そんなときは素焼き鉢をペイとしてリメイクしてしまうのはいかがでしょう。
自分好みのお部屋とマッチした植木鉢を作れますよ。転写シールや油性マジックで筆記体の文字を加えるだけでぐっとオシャレになる手軽さもあります。
4. テラコッタは観葉植物をオシャレに見せる定番の植木鉢
テラコッタ鉢は、アンティークな独特の風合いがオシャレな植木鉢です。その質感から、シルバーグリーンの葉っぱが魅力のオリーブとの相性は抜群。
重厚感があるので、フランスゴムの木やエバーフレッシュなど幹や枝がしなやかに伸びる観葉植物もよく似合います。
5. 丸みのある植木鉢でお部屋の雰囲気をやわらかくする
まるいフォルムの植木鉢は、優しい印象を与えてくれますよね。また色合いによってもイメージが変わり、ビビットカラーはポップに、シックなカラーは落ち着いた雰囲気になります。
バジルやオレガノ、アジアンタムなどこんもりと茂る観葉植物を植えるのがおすすめです。
6. つる性の観葉植物にはハンギング鉢がおすすめ
どんどんツルを伸ばして生長する観葉植物は、ハンギングプランターに植えてみましょう。壁や天井からぶら下げれば、効率的にスペースが活用できつつオシャレな雰囲気を演出できます。
植木鉢だけでなく、ロープやワイヤーなど吊るす素材にもこだわるとステキですよ。
7. モノトーンの縦長の深鉢でスタイリッシュに飾る
モンステラやウンベラータなど葉っぱが魅力の観葉植物を飾るときは、シンプルな縦長の植木鉢を選んでみてください。葉っぱが強調され、スタイリッシュで存在感のある観葉植物になります。
8. ジョーロで観葉植物を育てるとポップ
アグラオネマやペペロミア、ピレアといったかわいらしい見た目の観葉植物は、ジョーロ型の植木鉢に植えてみてはいかがでしょう。
葉色のインパクトとうまく調和して、ポップなインテリアプランツになりますよ。多肉植物の寄せ植えにすると、アンティークな風合いもプラスできます。
雰囲気に合ったおしゃれな植木鉢で観葉植物を飾ろう
おうちに観葉植物があると、オシャレな雰囲気になるからステキですよね。よりインテリアをおしゃれにするには、おうちのテイストと合った植木鉢を選ぶことが大切になってきます。
自分の部屋をみまわして、観葉植物にもお部屋にもよく似合う植木鉢を探してみてくださいね。
更新日: 2023年10月13日
初回公開日: 2015年09月08日