小道や花壇の周りに砂利が敷かれている庭は、和風で落ち着いた雰囲気がありますよね。土の表面に敷くと雑草を生えにくく効果もあり、最近では洋風の庭にも取り入れられています。種類によって色合いも様々で、モダンな庭やシックな庭、清潔感のある庭と好みのテイストを作り出すことができますよ。
今回は、ガーデニングにおすすめの砂利の種類と効果、それぞれの価格相場などをご紹介します。
砂利とは?庭に敷くようになったのはなんで?
砂利とは、直径2~5cmほどに砕かれた岩や石のことです。土に敷くことで雑草が生えづらくなる効果があります。また、種類が豊富で色や見た目も様々なので、庭作りの装飾としても人気があります。
ただ、一度敷いた砂利をきれいに取り除いたり砂利の間に入った落ち葉や雪の掃除がむずかし買ったりと心配な点もいくつかあります。住んでいる地域や自分の庭の環境に合わせた種類選びと、上手な使い方が大切になってきます。今回は、ガーデニングにおすすめの砂利の種類についてご紹介します。
庭に敷くのにおすすめの砂利の種類!各特徴、メリットは?
1. 白玉砂利
白玉砂利は、白い石灰岩を砕いて角が丸くなるように加工された玉砂利です。丸みのある白玉のような見た目と、和風・洋風のスタイルを選ばずにどんな場面でも使える勝手のよさがポイント。ただし、オフホワイトな色合いから泥汚れや落ち葉などが目立ちやすいので、掃除や汚れる原因を近くに置かない工夫が必要です。
2. 赤玉砂利
赤玉砂利は、赤褐色の色合いが特徴の砂利です。レンガとよく調和することから、洋風の庭にもよく使われます。庭に敷くだけで、明るい色合いをプラスすることができますよ。
3. 青玉砂利
緑がかった青色をした青玉砂利。神秘的な風色合いが魅力で、敷くと落ち着いた雰囲気を作り出してくれます。グレー系の砂利だと暗くなってしまう…と悩んだときは、青玉砂利を選んでみてください。
4. 五色砂利
五色砂利は、赤、緑、白系の濃さも様々な砂利を混ぜたものです。「五色」と名前に付けられていますが、遠くから見ると5色以上の色合いに見えますよ。また、雨に濡れると色が濃くなり、変化が楽しめるところもポイント。タイルの間にすき前を埋めるなど、ちょっとしたアクセントに加えるのがおすすめです。
5. 金華砂利
黒やおうど色、茶色などダークな玉砂利を混ぜあわせた金華砂利。混ざっている砂利の大きさも様々で、敷き詰めると明るくあたたかい雰囲気になります。乾いているときはグレー、濡れているときは黒~茶の色合いになります。和風やアジアンテイストの庭造りに重宝されます。
6. 那智黒石
碁石の黒石としても使われる那智黒石は、庭に敷く砂利としても人気があります。乾いたときはグレーですが、雨に濡れるとつややかな黒色になるのが特徴です。三重県熊野市神川町が産地として知られ、坪庭を作るときに使うと和の雰囲気を引き立ててくれますよ。
7. 伊勢砂利
伊勢砂利は、黄色や黒が一粒に混じり合い複雑な色合いをしている砂利です。多孔質なので、水はけや水もちがよく、庭に敷きやすい特徴があります。「あさけ砂」という名前で盆栽用土としても利用され、和風のお庭によく合います。
8. 緑化石
緑化石は、草餅のような鮮やかな黄緑色がきれいな砂利です。楕円形で乾いているときは白みがかった緑色をしており、水に濡れると色味が濃くなります。お庭に敷くだけでなく、花壇やプランターなどのアクセントに加えるのもおすすめです。
9. キャラメル砕石
キャメル砕石は、錆系から茶系の色合いがアンティーク調のシックなお庭によく似合う砂利です。天然石の自然な風合いを活かして、落ち着いた雰囲気を演出することができます。イングリッシュガーデンの装飾に使うと植物の鮮やかな緑色がよく映えます。
10. 輝宝石
輝宝石は、濡れても乾いても質感が変わらないのが特徴の砂利です。地面に敷き詰めるとマットな色合いがインパクト大。玄関先や道沿いに使うと、高級感のある庭作りが実現できます。
11. ピンクチップ
ピンクチップは、淡いピンク色の砕石です。桜の花びらのようなやさしく明るい色合いが特徴で、タイルやレンガとの相性もよいことから洋風の庭作のときによく使われます。ほかにも「イエロー」や「グリーン」など様々な色の種類があります。
庭の雰囲気に合った砂利の種類を選ぼう
砂利には様々な種類があり、色合いや粒の大きさなど見た目は様々です。自分のイメージに合った庭作りのために、好きな砂利を加えていくのは楽しそうですよね。地面に敷き詰めるのはなかなか大変ですが、花壇や玄関周りのスペースなどちょっとしたところから挑戦してみるとよいですね。
更新日: 2023年10月13日
初回公開日: 2016年08月16日