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【水はけの良い土にしよう!】水はけの悪い土を改善する方法とは?

ガーデニングをはじめるといずれ突き当たる問題があります。それが「水はけの悪い土」です。最近では、「バラ専用の土」や「観葉植物用の土」などそもそも「土の基本」を知らなくてもガーデニングが楽しめるようになったため、植物を育てはじめてから「土の水はけ問題」を知る方も多いはず。今回はそんな方に向けて、そもそも土とは何なのか、水はけのよい土の条件や水はけが悪くなってしまったあとの改善方法などをご紹介します。

水はけの良い土とは?土の水はけってなに?

ガーデニングの土とは、植物を育てるための家であり植物を支える土台です。土には3つの保持する力と1つの放棄する力があります。

保持するのは「栄養分」「空気」「水分」の3つで、放棄するのは「水分」です。水はけはこの中でいう「水分を放棄する力」のことで、「水はけのよい土」とは、植物が吸収できない余分な水を外へ出す土のことをいいます。

水はけが悪くなる原因は?

植え替え 鉢植え

水はけが悪くなる理由は3つあります。

1つは水分を保持する力が強すぎること、2つ目は時間がたつと水分を外に出す土の力が弱まること、3つ目は外に出した水がいつまでも同じ場所に留まっていることです。

水はけが悪くなりやすい条件を、以下にご紹介します。

  • 沼や泥状の土を使っている
  • もともと田んぼの跡などの湿地だった
  • 長年植え替えをしておらず、土も耕していない
  • 植木鉢の中で根詰まりを起こしている
  • 新築のため庭の地盤が固いため水が外に逃げない
  • 近くに山があり雨水や地下水が常に通っている

水はけを良い土にする方法は?

植え替え プランター 鉢

水はけをよくする方法には、植木鉢やプランターで育てている鉢植えの場合と、庭や畑で育てている地植えの場合があります。今回は、植木鉢とプランターに絞った改善方法をご紹介します。

鉢植えの水はけをよくする方法は、土を入れ替えて植え替えをすることです。鉢植えの場合、数年も同じ鉢と土を使い続ければ、必然的に土が水を外に出す力(排水力)が衰えます。これは仕方のないことなので、新しい土に入れ替えましょう。

また、数年もたてば植物の根が生長して、植木鉢の中を占める根の面積が大きくなります。この状態が長く続くと根詰まりを引き起こすので、その前に植え替えを行いましょう。

植木鉢なら1〜2号ほど大きなサイズを用意して、新しい土を入れて株を移してください。

庭や鉢の土を水はけのよい土に改善してガーデニングを楽しもう

水はけが悪い状態が続くのは、植物にとって何もよいことがありません。「いつもよりも水の浸透が遅いな?」「鉢底から水が出てくるまで時間がかかるようになった」と感じたらできるだけ早い段階で対処しましょう。

水はけのよい土が維持できるようになると、ガーデニングがもっと楽しくなりますよ。

更新日: 2023年03月22日

初回公開日: 2015年07月03日

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