観葉植物は、インテリアグリーンとも言われ、オシャレでリラックスできるお部屋作りには欠かせないアイテムとして今注目を集めています。でも、大型の植物を置くスペースがなかったり、大型の鉢は植え替えが面倒だ、という心配もありますよね。
そこで今回は、上から吊るして楽しめるインテリアグリーンについてまとめました。吊り下げ方法やおすすめの観葉植物も併せてご紹介しますので、ぜひお部屋作りの参考にしてみてください。
観葉植物を吊るすコツは?
空いているスペースの雰囲気と合わせる
せっかく室内に観葉植物を飾るなら、インテリアや雰囲気に合わせたいもの。まずは、お部屋の中のどこに飾るかをきめましょう。
その周りの家具はどんなテイストですか?ウッドな家具が多いならナチュラルな素材、モダンな雰囲気ならモノトーンの植木鉢を使うなどテイストを合わせることが大切です。
素材にもこだわる
植物を飾る植木鉢や吊り下げるヒモなど、細かいところに個性は現れます。ロープを使えば温かい雰囲気に、ワイヤーを使えばシンプルでシックなイメージに仕上がりますよ。
植木鉢と吊り下げる素材の相性も大切です。エアプランツなどはハンギングガラスに飾ると清潔感が出てすてきですね。
観葉植物のオシャレな吊り下げ方8選
1. 天井から吊り下げる
「天井にフックをつけて鉢を吊り下げる」のは、一番ポピュラーな吊り下げ方です。プランターに麻ひもなど丈夫なをしっかりとくくりつけるのがポイント。安全面を考えると、ハンギングプランターは、なるべく軽いものがおすすめです。
賃貸で天井に穴を開けられない方や一人で取り付ける必要がある方向けには、釘跡が目立たず取り付けが簡単な「マジッククロス8」などのフックも販売されているので上手に利用してみてくださいね。
2. カーテンレールや突っ張り棒に吊り下げる
天井や壁に穴が空けられない方は、カーテンレールや突っ張り棒にS字フックをかけて吊り下げてみてください。特に日光を好む観葉植物を吊り下げれば、窓ぎわは風通しもよいので観葉植物がすくすく育ってくれますよ。
ただ、土が植木鉢からこぼれ落ちてこないよう、専用のスポンジなどを使って底の穴を塞いでおくのを忘れないよう気をつけてくださいね。
3. テグスやワイヤーで吊るす
エアプランツのような土を必要としない観葉植物の場合、直接テグスや細いワイヤーを巻き付けて吊るすことができます。
土を入れる必要がないため穴あきの容器に入れたり、いくつも連続してつなげたりとオシャレに飾り付けを楽しめますよ。テグスを使えば、まるで宙に浮いているように見えるので、いろいろチャレンジしてみてください。
4. 壁面に飾る
コウモリランのような板につく着生植物や多肉植物の寄せ植え、土のいらないエアプランツなどの観葉植物であれば、壁の額縁にはめて壁面に飾ることができます。
お気に入りの額縁や写真たてなどにワイヤーやテープなどで貼りつけていきましょう。立体的でユニークなインテリアとして部屋の雰囲気を変えてくれますよ。
思ったよりもコンパクトにまとまるので、飾る場所を選ばないのがうれしいですね。
5. プランツハンガーでオシャレに飾る
編んだ麻ひもなどで作られたプランツハンガーで観葉植物を吊り下げる方法です。自然素材で作られているので、どんな鉢とも相性がよく、ナチュラルな雰囲気にも、北欧風にも、カジュアルに飾ることもできます。
緑色を多めにしたり、数が多いほど色や形などのテーマをもてば、統一感のあるステキな空間のできあがりです。
6. スカイプランターで吊るして不思議空間
植物を逆さまに吊るすスカイプランターが、ガーデンカフェなどで話題にもなっているオシャレアイデムです。専用の鉢を使えば、中身が落ちてくる心配もありません。
たくさん吊るすと、まるでアート作品のような仕上がりになります。
7. 空き缶やスチール缶をリユースして吊り下げる
お気に入りの空き缶やスチール缶など今あるものを再利用(リユース)して、プランター代わりにしてみるのもおもしろいですよ。
オシャレな空き缶やブリキ缶は、市販されているものもあるので、植物にあった色た質感の素材を選ぶのがポイント。
空き缶なら、底に水抜きの穴を開けて、麻ひもで吊るせば根腐れの心配もなくなります。紅茶やスープなどの空き缶をリメイクして、オリジナルのリユース鉢を作ってみてはいかがでしょうか。
8. 籐カゴを鉢カバーにしてナチュラルな吊り下げディスプレイ
籐カゴに鉢を入れて植物を吊り下げばナチュラルなテイストに仕上がります。柵やベランダなどに引っかけて吊り下げるタイプもあるので、飾り場所も選んで楽しめます。
季節に合わせて、カゴと植物の組み合わせを変えると、庭やお部屋の雰囲気がガラリと変わりますよ。そのまま棚に置いてもステキなインテリアになるのがうれしいですね。
吊り下げるのに向く観葉植物は?おすすめ6選
室内での吊り下げやハンギングに向いている観葉植物は、下に向いて生長するツル性の観葉植物や、水をたくさん必要としない植物です。ツル性の植物はディスプレイ方法を工夫することで楽しみ方が無限大に広がります。
多肉植物は水やりの手間が少なくすむので、たびたび吊り下げたところから取り外さなくてもよい手軽さがおすすめのポイントです。以下に、吊り下げるのに向く観葉植物のおすすめの種類をご紹介します。
1. アイビー
アイビーは吊り下げて飾るには鉄板の観葉植物です。手のひらのように広がる葉っぱからはかわいらしさも感じられます。丈夫で育てやすく、日当たりの悪い場所でも元気に育ってくれますよ。
2. ワイヤープランツ(ミューレンベキア)
丸くつぶつぶの葉っぱを細い茎にたくさん連ねるワイヤープランツ。
風水では丸い葉っぱには調和やリラックスをもたらす効果があるとされているので、リビンぐや寝室など気持ちを落ち着かせたい場所に飾るのがおすすめです。
水切れが苦手なので、手の届きやすい場所に吊り下げて楽しんでみてください。
3. グリーンネックレス
多肉植物の中でも、グリーンネックレスは吊り下げるのに向く種類です。丸いつぶつぶがネックレスのように鉢から吊り下がる姿がステキ。どんな植木鉢とも相性がよいので、お部屋のテイストに合わせて飾り方を選べます。
4. ポトス
ポトスは、初心者でも安心して育てられる観葉植物です。丈夫で耐陰性も高いことから、飾り場所を選びません。葉っぱに白や黄色の斑が入る植物を選べば、お部屋を明るい雰囲気に変えてくれますよ。
5. シュガーバイン
花火のように5枚の葉っぱを広げるシュガーバイン。ツルも細く、全体的に繊細な印象から、特に白を基調とした家具との相性は抜群です。
植木鉢や吊り下げるヒモも全部白で統一すれば、葉っぱの緑がよく生えるインテリアになります。
6. エアプランツ
土に植えなくても育つエアプランツは、吊り下げて楽しむのにもってこいの観葉植物です。
電球を活用したり、アンティーク調の鳥かごの飾りを使ったりと、お部屋のテイストに合った飾りで楽しむことができます。小さいものであれば100均でも買えるので、手軽にはじめられるのも人気の秘訣です。
観葉植物を吊るす方法はさまざま!
吊るして育てるハンギングは、場所をとらず、しかもオシャレにグリーンを楽しめる方法のひとつです。
ただ、日光の当たる量や風通しのよさなど、植物が育つ重要なポイントは変わらないので、家のつくりによっても最適な吊るし方や吊るし場所は違います。
色々と試しながら、観葉植物のハンギングを楽しんでみてくださいね。
更新日: 2022年06月08日
初回公開日: 2016年04月25日