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【シュガーバインの育て方まとめ】植え替えや水挿しの時期と方法は?花言葉は?

シュガーバインは、5枚の葉が手を広げたように見える、つる性の植物です。寄せ植えもしやすく、濃い緑の葉が白い鉢によく似合うことからインテリアとして人気があります。今回は、シュガーバインの花言葉に加え、水挿し・植え替えの時期や方法などの育て方を紹介します。

シュガーバインとは?どんな花を咲かせる?

シュガーバインとは、オランダでの品種改良によって作り出された園芸品種のことです。葉の裏に甘くて白い樹液をつけることから「sugar(砂糖)」「vine(ツタ)」と名付けられました。

また、ごく稀にですが、2mmほどの花びらが重なってボールのような花を咲かせます。開花期は3~6月頃で、十分な日光を浴びて適温の状態が続くと開花します。

シュガーバインの学名・原産国・英語名は?

学名
Parthenocissus sugarvine
科・属名
ブドウ科・パルテノキッスス(ツタ、シッサス)属
英名
Sugarvine
原産地
オランダ(園芸品種)
開花期
3~6月
花の色
ピンク、赤
別名
パルテノシッサス・シュガーバイン
パーセノシッサス・シュガーパイン

シュガーバインの仲間は、どんな種類がある?

シュガーバインは園芸品種なので、他の品種はありません。今回は、シュガーバインと同じパルテノキッスス属の植物をご紹介します。パルテノキッスス属は、吸盤をもつ巻きひげ(気根)が、何かに吸着しながら伸びていくという特徴があります。

ヘンリーヅタ

1箇所のツタの先から5枚の小葉が生えている掌状複葉(しょうじょうふくよう)タイプの品種。葉脈に沿って、白い模様が入っています。生長につれ、葉っぱの色が赤、赤紫、深緑色へと変化し、秋には鮮やかに紅葉し、黒い果実を実らせます。春には黄色の花を咲かせます。

ツタ(ナヅタ)

緑色の葉は、3枚ほどに浅く裂けるか、完全に分かれた複葉になります。秋は美しく紅葉し、目立たない花を咲かせたあとに小さな紫紺色の実ができます。

バージニアヅタ

葉は5枚の掌状複葉で、縁がギザギザの形状をしている品種です。品種によって散り斑が入り、浅いグリーン色の葉は、秋に紅葉します。あまり目立ちませんが、夏には花を咲かせます。

パルテノキッスス・シュガーバイン(パルテノシッサス・シュガーバイン)

5枚の掌状複葉タイプです。葉は光沢のある深緑色で、ややギザギザの縁をしています。葉の裏からほんのり砂糖のように甘い香りを漂わせる白い樹液を出し、水やりをすると甘い香りがします。

シッサス・アマゾニカ

長さ15cmほどで、尖った卵形や心臓形の葉っぱをしている品種です。薄いシルバーがかかった緑色の葉は、葉脈が白く、裏側はワインレッドの色をしています。色合いと葉の形が美しい品種です。

シッサス・エレンダニカ

グレープアイビーの園芸品種。光沢のある濃い緑色の葉と、長さ5~10cmほどの深い切れ込みがある3枚葉が特徴です。茎から巻きひげを出して這い上がりますが、絡みつく力はやや弱めです。

シュガーバインの花言葉は?

『すこやか』

小さいながら強健な性質で、耐寒性にも優れており、明るい室内であれば、通年で育てられることから「すこやか」という花言葉がつけられたといわれています。

シュガーバインの苗植え!鉢植えの時期と方法は?地植えは向かない?

シュガーバインは、基本的に地植えより鉢植えで育てます。室内であれば適温を保つことができるので、激しく寒い時期や地域を除いて、いつでも植え付けられますよ。

夏場の直射日光には要注意。ただ、日光が全くあたらないと葉色が悪くなるので、カーテン越しの窓際でよく日光浴をさせます。野外で育てるときは、春や秋に、少し遮光をすると葉色がよくなりますよ。

シュガーバインの育て方!土作り、水やり、肥料の時期と方法は?

土作り

水はけのよい土を用意します。市販の観葉植物専用の土か、自分で作る場合は、赤玉土(小粒)5:腐葉土4:ピートモス1の割合で混ぜます。

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。秋から冬にかけて、最低気温が20度を下回ってきたら、徐々に乾燥期間をのばしましょう。冬場は、土の表面が乾いて2~3日ほど経ってから水やりをするので十分。与えすぎると根腐れを起こしてしまいます。室内で育てるときは、鉢皿の水を捨てるようにしてください。

肥料

肥料が少なくても枯れることはありません。生育期である4~10月頃に、観葉植物用の液体肥料を2週間に1回ほど与えます。それ以外の時期は、根が傷んでしまうので必要ありません。

シュガーバインの剪定の時期や方法は?

シュガーバインは、生長すると下葉がなくなっていきます。見苦しくなったときは、植え替えと同時に短く切り戻しましょう。しばらくすると、切った場所から新しいつるが伸びてくるので、樹形を整えます。

長く伸びた茎も整え、切り落としたものは挿し木としても利用できます。また、混みあっている場所は間引いて風通しをよくします。

シュガーバインの育て方!植え替えの時期と方法は?

2年に1回くらいを目安に、5~6月頃に植え替えます。鉢底から根が出始めたり、水はけや水もちが悪くなったりしたら、植え替えのサイン。一回り大きな鉢へ植え替えましょう。

シュガーバインの増やし方!水挿し・挿し木の時期と方法は?水耕栽培もできる?

シュガーバインは挿し木や水挿しで増やすことができます。生長期の4~6月、9月中旬~10月下旬に、葉のついた2~3節の挿し穂を、根元に近い1番下の葉を取り除いて水に浸します。明るい日陰で、水を切らさないように管理しましょう。発根したら、土に植え替えます。

水挿しは、グラスやビンに水を入れ、切りとったツタを挿し、毎日水を入れ替えて発根するのを待ちます。発根後、十分に根が生長したら土に植え替えて、しばらく土を湿った状態で維持してください。

水耕栽培

水耕栽培とは、水挿しの状態で育て続けること。切ったつるを水に浸して根が出たら、そのまま育ててみましょう。日光が容器にあたってしまうと根が出にくいので、明るい日陰で管理するとよいですよ。毎日水をかえるのがポイントです。

シュガーバインが枯れる原因は?どんな病気になる?

耐寒性のあるシュガーバインですが、夏の暑さと強い日差しに弱く、30度以上の気温で枯れてしまうことも。枯れた葉やつるにカビが発生することもあるので、こまめに取り除いて手入れをしてください。

また、屋外やベランダで育てる場合、アブラムシやカイガラムシがつくことがあります。アブラムシはテープでペタペタと取り除いたり、殺虫剤で退治したり。葉の裏に霧吹きで水をかけるとアブラムシの発生を予防できますよ。

カイガラムシは、幼虫であれば殺虫剤で、成虫であればブラシなどでこすり落として退治します。

シュガーバインの育て方のポイントは?

シュガーバインは、日当たりのよい環境を好むので、風通しのよい明るい日陰で育てるか、窓際などカーテン越しの明るい場所で育てましょう。育成には、25度前後の気温が適温です。

シュガーバインの育て方を楽しもう!

シュガーバインは、0度以上の気温と霜よけをすれば、屋外でも冬越しができるほど丈夫な植物です。つる性なので樹形も整えやすく、インテリアとして壁や棚に飾るとおしゃれに。少し高い位置から愛らしい緑の葉を垂れ下げると、清潔感ある雰囲気を味わえます。

シュガーバインでオリジナルのインテリアグリーンを作って、楽しんでみてくださいね。

初回公開日: 2015年08月31日