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【ワイヤープランツの育て方】枯れる原因や剪定方法は?地植えできる?

細いツルにたくさんの小さな葉っぱを茂らせるワイヤープランツ。地面に植えて楽しめるほど丈夫なぶん、知らない間に枯れてしまった…なんてことも少なくありません。

そこで今回は、枯れる原因や剪定方法などワイヤープランツの育て方をはじめ、庭で楽しむ方向けの地植えの方法も合わせてご紹介していきます。

ワイヤープランツとは?育て方が簡単な観葉植物なの?

ワイヤープランツとは、タデ科・ミューレンベッキア属に分類される観葉植物です。「ツル」と呼ばれる長い茎を伸ばし、鉢のふちから無数に垂れ下げる様子が特徴です。

ツルにつく葉っぱは小さく、鮮やかな緑色をしています。品種によっては淡い黄色とマーブル模様になっているものもありますよ。

ワイヤープランツを育てる前に準備するグッズは?

  • 鉢に植えられたワイヤープランツ
  • ジョウロ
  • 霧吹き
  • 剪定バサミ
  • 液体タイプの肥料

ワイヤープランツをお部屋の観葉植物として楽しむときは、まず鉢に植えられているものを購入します。

「ポット苗」と呼ばれる黒いビニール製の鉢に植えられているものも販売されていますが、別で鉢を購入し、植え替えが必要になるので注意してください。

あわせて上記のグッズをそろえておくと、すぐに栽培に取りかかれます。

ワイヤープランツの育て方!水やりや肥料の与え方は?

ワイヤープランツは、水が足りなかったり、栄養が不足したりすると元気がなくなります。特に水やりのタイミングを間違わないことが長く栽培をしていくポイントですよ。

ここからは、水の与え方や肥料の与え方など、ワイヤープランツの日々の育て方をご紹介します。

水の与え方

乾燥した環境が苦手なワイヤープランツは、他の観葉植物に比べて水やりの回数が多いです。鉢の土が乾いたら、たっぷりと水を与えるようにしましょう。普段から土の状態に気を配ると安心です。

ただ、土が常に湿っている状態が続くと、根が腐って枯れます。土が乾いているか不安な方は、割りばしを土に挿しておきましょう。時々引き抜いて、湿っていないときに水やりをすると失敗が減りますよ。

肥料の与え方

ワイヤープランツは5〜10月によくツルを伸ばします。肥料を与えて生長をサポートしてあげましょう。

液体タイプの肥料を使うときは、2週間に1回水やりがわりに与えます。固形の緩効性化成肥料は生えぎわへ置くように2ヶ月に1回あげてください。

ワイヤープランツが枯れる原因は?

ワイヤープランツは丈夫なぶん、放っておいても大丈夫と思ってしまい、枯れさせる場合も少なくありません。そこでここでは、普段気をつけておきたい、ワイヤープランツが枯れる原因をいくつかご紹介します。

水不足

葉が黄色くなって枯れ落ちたら、水が不足している証拠です。土が乾いてから水やりをするまでのタイミングを早めてみてください。

葉っぱがしおれているようなら、水やりとは別に毎日霧吹きで葉っぱに水を吹きかけるとハリが戻ります。

水のあげすぎ

水をあげすぎると、土の中の酸素が足りなくなってワイヤープランツの根が窒息状態となり、腐ります。これが「根腐れ」という状態です。

あたたかい時期であれば植え替えをして、腐った根を切り取りましょう。

長時間の直射日光

明るい場所を好むとはいっても、強い日差しに当たると葉っぱが焼けて枯れます。特に夏の直射日光は強すぎるので、ワイヤープランツを窓から少し離すなど、場所を移しましょう。

霜や寒風

ワイヤープランツは氷点下5度近くまでの寒さに耐えられますが、霜や寒風にあたると一気に葉っぱが落ちます。気温が下がってきたら、お部屋の内側などあたたかい場所に取り込みましょう。

根が枯れていなければ、翌年の春に再び新しいツルを伸ばしまてくれますよ。

病害虫

乾燥した環境だと「ハダニ」という害虫の被害にあいます。ハダニは、主に葉っぱの裏につき、葉っぱを食い荒らしてしまいます。

大量に発生するので、見つけたら専用の殺虫剤をまいて早めに駆除しましょう。

ワイヤープランツを剪定する時期と方法は?

育てる年月が長いほど、ワイヤープランツのツルも長くなります。ちょっと長すぎるなと感じたときは、4〜6月にツルを適当な長さに切りそろえます。この作業を園芸用語で「剪定(せんてい)」といいます。

葉っぱが落ちてツルだけになっているようなら、バッサリと切り落としてもかまいません。切ったところから新しい芽が左右に生えて、結果的に葉っぱのボリュームが増えますよ。

ワイヤープランツの植え替えの時期と方法は?

ツルが伸びるぶん、ワイヤープランツの根も長くなります。長い間同じ鉢に植えていると根が伸びるスペースを失い、根が先端から腐って枯れるので、2~3年に1回、4~6月頃に植え替えをしましょう。

■ あらたに揃えるグッズ

  • 今よりも一回り大きな鉢
  • 草花用培養土か観葉植物用培養土
  • 鉢底ネット
  • 鉢底石
  • 割りばし
  • ゴム手袋か軍手
  • ビニールシートか新聞紙

■ 植え替えの手順

  1. 水やりを控えて土を乾燥させる
  2. 作業する場所にビニールシートを敷く
  3. 新しい鉢の底穴に鉢底ネット、鉢底石を順に敷く
  4. 土を鉢の1/3ほどまで入れる
  5. 鉢からワイヤープランツを引き抜き、根についた土を手でやさしく揉んで落とす
  6. 黒ずんでいる腐った根を剪定バサミで切る
  7. 鉢の中心に植物を置き、縁から下2〜3cmのところまで土を入れる
  8. 土の表面を割りばしでつつき、根の隙間まで土をなじませる
  9. 鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをする

これ以上鉢を大きくしたくないというときは、ツルを剪定し、同じ分量だけ根を切ります。これで、根とツルのバランスを調節できます。ツルを1/2の長さにしたら、根も1/2切るといった具合です。

植え替えのタイミングで別の育て方にできる?寄せ植えのコツは?

植え替えのタイミングで、ワイヤープランツをほかの植物と一緒に寄せ植えにできます。

横向きや下向きに伸びる植物なので、上に向かって生長する植物との寄せ植えの相性がよいです。水やりでご紹介したとおり、水切れに弱いので、多湿な環境を好む植物と一緒に寄せ植えすると長く楽しめますよ。

花ならガーベラやシクラメン、パンジーなどと寄せ植えにされているのをよく見かけますね。ワイヤープランツの鮮やかな葉っぱが、明るい色の花を引き立ててくれますよ。

ワイヤープランツは増やせるの?

ワイヤープランツの栽培に慣れてきたら、増やして楽しむのはいかがでしょうか。方法はツルを土に挿して増やす「挿し木(さしき)」と、根とツルを当分に分けて別々に育てる「株分け(かぶわけ)」の2通りです。

別の記事で詳しく解説しているので、興味のある方はぜひ試してみてください。

ワイヤープランツは窓際での栽培がおすすめ!

ワイヤープランツは日差しを好むので、窓辺に置いて育てます。乾燥には弱いところがあるので、エアコンの風が直接当たる場所は避けるようにしてください。

針金のようなツルの無造作な伸び方を生かして、本棚や出窓の上から垂れさげると、お部屋のアクセントになりますよ。

ワイヤープランツは地植えできるの?

ワイヤープランツは氷点下5~0度であれば耐えられるくらい寒さに強い観葉植物です。霜の降りないあたたかな地域であれば、地面に植えて育てることも可能です。

庭に植物を植えることを、園芸では「地植え」といいます。庭をお持ちの方はぜひチャレンジしてみてください。

明るく風通しのよい場所を選び、ワイヤープランツの根がすっぽりと入るくらいの穴を掘ります。堀った土に腐葉土をたっぷりと混ぜ、ワイヤープランツを植えれば完成です。

ワイヤープランツは育て方の幅が広い植物

寒さに負けない丈夫さから、室内はもちろん、屋外でも育てられるワイヤープランツ。飾ると、まわりがパッと明るい雰囲気になります。

軽い鉢に植えて天井から吊り下げて飾るといった工夫がこらせるのも、ワイヤープランツが多くの人に好まれる理由です。自分にあった飾り方をみつけて、長くワイヤープランツを楽しんでくださいね。

初回公開日: 2015年09月29日