初めてガーデニングをしてみようと思ったとき、最初に必要となるのがガーデニング雑貨や園芸用品です。ガーデニング雑貨や園芸用品といっても、室内で観葉植物を育てるときと、庭で花壇を作りたいときとでは、必要な道具が違ってきます。今回は、そんなガーデニングをはじめる方に向けて、どんなグッズやアイテムが必要になるのか、お得な初心者セットや人気のグッズなどをご紹介します。
ガーデニング用品や園芸道具選びの3つのポイントは?
必要最低限のグッズから集める
ガーデニングに必要なアイテムを選ぶときのポイントは3つあります。1つは、ガーデニングで何を楽しみたいのか決めること、2つ目は「あったらいいな」という商品を買わないこと、3つ目は、自分の扱いやすい大きさ・重さのグッズを選ぶことです。
まず、どんなグッズが必要になるのかを知るには、「何をしたいか」を決めます。たとえば、「直径1cmほどの枝を切りたい」なら「剪定用のハサミ」が必要になります。「1cmの枝が切れる」という条件を満たしたうえで、デザインや色の好みが合うハサミを探しましょう。
ガーデニングにあると便利な園芸用品一覧
1. ガーデニングエプロン
ガーデニングエプロンは、土や水で衣服を汚さないために身につけるエプロンです。布や合成樹脂など素材は様々で、中には園芸グッズをしまえるようにポケットがたくさんついている種類があります。
通販での価格は1,000〜10,000円と幅が広く、丈夫さや洗濯のしやすさなどをポイントに選ぶのがおすすめです。
2. ガーデニングブーツ・シューズ
ガーデニングブーツやシューズは、防水性に優れた長靴やブーツなどを主に指します。中には、スリッパタイプのような簡易な種類もあるので、自分の用途に合ったタイプのガーデンシューズを選びましょう。
ベランダガーデニングならスリッパタイプ、お庭など室外なら長靴やブーツタイプがおすすめです。
3. ガーデニンググローブ・手袋
ガーデニンググローブは、手を怪我や汚れから守ってくれる園芸専用の手袋です。キッチンの掃除で使うような軽量で薄い使い捨てタイプや分厚いゴム手袋タイプ、バラのようなトゲのある植物を触っても平気な頑丈なタイプまで種類はたくさんです。
4. 植木鉢・プランター
植物を植木鉢で育てるなら植木鉢やプランターが必要になります。特に、室内で育てるときは必須アイテムです。植木鉢・プランター選びで大切なのは、「大きさ、素材、重さ、色、形」です。
スタンダードな円形や長方形、円錐など形が様々なうえ、白、黒、赤などカラフルな色合いが揃っているので、お部屋や花壇のテーマや雰囲気に合わせた種類を選びましょう。
5. 花瓶・フラワーベース・フラワースタンド
切り花や水栽培を楽しむなら、ガラスの花瓶やフラワーベースが必要になります。使わなくなったコップやビンを再利用したり、リメイクして使うのもおすすめです。
植物の生長過程を見て楽しみたい方は、透明なガラスの花瓶を用意しましょう。また、できるだけ容量の大きい方が水が汚れにくいので、植物が長生きしてくれますよ。
6. 土・肥料
花を咲かせたり、実をつけさせたりするには、土作りと肥料の与え方がポイントになります。初心者の頃は、肥料が混ぜてある市販の観葉植物用の土や種まき用の土、ハーブ用の土など、汎用性の高い土を使うのがおすすめです。
もしくは、ブルーベリー用やバラ用の土など、個別に作られている土があればそちらを優先的に利用しましょう。
育成や栽培に慣れてきたら、自分でオリジナルの土作りにチャレンジしてみましょう。オリジナルでは、植物の好みに合わせた微妙な調整ができるため、年単位での育成を終えると大きな差となって現れます。
7. シャベル・スコップ
ガーデニングを楽しむうえで必ず必要になるグッズの1つがシャベルやスコップです。スコップやシャベルは、「素材、大きさ、重さ」などをポイントに選びましょう。
安価なシャベルは、もろく錆びやすいことが多いので、何を購入しようとしているか確認してから購入しましょう。刃こぼれやサビがついたまま植物に触れると、切り口や傷口から病害虫が侵入し、枯れるかもしれないので注意してください。
8. ジョウロ・霧吹き
じょうろや霧吹きは水やりに必要なガーデングッズの1つです。土を十分に湿らせるために必要な容量と、株と植木鉢の間に水やりができるようジョウロの先は尖っているのです。
また、ジョウロの先の形はシャワー状と筒状の2タイプがあり、水をかける土の面積が小さい鉢なら筒状、プランターなど水やりの面積が広いならシャワー状がおすすめです。
霧吹きは、霧が細かいタイプが理想です。霧吹きをもっていないなら100均などで揃えても構いません。すでに霧吹きをもっている方は、広範囲で細かい霧になる種類の購入を検討してみてください。
9. 剪定ハサミ
剪定ばさみは、植物を育てるうえでもっておきたいグッズです。通常のハサミでも茎や枝を切っても構いませんが、太い枝でも切れるほど切れ味がよく、手への負担が少ないので長期的に利用することを考えると剪定ばさみを購入するほうがおすすめです。
10. 高枝切りハサミ
高枝切りハサミは、庭木の剪定や果樹の収穫に利用するためのガーデニンググッズです。脚立やはしごを使って背の高い樹木の手入れをするときに役立ちます。
中には3〜5mほどまで伸びるタイプもあるので、脚立やはしごを使いたくない方はそちらの購入を検討してください。
11. ノコギリ
ノコギリは、高枝切りハサミや剪定ハサミでも切れない太い枝を切るためのグッズです。本格的に庭木の栽培や剪定、加工などの作業をするときに便利なガーデニンググッズです。
主に農業や林業の方が利用することの多かったアイテムですが、最近では軽量で扱いやすい商品も作られているので、DIYを楽しむ方などに人気があります。
12. ヘッジトリマー
ヘッジトリマーとは電動ノコギリのことです。主に、植木のメンテナンスや樹形を整えるために利用されます。目隠しに植えた庭木など、広範囲の樹木を短時間で手入れをするときに役立ちます。
13. 草刈機・芝刈機
草刈機や芝刈機は、雑草の多い庭や芝生を敷いている庭のメンテナンスに欠かせないガーデニンググズです。草刈機や芝刈機は、保管場所や定期的なメンテナンスが必要になるので、しっかりとした庭を作ったり、広い敷地をもっている方におすすめです。
14. ガーデンチェア
ベランダやお庭にそのまま置いておくイスをガーデンチェアといいます。雨ざらしになると汚れてしまうので、大きな樹木の下や屋根のあるベランダで使うと長持ちしますよ。
天気のよい日は、家族でBBQしたり、日向ぼっこしたり、外での活動を楽しみたい方におすすめです。
15. ガーデンベンチ
ガーデンベンチは、ガーデンチェアよりも場所をとる分、複数人で利用したり、椅子の上でお昼寝ができるガーデニンググッズです。
ガーデンテーブルと一緒に買えば、本を読んだり、食事をしたりとよりガーデニングを堪能できるかもしれませんね。
16. ガーデンテーブル
ガーデンテーブルは、屋外で利用するテーブルです。ガーデニングでは、ベランダガーデニングや庭に置いて、エクステリアアイテムやアウトドアな活動に役立ちます。
ガーデンテーブルは、スペースに合わせたサイズ選びが大切です。思っていた以上に重たい場合や大きい場合は、一度設置したあとに移動させにくいので、利用スペースの採寸や雨に強い素材かどうかなどを事前に調べておきましょう。
17. ガーデンパラソル
ガーデンパラソルは、日よけや雨除けに便利なガーデニンググッズです。ガーデニングパラソルがあれば、日焼けや突然の雨にも対応できるのできます。
また、野ざらしになりがちなガーデンテーブルやガーデンチェアも雨や日差しから守ってくれるので、ガーデン用品が長持ちしますよ。
18. ガーデンライト
ガーデンライトは、庭に設置する照明のことです。夜の庭の風景を楽しみたい方や玄関までの道のりが暗い方におすすめです。地面に置くようなタイプから埋め込みタイプ、背丈の高いタイプや低いタイプなど、立地に合わせた商品を選びましょう。
19. ガーデンオブジェ・オーナメント
ガーデニングを楽しく、より個性的に変えてくれるのがガーデンオブジェやオーナメントです。自分らしさを加えやすく、また世界観を色濃くしたいときにおすすめです。
また、ちょっと庭がさみしいな、というときのワンポイントアクセントにもなります。例えば、冬の庭に冬の生き物を飾ってみたり、水辺に鳥を並べてみるだけでも印象が変わるので、ぜひ試してみてください。
20. ガーデニングフェンス
ガーデニングで背景を飾るのが、ガーデニングフェンスです。隣の家からの目隠し、泥棒や小動物の侵入を防ぐ効果があります。フェンスの設置は、時間がかかるので初めての方は専門家に依頼するも一つの方法です。
DIYがお好きな方は、ぜひ自作にチャレンジしてみてください。あとでペンキを塗って色を変えたり、プランターをかけたり、つる性の植物を絡ませるとワンランク高い使い方が楽しめるのでおすすめです。
21. ガーデンファニチャー
ガーデンファニチャーは、ガーデニングで利用するガーデンチェアやベンチの総称です。「ファニチャー」は英語で「家具」などを意味するため、ガーデンチェアやガーデンテーブル以外にスタンド式の郵便受けやテント、ガーデンライトやガーデンパラソルなども含みます。
ガーデニンググッズを1つ1つ選ぶのが手間な方は、ガーデンファニチャーやガーデンファニチャーセットから一式そろえるのもおすすめです。
ガーデニング雑貨や園芸用品を選ぶときの注意点は?
ガーデニング雑貨や園芸用品を選ぶときは、事前にアイテムの置き場所とメンテナンス方法まで調べて、置き場所を用意するようにしましょう。置き場所に困ったり、メンテナンスを放置しておくと、グッズが長持ちせずに余計に費用と手間がかかります。
例えば、使い終わった剪定ハサミの刃は、クリーナーで掃除しておいたり、冬の時期にしまっておく倉庫を用意したり、使い終わった後の置き場所なども購入前に用意しておきましょう。
ガーデニング初心者はセット売りの園芸用品がおすすめ
上記の章では、「ガーデニングで楽しみたいか」を決められれば、「何を買うか」は決まる、という商品選びのポイントをご紹介しました。ただ、「そもそもガーデニングで何を楽しめるのかわからない」という方も多いはず。
そんな初心者の方には、移植スコップ、移植こて、土ならし、すきなどのいくつかガーデニング用品がまとめて販売されているセット商品がおすすめ。また、1つ1つガーデニンググッズを購入するのが手間だという方もぜひ検討してください。
ガーデニング雑貨や園芸用品を揃えてもっとガーデニングライフを楽しもう
ガーデニング雑貨や園芸用品のまとめはいかがでしたか。ガーデニンググッズやアイテムに愛着をもって扱うようになれば、グッズの使い方が上手になって植物を長く楽しめるようになります。また、植物の管理に慣れてくればガーデニングライフをより楽しい時間に変えられるかもしれません。
更新日: 2023年10月13日
初回公開日: 2016年11月02日