ガーデニングやお庭がきれいだと心が安らぎますよね。しかし、ふとするといつの間にか余計な雑草が顔をだしているなんて経験もあるのではないでしょうか。今回はそんなときに大活躍の除草剤をご紹介します!安全な除草剤や用途別の除草剤など、おすすめもピックアップしていますので、ぜひ合わせてご覧ください。
安全な成分のおすすめ除草剤4選!
除草剤で気になるのは効果だけでなく、安全面も気になるところですよね。おすすめはアミノ酸系の除草剤です。土に落ちた液剤は自然に分解されるので、安心して使うことができます。
また、以下の3製品は農薬登録された除草剤でもあるので、植栽地に使用できるのも特徴です。同成分でも登録がないものを使用すると違法となるので、ご注意下さいね。
お庭のお掃除一年生 500ml [GreenSnap×レインボー薬品]
- 種類
- 液状タイプ
hortiを運営するGreenSnapがメーカーとコラボした、食品成分(クエン酸とミネラル)を使った安全成分の優しい除草液。枯らしたい雑草にそのままスプレーするだけで、手軽に使用できます!
お庭を綺麗にした先の、ガーデニングの楽しさを伝えていきたいという思いから誕生した「お庭と暮らすシリーズ」には、他にコケの駆除剤があります。「除草剤=危険」というイメージを払拭すべく、こだわって考えられたパッケージデザインはどちらもとてもかわいいので、お家のどこにおいてもおしゃれに馴染みます。
効果がどのくらいあるのか気になる方のために、実際に「お庭のお掃除一年生」を使用したGreenSnapユーザーさんの投稿を少しだけご紹介します。この方の場合は、スプレーしてから3日ほどでこれだけの効果が現れたようですよ。
ラウンドアップマックスロード(原液) 500ml [日産化学工業]
- 種類
- 液状タイプ
一年生の雑草から、枯らしにくい多年生の雑草まで非常に多くの雑草を枯らしてくれます。根が深く、枯らしにくいと言われるスギナもしっかりと枯らしてくれます。
そんな強力な除草剤ですが、処理後1時間以内に土の粒子に付着し、その後微生物により自然界に分解されるので土を悪くする心配はありません。
サンフーロン 500ml 除草剤 原液タイプ [大成農材]
- 種類
- 液状タイプ
水に薄めて使うタイプの除草剤ですが、価格がとても安い為広範囲の除草をしたい時におすすめです。ラウンドアップの有効成分グリホサートのジェネリック剤なので、安価ながら高い効果が期待できます。
バスタ液剤 1L 除草剤 原液タイプ [バイエルクロップサイエンス]
- 種類
- 液状タイプ
果樹園、野菜畑、水田畦畔、茶園、桑園、花木など、広範囲に適用があります。
ジョウロを使って散布もできるので、手軽に万遍なく振り掛けることができます。
家庭で手軽に使える除草剤3選!
放出口がシャワーになっており、水に薄めずそのまま使えるためご家庭でも気軽に使用する事ができます。キャップを開けて葉に掛けるだけの手軽さが人気です。ただし枯らしたくない花や植物などには撒かないように注意して下さいね。
ラウンドアップマックスロードAL2 速攻タイプ [日産化学工業]
- 種類
- 液状タイプ
こちらは速攻タイプになるので、散布した翌日には雑草が枯れはじめ、2週間後には根までしっかり枯らしてくれます。早く効果を実感したい方にオススメです。
土に落ちた成分は自然界に分解されるので、ご家庭での使用も安心です。
こちらは上記で紹介した原液タイプのラウンドアップと違って農薬登録されていないので、植栽地で使用しないようご注意下さい。
カダン 除草剤 天然成分生まれのオレンジパワー 1L [フマキラー]
- 種類
- 液状タイプ
有効成分としてオレンジの皮から抽出した天然成分を配合しているので、お子様やペットのいるご家庭でも安心してお使い頂けます。
なんと最短10分で枯れはじめる超速攻タイプなので急ぎ除草する必要がある時にもオススメです。
ネコソギロングシャワー 3L 除草剤 [レインボー薬品]
- 種類
- 液状タイプ
その名の通り根こそぎ雑草を枯らしてくれる非選択性の除草剤です。散布後最短2日と早く効果が出て、約6ヶ月間長期に渡り持続し続けます。
生える前や生えはじめに撒く予防タイプ除草剤3選!
雑草が生える前や生えはじめに散布して雑草を生やさない環境を作りたい時は予防タイプの除草剤を試してみて下さい。
アースガーデン 雑草が生える前の脱草計画 (2.5kg) 除草剤 [アース製薬]
- 種類
- 粒上タイプ
雑草が生える前にまくと約3ヶ月間、雑草の繁殖を抑える事ができます。虫が嫌がる香料成分が含まれているので、虫を寄せ付けない効果も期待できます
アースガーデン おうちの草コロリ除草&予防粒 2.5kg [アース製薬]
- 種類
- 粒上タイプ
同じくアース製薬社が販売している除草剤。予防だけでなく、生えはじめの雑草(草丈10cm以下)除草もできる優れもの。食品成分99%なので、子供やペットのいるご家庭でも安心して使用することができます。
天然由来の虫除け成分で、アリ、ナメクジ、ダンゴムシを寄せ付けません。
除草剤 ゴーゴーサン細粒剤F 3kg [BASF]
- 種類
- 粒上タイプ
スズメノカタビラ、アオビユ、ナズナ、スズメノテッポウ、シロザ、ハコベなどイネ科・広葉の一年生雑草に効果を発揮します。作物に対する薬害のおそれが少なく、雑草の発生を40〜60日間抑制してくれます。
芝生に使える除草剤2選!
これから紹介する選択性と言われる除草剤は特定の植物にしか作用しない為、芝生など、育てている植物以外の雑草を効率よく除去する事ができます!
シバニードアップ粒剤 1.4kg [友化学園芸]
- 種類
- 粒上タイプ
芝生内に潜むメヒシバ、スズメノカタビラ等の一年生イネ科雑草や、オオアレチノギク、カラスノエンドウ等に効果的です。5~10日で枯れ始め、約3ヶ月持続します。
シバキーププラスα 2kg [レインボー薬品]
- 種類
- 粒上タイプ
肥料成分がプラスされているので、生育を促しながら雑草を除草することができます。人やペットにも安全性の高い除草剤になります。
そもそも除草剤にはどんな種類がある?顆粒と液体のそれぞれに効果の違いは?
除草剤には、顆粒タイプと液状タイプの2種類があります。
顆粒タイプはゆっくり土の中に浸透していきます。そのため、地上に生えている雑草だけでなく、根まで枯らすものが多くあります。
液体タイプは直に雑草に付着させて枯らしていきます。効果が早く、高さの高い雑草などにも効果的です。
タイプによってそれぞれ特徴が違うので、上手く使い分けてくださいね。
除草剤はいつ撒くのがよい?安全対策は必要?
除草剤を撒くおすすめの時期
除草剤の散布時期は春~夏前・秋頃のそれぞれ1回ずつがより効果的です。本格的な夏になると、雑草がのびるスピードが上がりますのでその前に一度対策をし、生長が落ちる秋の終わり頃に再度撒くことで翌年まで効果が持続します。
また、顆粒除草剤は小雨時や雨上がりなど土に十分水分があるときが散布するのがおすすめです。逆に液体除草剤は雨によって流れ落ちてしまうので、雨天時は避けるようにしましょう(※商品によって散布時期が異なる場合がございます)。
除草剤に安全対策は必要?
除草剤は安全な成分を使用した商品もありますが、中には刺激が強いものもあるので、特に小さいこどもがいるご家庭では扱いや選択に十分注意しましょう。 子どもやペットを避け、自分も直接触れないように手袋装着や衣服に気をつけて行うことが重要です。
除草剤によっては、時間をおいて効果が出る商品もあり、その場合はまいた後もしばらく薬品の成分が残っている可能性があるのでそこも注意して下さいね。
人気の除草剤『ラウンドアップ』と『サンフーロン』の違いは?
除草剤について調べていると、「ラウンドアップ」という名前をみつけることが多いと思います。基本的に、「ラウンドアップ」とは、日産化学工業の「ラウンドアップ マックスロード」をさし、とても人気が高い除草剤です。
ラウンドアップは原液タイプの他、薄めずそのまま使えるタイプや、翌日には効果が表れはじめる即効性のあるタイプ等、より使いやすさや効き目の速さを重視した商品展開をしているので、手軽に除草作業したい方や早く効果を得たい方におすすめです。
一方、サンフーロンはラウンドアップに含まれている有効成分グリホサートを使用したジェネリック商品となっています。そのため、ラウンドアップ原液タイプの価格より安く、同等の効果があるといわれています。
「ラウンドアップ マックスロード」は雨に強い?
ラウンドアップマックスロードは新技術トランゾーブⅡの採用で活性成分の葉からの吸収量、根への移行量が大幅にアップしてます。そのため活性成分の吸収力が高くなったので、散布後1時間たてば雨が降っても大丈夫といわれています。
また、気温が低い時や朝露が付いた状態の雑草に撒いても十分な効果が期待でき、冬場の作業もはかどりますね。
塩は除草剤の代わりになる?
よく除草剤の商品レビューに「塩を撒いた方が良い」という意見が出てきます。実際に塩は除草効果があるのでしょうか?
結論からいうと除草効果はあります。塩分濃度が高ければ高いほど効果も高く、体内に入れても大丈夫なものなので、一見すると安全で手間も掛からず除草剤の代わりになりそうです。
ただし、ご家庭では絶対に行わないよう注意して下さい。塩は土壌にとってはとても危険なのです。土壌では分解されないため、塩は残留し続けます。なので後から植物が生えず、新しく花や植木、作物などを行おうとしても育ちません。
また分解されないため、雨水などで周囲へ流出することがあります。流出すると周辺の地下水や畑、水田、河川などまで影響を及ぼす恐れがあります。
一見、薬品というイメージから環境に悪そうな除草剤ですが、そういったリスクに配慮して作られているので、塩よりも環境負荷は低いという特徴があります。
それぞれの除草剤について効果や特徴を正しく理解しよう
除草剤と言っても様々な効果や特徴があるので、間違って雑草以外も枯らしてしまわないように使う場所や特徴に合わせて選んで使用して下さいね。除草剤をうまく利用して、ガーデニングやお庭の手入れを楽しんでください!
※ 表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。
更新日: 2019年04月30日
初回公開日: 2018年06月18日