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多肉植物の増やし方|葉挿しと挿し木は違う?株分けの方法は?

サボテンに代表されるさまざまな多肉植物たち。たくさん育てて飾りたいと思ったことはありませんか?実は初心者でもかんたんに増やすことができるんですよ。今回は、多肉植物の増やし方を、葉挿しや挿し木、株分けなど方法ごとに時期や手順などをまとめてご紹介します。

そもそも多肉植物にはどんな特徴がある?

多肉植物 寄せ植え

多肉植物の1番の特徴は葉っぱです。ほかの植物よりもプクプクと肉厚でインパクトがありますね。これは葉にたくさんの水分を貯蓄しているからなんです。

そのため、水やりの回数が少なくても蓄えた栄養分で育ち、数を増やす際にも葉の一枚一枚に強い生長力があるので繁殖しやすいというメリットがあります。

自然界では落ちた葉から根が出て生長することもあるんですよ。

多肉植物を増やす時期は?

多肉植物 寄せ植え リメイク鉢

多肉植物を増やそうと思っても、いつ始めればよいか分からないという方も多いのではないでしょうか。

増やす時期は品種によって異なり、共通するのは「生長が盛んな時期」に行うということです。生長へのエネルギーがあるので増やしやすいからです。たとえば、夏に生長が盛んなものであれば、夏頃に増やすといった具合で時期を検討しましょう。

多肉植物には生長する時期で分けると、夏に生長する「夏型」、冬に生長する「冬型」、それ以外の「春秋型」があります。分からない場合は、購入したお店で確認すると安心ですよ。

多肉植物の増やし方は?増やす方法は3つ!

多肉植物 寄せ植え

多肉植物の増やし方には大きく3つの方法があります。

1つ目は、植物の葉を土に挿して苗にまで育てる「葉挿し」、2つ目は茎を土に挿す「茎挿し」、最後の3つ目は植物を切り分けて、いくつかの小さいまとまりにして育てる「株分け」です。

「葉挿し」と「茎挿し」は挿す部位が違うだけで、「植物の一部を挿して」増やす点では一緒です。まとめて「挿し木(あるいは、挿し芽)」などと呼ばれることもあります。

次からは、それぞれの方法などを具体的にご紹介します。

多肉植物の増やし方!葉挿しの方法は?

先ほどもご紹介したとおり、葉挿しは植物の葉を切り取って、そこから根を生やさせて苗にする定番の繁殖方法です。葉から根が生えるなんて不思議ですよね。準備や手順は以下の通りです。

■ 葉挿しに必要なグッズ

  • 植物の葉
  • ピンセット
  • 挿し木用培養土
  • 平皿など底の浅い容器
  • 軍手
  • 新聞紙

■ 葉挿しの手順

  1. 新聞紙を敷く
  2. 容器に培養土を入れる
  3. 植物から葉をとる。途中で切れてしまった葉を使わない
  4. 葉のつけ根が土に触れるように置き、日陰で管理する
  5. 芽や根がでたら芽のぎりぎりまで土をかぶせる
  6. 水をあげる

多肉植物の増やし方!茎挿しの方法は?

葉挿しが「葉」なのに対して、茎挿しは「茎」を土に植えて苗に育てる繁殖方法。葉挿し同様、茎を切って土に挿すだけと気軽に取り組める方法です。

■ 茎挿しに必要なグッズ

  • 植物の茎
  • ピンセット
  • 清潔なハサミかナイフ
  • 細い棒(割りばしなど)
  • 挿し木用培養土
  • 育苗ポットや平皿など底の浅い器
  • 軍手
  • 新聞紙

■ 茎挿しの手順

  1. 新聞紙を敷く
  2. 容器に培養土を入れる
  3. 土に挿す部分を2cmほど残して植物から茎を切る
  4. 土に挿す部分に小さい芽が残っていれば切り落とす
  5. 切った茎を日陰に置いて切り口を乾かす
  6. 土に割りばしで穴を空け、茎を挿す
  7. 明るい日陰で管理する
  8. 2〜3週間後に根が出たら水やりをする

多肉植物の増やし方!株分けの方法は?

株分けは、今育てている植物を根ごと分離させていくつかの苗にして育てる繁殖方法です。

ハオルチアのように固まって葉をつける植物は、一度鉢から抜き出して株を分けます。センペルビウムのように花の形で広がって葉をつける植物は、勢いのある芽があちこちに飛び出して広がるので、これをできるだけ根に近い部分で切って使います。

■ 株分けに必要なグッズ

  • 植物の株
  • ピンセット
  • 清潔なハサミかナイフ
  • 挿し木用培養土
  • 平皿など底の浅い器
  • 軍手
  • 新聞紙

■ 株分けの手順

  1. 新聞紙を敷く
  2. 容器に培養土を薄く入れる
  3. 植物の株についている根が黒ずんで傷んでいればカットする
  4. 株を容器において土をかぶせる
  5. 明るい日陰で管理して、4〜5日後に水やりをする

多肉植物の増やし方を実践した後は?

多肉植物 寄せ植え

それぞれの方法で根や芽を出した多肉植物は、根が伸びたら鉢に植え替えます。こうして1つの植物として増えたことになります。それぞれの品種の育て方にもとづいて育てていきましょう。

葉や茎、株を切り分けられた元の植物を「親株」といい、親株は少し生長がゆるやかになります。元気がなくなり枯れるわけではないので、こちらもいつも通り育ててあげましょう。

多肉植物の増やし方のポイントは?

多肉植物の増やし方をご紹介してきましたが、すべてに共通していくつかのポイントがあります。これらを意識すると根が出る可能性があがりますよ。ぜひ確認してみてください。

葉や茎をしっかりと乾燥させる

根や切り口が湿ると、そこから腐って枯れてしまいます。しっかり乾燥させてから土に挿してあげましょう。

清潔な土を準備する

古い土は、過去に育てた植物がかかった病気や害虫が潜んでいる可能性があります。多肉植物を増やすときは、新しい清潔な土を準備してください。

根が生えるまで水やりを待つ

多肉植物は葉に蓄えた水分を使って新しい根や芽を生やしていきます。根が生える前に水やりをすると、水分が多すぎて根腐れを起こしてしまうので注意してください。

多肉植物の増やし方は葉挿しなどの挿し木がおすすめ

多肉植物 寄せ植え

多肉植物を増やす方法を3つご紹介しましたが、初めて挑戦する方であれば「葉挿し」や「茎挿し」などの挿し木がおすすめですよ。もともと葉や茎は増えていくものなので、失敗しても何度でも挑戦できます。

慣れてきたら色々な方法にチャレンジしていくと、多肉植物の生命力の強さに気づかされ、育てるのが一段と楽しくなりますよ。

更新日: 2023年04月04日

初回公開日: 2015年09月24日

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