アグラオネマは、葉の斑や色合いが美しい、人気の観葉植物の1つです。映画好きなら、「レオン」でジャン・レノが育てていた植物といえば、ピンとくるかもしれませんね。今回は、アグラオネマについて、花言葉や種類といった基本情報から、挿し木の増やし方や時期などの育て方までご紹介します。
アグラオネマの花言葉は?
『青春の輝き』『スマート』
タイでは「幸せを招くタイの宝石」と呼ばれ、富を引き寄せる植物として華僑や大富豪などの富裕層が好んで飾っていました。「スマート」という花言葉は、その見た目のおしゃれさが由来となっています。
アグラオネマの花の色は?
- 学名
- Aglaonema
- 科・属名
- サトイモ科・アグラオネマ属
- 英名
- Aglaonema
- 原産地
- 熱帯アジア
- 開花期
- 5~7月
- 花の色
- 白
- 別名
- –
アグラオネマとは?どんな観葉植物?
インドから東南アジア、中国南部の熱帯地域に分布するサトイモ科の植物です。草丈は10~50cmで、日陰でも元気に育ちます。葉に入る模様が種類によって様々で、中には赤い縁の入るものもあります。
映画「レオン」で、ジャン・レノが育てていた植物として一躍有名になり、「飾ると幸せを呼びこむことができる」という言い伝えがあり、タイでは富裕層が好んで飾っています。また、空気中のホルムアルデヒドを吸着することができるとして、近年はその空気清浄効果が注目されています。
アグラオネマの種類や品種は?
熱帯アジアに約50種が存在するといわれており、茎が上に伸びるタイプと横に広がるタイプがあります。今回は、その中のいくつかの代表品種をご紹介します。
アグラオネマ・コンムタツム
草丈50cmほどで、濃い緑色の葉に灰緑色の斑が入ります。よく流通している品種の1つです。
アグラオネマ・クリスプム
分厚い葉の中心部に、灰緑色の斑が入る品種です。草丈1mほどに生長する大型種で、別名「アサヒリョクチク」とも呼ばれます。
アグラオネマ・モデスタム
丸くて短い葉は、緑一色で草丈が50~70cmほどに生長します。直立に伸びるタイプの品種です。
アグラオネマ・ジュエリー
濃い緑色の葉に赤い斑が入る、タイで作られた品種です。赤葉種の中では、丈夫で育てやすいタイプです。
アグラオネマ・コンムタツム・カーティシー
細長く濃い緑色の葉に、灰白色の模様が入ります。映画レオンに登場し、以前は人気がありましたが、現在は入手困難な品種となっています。
アグラオネマ・コンムタツム・インマクラツム
コンムタツムの変種で、光沢のある緑色の葉の中心がくっきりと白くなる品種です。葉全体に白い斑点が入ります。
アグラオネマ・ピクタム・トリカラー
葉に迷彩のような3色の斑が入る品種です。園芸品種として人気が高く、「エウレカ」「アンダマン」など、斑の入り方によっても別の名称がつけられています。
アグラオネマ育て方のポイントは?
アグラオネマは、明るい日陰か半日陰で、10~15度以上の気温が保てる場所で育てるのがポイントです。木が生い茂るジャングルの地表に自生する植物のため、直射日光を嫌います。また、冬は室内の暖かいところに移動させるなど、寒さ対策が必要になります。
アグラオネマの苗植えの時期と方法は?
5~7月が植え付けの適期です。寒さに弱いので、地植えには向かず、鉢植えで育てるのが一般的です。
まず、苗よりも一回り大きな鉢を準備しましょう。根についた土は1/3ほど落とし、植え付けたらたっぷりと水を与えてください。そして、鉢は室内か屋外の明るい日陰で管理すると、株が丈夫に育ちます。
アグラオネマの土作り・水やり・肥料の与え方は?
土作り
水はけと水もちのバランスがいい土を好みます。赤玉土(小粒)5:腐葉土3:パーライト2か、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の配合土がおすすめです。市販の観葉植物用培養土を使ってもかまいません。
水やり
春~秋は、土の表面が乾ききる前にたっぷりと水を与えます。冬は生育が衰えるので、水やりの回数を少なくし、乾かし気味に育てましょう。水を与えすぎると根腐れを起こしてしまうので、注意してください。ときどき戸外に出して株全体に水をかけ、葉の表面についたホコリを洗い流すと、光沢が出ますよ。
肥料の与え方
5~9月の生育期は、2~3ヶ月に1回、ゆっくり効く緩効性の化成肥料を施すか、7~10日に1回液体肥料を与えます。肥料が少ないと葉の色が薄くなってしまいます。
冬越し
10~15度以上ある室内で育てます。寒さに弱いので、真冬は窓辺など冷たい風の当たる場所に置くのは避けてください。室温を保てないときは、ダンボールや新聞紙などに包んで保温してあげてください。また、乾燥しすぎないように、1日1回霧吹きで葉に水を吹きかけると安心です。
アグラオネマの剪定の時期と方法は?
地面近くの葉が黄色になって枯れてしまったり、株全体のバランスが悪くなったりしたら剪定をします。茎元から葉を切り取りましょう。
アグラオネマの植え替えの時期と方法は?
根が鉢いっぱいにまわってしまうと発育が悪くなり、葉が落ちてしまいます。そのため、1~2年に1回、5~7月にひと回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの手順は植え付けと同じやり方です。このとき、傷んだ根を切り落としておきます。
アグラオネマの増やし方は?
アグラオネマは、5~7月に挿し木か株分けで数を増やすことができます。挿し木で増やす方が簡単なので、初心者におすすめです。
挿し木
1. 茎を先端から10~15cmの長さに切り取る
2. 葉は先端の2~3枚を残して、全て切り取る
3. 残した葉を2/3~1/2の大きさにカットする
4. 切り口にルートンなどの植物性調剤をかけ、赤玉土(小粒)に挿す
5. 1~2ヶ月たち、根が十分に育ったら、植え付け時と同様の方法で新しい鉢に植え替える
株分け
茎が上に伸びる直立タイプの品種は、株分けで増やすことができます。
1. 根についた土を1/3ほど落とす
2. ハサミやナイフ株を2~3個に切り分け、発根部分が全ての株に残るようにする
3. 根元の葉を数枚切り落とす
4. 赤玉土(小粒)に植え付ける
5. 明るい日陰で管理し、こまめに葉に水を与える
アグラオネマの育て方で注意する病害虫は?
灰色カビ病
気温が20度以上で、湿度が高いと発生するカビの病気です。あらゆる植物が感染し、株全体に広がってしまうと治療はできません。
初期は薬剤で被害を食い止められますが、ひどくなった場合、株と土を焼却処分しましょう。部屋の換気をして、湿度の調節をすることで予防できます。また、カリウムの多い肥料を与えることも効果的です。
ハダニ
3~10月の間、20~30度の高温乾燥した環境で発生する害虫です。葉の裏に寄生し、植物を食べてしまいます。見つけたらガムテープを貼り付けて株からひきはがすか、牛乳を水で割ったものや薬剤を吹きかけて駆除します。定期的に葉へ水を吹きかけて予防しましょう。
アグラオネマは種類も豊富で育て方も簡単
葉が美しいアグラオネマは、人気の高い観葉植物の1つです。斑の入り方が種類によって違い、赤みのあるものなど、好みのものをお部屋に飾って楽しむことも。日陰に強いので、あまり手間をかけずにガーデニングを楽しみたい方におすすめですよ。
更新日: 2022年02月09日
初回公開日: 2015年09月14日