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挿し木(挿し芽)とは?挿し木(挿し芽)の時期や方法、土選びなどのコツは?

植物を育てているときに「同じ植物がもっとあったらいいのに」と思ったことはありませんか。挿し木とは、種で増やしにくい植物やハーブ、観葉植物、多肉植物、花木を簡単に増やすことができる方法です。

0から育てるのは面倒くさい、新しく購入するほどではないという方は、ぜひチャレンジしてみてください。今回は、植物を挿し木で増やす方法や、時期、コツ、おすすめの土について紹介します。

挿し木(挿し芽)とは?

植物を繁殖させる方法には、種まき、挿し木、取り木、接ぎ木、分球、株分けなどがあります。その中でも挿し木とは、植物の一部を土に植えて発根させ、増やす方法です。

球根植物ではなく、かつ種まきで増やしにくい草花や樹木、ハーブ、観葉植物でよく行われます。使う部位や、発根させるまでの方法によって挿し芽、葉挿し、茎挿し、根挿しと呼ぶこともあります。

また、実際に土に挿すものを「挿し穂(さしほ)」、挿す土を「挿し床(さしどこ)」と呼びます。

挿し木(挿し芽)で増やせる植物って何があるの?

アイビー/アジサイ/アナベル/イチジク/ウンベラータ/オリーブ/ガジュマル/カポック/カランコエ/キンモクセイ/クレマチス/ゴムの木/サボテン/シマトネリコ/ゼラニウム/タラゴン/ツツジ/トマト/ハイビスカス/パキラ/バジル/パッションフルーツ/バラ/ブルーベリー/プルメリア/ベゴニア/ポトス/ミニバラ/ミント/モッコウバラ/モンステラ/ユーカリ/ラベンダー/ローズマリー/ワイヤープランツ/菊/金のなる木/皇帝ダリア/桜/多肉植物/沈丁花/椿/梅など

挿し木(挿し芽)の時期は?

挿し木に向いている時期は、元の植物が一番生長する「生育期」の少し前です。この時期に行うことで、挿し木する枝(挿し穂)は発根しやすく、枝を切られた植物の回復も早くなります。

● 観葉植物:5~9月頃
● 常緑植木:9月頃
● 花木類:花が咲き終わってから1ヶ月以内

挿し木(挿し芽)の方法は?

挿し木の方法はとても簡単なので、初心者でも安心して行うことができます。特に観葉植物は、成長期になると新芽がどんどん伸びてくるので、チャレンジにおすすめです。

挿し木をした植物が発根したら、根を傷めないように丁寧に掘り上げて、鉢や花壇に植え替えてあげてください。

方法

1. 若い枝を7〜10cm切り取って、先端の1~3枚ほどを残し下の葉を取り除く
2. 葉っぱを半分に切り取り、水分の蒸散を防ぎ、根への負担を減らす
3. 切り口を斜めに切り取って、水分を吸収する面積を増やす
4. 1~2時間ほど水に切り口をつけておく
5. 切り口に発根剤をつける ※必須ではありません
6. 清潔な土を小鉢やポットに入れておく
7. 割りばしや指で土に穴を掘っておき、挿し穂を挿す
8. 水やりをして土と枝を密着させ、手で土を押し固める
9. 土が減った場合は少し足し、再度水やりを行って枝が倒れないようにしっかり固める
10. 生育期よりも気温の低い時期は、ビニールの袋などをかぶせて温度と湿気を保つ
11. 風通しがよく、午前中だけ日があたる場所(半日陰)で2〜3週間ほど発根するのを待つ
12. 発根からさらに1~2週間後、本葉が3~4枚(植物によっては5~6枚)まで育ったら、一回り大きな鉢や庭、プランターに植え替えて苗として育てる

挿し木(挿し芽)にはどんな土を使えばいいの?

病原菌がいない新しい土

病原菌がいるとカビてしまう可能性があります。

粒度が小さく保水性が良い

鹿沼土(かぬまつち)、ピートモス、パーライト、バーミキュライト、など保水性のよい土を選びます。

これらを配合して最適な土を作ることもできますが、初めて挿し木を行う場合はあらかじめ調合済みの挿し木用の土がオススメです。

養分が少ない

養分が多いと根が出にくくなり枯れてしまいます。腐葉土や肥料を加えた土は使えません。

挿し木(挿し芽)の種類!水挿しとは?時期や方法は?

水挿しとは

水挿しとは、切り取った枝を水につけて発根させる挿し木の方法の1つです。挿し木する前段階として植物を発根させるためや、インテリアとして飾るために行われます。

水を入れたグラスやコップに挿し穂を挿しておくだけと、とても簡単です。

時期や方法

水挿しは、植物の生育期より少し前に行います。挿し木同様に挿し穂を用意し、下葉を取り除いて水を入れた容器に挿します。

その後は毎日水を入れ替えながら、明るい日陰で管理するとよく育ちます。観賞用の場合は、立てかける容器に合わせて挿し穂の長さを調節し、切り取りましょう。

また、十分に発根したら、鉢や庭に植え替えて構いません。ただし、水挿しによって生えた根は、通常の挿し木に比べて吸水力が弱いので、植え替えてから1週間ほどは、土を乾かさないように水やりを行います。

通常の植物のように、土が乾いてから水やりをしてしまうと、水不足で枯れてしまいます。また、逆に水をあげすぎても、根腐れになる可能性があるので注意してください。

おすすめの植物

ローズマリーやレモンバームなどのハーブ類や、ポトスなどの観葉植物

挿し木(挿し芽)の種類!茎伏せ・茎挿しとは?時期や方法は?

茎挿し・茎伏せとは

茎挿し・茎伏せは、長く伸びた茎を使って植物を増やす方法です。取り木などを行った後、葉っぱのついていない茎を使って行うことができます。

土に茎を縦に挿すと「茎挿し(くきさし)」、寝かせると「茎伏せ(くきふせ)」となります。

時期や方法

茎挿しや茎伏せは5〜6月が適しています。3~5cmほどに木を切り分け、茎の頭が土から1cmほど出るように縦または横にして植えましょう。

土はバーミキュライトなどを使い、乾燥しないように湿らせた水ゴケを上にかぶせておくといいです。その後、水切れに気をつけながら2ヶ月ほど管理すると発根します。十分に苗が育ったら、鉢に植え替えてください。

おすすめの植物

ドラセナ、モンステラ、ユッカ、アグラオネマ、コルジリネ、デフェンバキア、フィロデンドロンなどの観葉植物

挿し木は簡単な増やし方!ポイントは時期!

挿し木は、一度覚えてしまえばどんな植物にも利用できる増やし方です。簡単にできるので、初心者の方でも安心ですよ。挿し木を行う時期が成功する1番のポイントです。

地域によって1~2ヶ月ほど適期がずれるので、多湿で15~25度あたりの気温の時期を狙って行ってみてください。

初回公開日: 2015年08月22日