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レンコン(蓮根)の栽培!育て方のコツや収穫の時期、旬の季節は?

レンコンは、地下茎といわれる蓮(ハス)の茎が変化したものです。蓮の根っこ(蓮根)と書くので、根っこと勘違いされやすいのですが茎が肥大化したものを収穫しているんですよ。穴が空いている姿が特徴で、シャキシャキとした食感が煮物やきんぴらにして楽しめます。水中で育つ水生植物ですが、庭やベランダに1鉢置けばビオトープとして栽培を楽しめますよ。今回は、そんなレンコンの栽培について、育て方のポイントなどをご紹介します。

レンコン(蓮根)の育て方コツは?

粘土質の土に植え付け、たっぷりと日に当てて育てることがポイントです。レンコンは、25~30度の高温を好みます。また、秋冬の休眠期を除いて、朝から夕方まで直射日光が当たる場所に植え付けるようにしましょう。日照が足りないと生育が悪くなり、収穫量も減ってしまいます。

レンコン(蓮根)の種まきの時期と方法は?

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3月下旬~4月頃、水温が15度以上になったらレンコンの種まきの適期です。種まきから収穫までは3年ほどかかるので、早く収穫を楽しみたい方は苗植えがおすすめです。

レンコンの種は殻が硬いので必ず発芽処理を行い、土に植え込むまではなるべく新鮮な水に浸けておくようにしてください。種のへこんでいる側を中の白い層が見えるまでヤスリで削り、水を張った透明なカップなどに沈めて日向に置くとよいですよ。

  1. 水の入ったコップに発芽処理した種を浸けておく
  2. 発芽して本葉が2~3枚になったら大きなバケツに荒木田土や赤玉土を混ぜあわせた土を入れる
  3. 土へ植え付ける
  4. 水を張って管理する
  5. 3年ほどたつと収穫できる

レンコン(蓮根)の苗植えの時期と方法は?

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レンコンは、種レンコンと呼ばれる根茎の一部を水の底の地面に植え付けていくか、苗を植え付けていきます。適期は、種まきと同じく3月下旬~4月です。

鉢・プランター植え

横幅50cm、深さ30cmの栓付きプランターに1株が植え付けの目安です。大きめのバケツやタライなど、底穴の空いていない容器を使ってかまいません。苗は、水に浮かべておくだけで自然に根付くので、生長に合わせて水深を徐々に深くしてください。

  1. 容器の底から10cmくらいの高さまで土を入れる
  2. 種レンコンは、芽が土から出るようにしながら、土に埋めていく
  3. 土の表面から2~3cmくらいのところまで水を入れる

地植え(池を作って植える)

庭や畑でレンコンを栽培するときは、池やプールのような土壌を用意する必要があります。水を貯められる栽培プールを木枠で作るか、畑を深く掘り下げて土を減らし、水が溜まりやすく常に湿った状態を作れるようにします。

1株あたり畳1枚分の広さと、40~50cmの深さをもった畑または栽培プールを用意したら、土を30cmほど埋め戻します。そこへ、芽の方向をずらして種レンコンの苗を植え付けていきましょう。

レンコン(蓮根)の土作り、水やり、肥料の与え方

土作り

レンコンは沼地や水田など常に湿っていて有機物が豊富な粘土質の土を好みます。市販の荒木田土や赤玉土(小粒)に腐葉土を2割ほど混ぜたものが植え付けにおすすめです。肥料もちを良くするために、バケツなどに土1/2と水を入れて泥状にし、そこへ残りの用土を少しずつ足して、ごく少量の苦土石灰を加えてよく練るのがおすすめです。

水やり

レンコンは水生植物なので、休眠期も含めて水切れは厳禁。水が蒸発して少なくなってきたら注ぎ足し、常に土から10cm以上の水をためた状態で栽培します。夏場などは特に水の蒸発が激しいので、毎日のチェックを怠らないようにしてください。

肥料

レンコンは、肥料切れを起こした土壌では、根茎が大きく、太くなりません。鉢植えは、植え付けるときに野菜用の緩効性か施肥量を数粒ほど鉢の底に埋めておいたら、5~9月の間に同じ肥料を一度土の中に加えます。

地植えは、植え付けのときに有機肥料を混ぜ込み、根付いて新しい葉っぱが育ってきた頃に同じように有機肥料をほどこしましょう。

レンコン(蓮根)の収穫の時期と方法!旬の季節は?

レンコン

8月頃から土の中のレンコンが大きくなってきます。そして、種から栽培したものは2年目以降、種レンコンや苗から育てはじめた株はその年の10~12月頃に収穫できます。葉茎が黄色くなって倒れてきた頃に容器から水を抜き、塊茎を傷つけないようにていねいに掘り上げます。そして、ハサミやナイフを使って、根茎を切り取って収穫します。

翌年以降も栽培するときは、新芽の付いた株を2本ほど残して、乾かないうちに植え戻すとよいですよ。

レンコン(蓮根)の栽培で注意する病気や害虫は?

蓮根腐敗病

生育中のレンコンが突然枯れてしまう病気で、休眠期に水切れさせると発病しやすくなります。枯れた葉や古くなった土は定期的に取り除き、年間を通して常に水に浸かった状態を保ってください。

蚊(ボウフラ)

夏になると蚊が水に卵を産みつけ、ボウフラが大量発生することがあります。メダカや金魚を一緒に飼育すると効果的ですが、エサを頻繁に与えるとボウフラを食べなくなるので気をつけます。

レンコン(蓮根)の栽培は自宅で楽しめる

レンコン

レンコンというと、専用の広い田んぼや池に植えるものというイメージですが、容器栽培でも十分に収穫を楽しめます。ただ、春~夏のボウフラ対策はどうしても必要。メダカや金魚を入れるほか、成虫の飛来を軽減するためにハーブ類を利用する方法もあります。「蚊よけ草」とも呼ばれるセンテッドゼラニウムの鉢植えを近くに置いたり、バジルやユーカリを育てたりすると天然の忌避効果がありますよ。色々と工夫を凝らしながら、自宅でレンコンの栽培を楽しんでみてください。

初回公開日: 2016年06月02日