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ハマナス(浜茄子)の育て方

ハマナスは、初夏に一重や八重の大きな花を咲かせるバラの仲間です。1つ1つの花の寿命は1日ですが、次々と新しい花を咲かせていき、長く観賞して楽しむことができます。もともと涼しい地域の海岸沿いに自生していることから、寒さに強く丈夫なこともポイントです。今回は、そんなハマナスの育て方について、挿し木の時期と方法などをご紹介します。

ハマナス(浜茄子)の育て方のポイントは?

ハマナス 浜茄子 ピンク

ハマナスは、日当たりと風通しのよい場所に植え付けることがポイントです。もともと日本に自生している植物なので、バラの中では特に手間がかからないことで知られています。ただ、高温多湿が苦手なので注意してください。

ハマナス(浜茄子)の種まき、苗植えの時期と方法は?

ハマナス

種まき

ハマナスは、実から取り出した種を直接まいて育てます。花を咲かせるまでには3年以上の年月がかかることから、地道に育てたい人はチャレンジしてみてください。9~10月頃に採取した種をすぐにまくか、湿らせた砂に種を混ぜて冷蔵庫で保管し、4月に植え付けていきます。

市販の赤玉土(小粒)を育苗ポットや育苗箱に入れ、種をまいていきます。そして、種が隠れる程度土を被せたら、直射日光の当たらない場所で、土が乾かないよう水やりをして管理します。半年ほどすると発芽し、その後徐々に大きな株へと生長していきますよ。

苗植え

11~3月が苗植えの適期です。鉢植えは、鉢底にネットと鉢底石を敷き、赤玉土(小粒)7:バラ用堆肥3の割合で混ぜた土へ、根に付いた土を崩さずに植え付けていきます。

地植えは、日当たりと風通しのよい場所を選び、やや深めに穴を掘ります。掘り起こした土には腐葉土や堆肥をたっぷりと混ぜ込み、植え付けたらたっぷりと水を与えましょう。

ハマナス(浜茄子)の水やり、肥料の与え方

手 肥料

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。地植えは、特に水やりの必要はありません。降雨のみで過ごしてください。

肥料の与え方

2~3月になったら、春に新芽をたくさん付けるよう、ゆっくりと効く緩効性化成肥料を株元に与えます。そして、花が咲き終わった後の栄養補給として、7~8月に同じ肥料を与えます。

ハマナス(浜茄子)の剪定の時期と方法は?

ハマナス

ハマナスの剪定は、葉っぱが枯れ落ちた1~2月の間に行います。1~2mほどにしかならない低木なので、基本的に強い剪定は必要ありません。古い枝や混みあった枝、枯れた枝を切りそろえて樹形を整える程度に留めることで、花付きもよくなります。ただ、株元から生えるヒコバエ(シュート)は、枝分かれして花を咲かせるようになるので、残しておくようにしてください。

ただ、育てて数年たつと、枝の表面がゴツゴツして木質化してきます。そのままにしておくと生育が衰えてしまうので、根元から切り落としましょう。

ハマナス(浜茄子)の植え替えの時期と方法は?

ハマナス 浜茄子 ピンク

ハマナスは移植に弱いので、たびたび植え替えをしなくてもすむよう、適度に余裕をもった大きさの1鉢に植え付けます。そして、根が鉢底から出てきたり、土の水の吸収が悪くなったりしたら、1~2月の間に1回り大きな鉢に植え替えます。

ハマナス(浜茄子)の増やし方!挿し木の時期と方法は?

ハマナス

ハマナスは、花の後に付く実から採取した種でも増やすことができますが、挿し木で増やした方が簡単です。挿し木は、3月頃に前の年に伸びた若い枝を使って行います。

枝を10cmほどの長さに切り取ったら、切り口を斜めにカットして1時間ほど水に浸けておきます。として、赤玉土(小粒)や鹿沼土(小粒)に枝を挿し、土が乾かないように水やりをして管理します。十分に根が生えたら、鉢や地面に植え替えてください。

ハマナス(浜茄子)の栽培で注意する病気や害虫は?

ハマナスは病気や害虫への耐性が強いバラですが、春~夏にかけてアブラムシが発生しやすくなっています。見付けたらこまめに殺虫剤を散布して駆除していきましょう。

ハマナス(浜茄子)は育て方が簡単なバラ

ハマナス

ハマナスは、花だけでなく赤い果実にも観賞価値があるほか、枝にトゲがたくさん付いていることから防犯用としても植えることができる便利な樹木です。バラの中でも特に育て方が簡単で、さまざまなメリットもあることから、バラの入門編にはおすすめとなっていますよ。ぜひ生育にチャレンジしてみてください。

初回公開日: 2016年03月09日