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オカヒジキの栽培。種まきの時期と方法は?

ゆでた若い茎葉をおひたしや和えもの、お蕎麦やそうめんの彩りにして食べられるオカヒジキ。
シャキシャキとした歯ごたえで、野菜特有の青臭さが少なく、「陸の海藻」といわれるほどミネラルをたっぷり含んでいます。栽培期間が短く、手軽に楽しめるので、ぜひこの期間に家庭の仲間に加えて、育ててみませんか?今回は、オカヒジキの栽培について、種まきの時期と方法などをご紹介します。

オカヒジキの栽培のポイントは?

日当たりのよい場所を選び、中性~弱アルカリ性で、水もちのよい土に植え付けて育てるのがポイントです。酸性に弱いので、植え付ける前にきちんと苦土石灰を施しておくようにします。また、土が乾燥していると茎葉が固くなってしまいます。

オカヒジキの種まきの時期と方法は?

発芽適温は20~25度なので、3月中旬~5月がオカヒジキの種まきの適期です。一晩水に浸けた種を、鉢やプランター、地面にまいていきます。深さ1cmほどのまき溝を15~20cm間隔で作り、種はすじまきにしていきます。その後、株同士の間隔が7~10cmほどになるよう、本葉が2~3枚生えたタイミングで間引きます。

オカヒジキの土作り、水やり、肥料の与え方

土作り

酸性の土壌を嫌うので、種まきの前に土の酸性度合いを調節しておきます。鉢やプランターのときは、市販の野菜用培養土を使うと簡単です。赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で作る土なら、苦土石灰を大さじ1杯ほど加えて混ぜあわせます。

地植えは、植え付ける2週間前にコップ1.5杯(150~200g)の苦土石灰を、1週間前に堆肥1袋(2kg)と化成肥料コップ1杯(100g)を畑1㎡あたり施しておきます。そして、植え付ける前に幅60cm、高さ10~15cmの畝を作って苗を植え付けていきます。

水やり

乾燥は茎葉が固くなる原因なので、鉢植え・地植えにかかわらず、土の表面が乾いたら水やりをきちんとしていきましょう。特に発芽してから本葉が3~4枚になるまでは水切れに注意してください。

肥料

本葉が3~4枚になったときに化成肥料を1回施します。液体肥料なら5~6月の間、10~15日に1回くらい与えるとよいですよ。このとき肥料が足りないと、茎葉が固くなりやすいです。

オカヒジキの収穫の時期と方法は?

5~7月の種まきから30~40日たって、草丈が15cmほどになったら収穫の時期を迎えます。花が咲くと固くなってしまうので、若葉のうちに収穫するのがポイント。株ごと抜き取ってもいいですが、株元を数cm残して摘み取れば、そこからわき芽が出てきて再び収穫できるようになります。収穫したら、液体肥料や化成肥料を施すと、株が消耗せずにすみますよ。

オカヒジキの食べ方はおひたしがおすすめ

ミネラル分を豊富に含む健康野菜として近年注目を集めるオカヒジキですが、食べられている国は世界中でも日本だけなんだそうです。シャキシャキとした食感がやみつきで、おひたしや和えもの、酢の物、サラダなどの副菜では特に活躍してくれますよ。栽培期間も短いので、ほかの野菜を植え付けるまでのつなぎとして、家庭菜園で栽培を楽しむのも楽しいですね。

更新日: 2016年05月12日

初回公開日: 2016年05月12日

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