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グレープフルーツの木の栽培|育て方のコツや実の収穫時期は?

さわやかな香りがあり、ほのかな苦味と酸味が魅力的なグレープフルーツ。国内の9割以上は海外産で、ジュースやゼリーなどに加工して楽しまれていますよね。また、近年は健康や美容を目的としたスムージーの材料としても人気が高まっている柑橘類の果物です。今回は、そんなグレープフルーツの木の栽培方法や育て方のポイント、種類や旬の季節についてご紹介します。

グレープフルーツの木の花言葉

『乙女の無邪気』

グレープフルーツの花言葉は「乙女の無邪気」。ただ、花言葉の由来は定かになっていません。

グレープフルーツの木の開花時期や花色は?

学名
Citrus x paradisi
科・属名
ミカン科・ミカン属
英名
Grape Fruit
原産地
アメリカ、中国、南アフリカなどの熱帯地域
収穫期
12〜1月
開花期
4~6月(地域によって様々)
花色
別名
葡萄柚

グレープフルーツとは?どんな果物?

グレープフルーツ

グレープフルーツは、気温が高く乾燥している亜熱帯地域が原産の常緑果樹です。春から初夏にかけて、5cmほどで白い花びらを4〜5枚つけます。年明け後、10〜15cmほどで黄色の果実を実らせ、この実を収穫し、4〜5月頃になると市場へ出回り始めます。

グレープフルーツの果肉は、白色や薄黄色、赤みがかったオレンジ色などがあり、赤みやオレンジ色に近いほど甘みが強く、白色に近いほど酸味が強くなっていくんですよ。

名前の「グレープ(ブドウ)」は、果実をブドウのような房状に実らせることにちなんでつけられたといわれています。

グレープフルーツの実の旬の時期や季節は?

国内でのグレープフルーツの旬な時期は、3〜4月頃です。12〜1月ごろに収穫して、1〜2ヶ月ほど追熟させると食べごろになります。また、日本国内にある9割以上が輸入品なことから、海外産の品種は、季節や時期に関係なく食べごろのグレープフルーツが輸入されています。

グレープフルーツの木の種類や品種は?

マーシュ(ホワイト)

アメリカや南アフリカ、インドなど世界各地で栽培されるグレープフルーツの代名詞ともいえる品種です。果皮が黄色く、白に近い黄色の果肉をもっていて、酸味と苦味が強いのが特徴です。

ルビー、スタールビー

アメリカが原産の品種です。果皮は黄色よりはオレンジに近い赤みをしています。果肉が赤いことから、宝石の「ルビー」にちなんで名付けられ、甘みやしぶみが少しあります。スタールビーの方がルビーよりも甘みとが強く、赤みがかったオレンジ色の果肉をしています。

スィーティー

アメリカやイスラエルが原産の品種です。果皮が緑色で、マーシュに近い薄い黄色の果肉が特徴です。「ブンタン」と「グレープフルーツ」を交配させて作られた品種で、イスラエルでよく流通しています。アメリカでは、「オロブロンコ」、イスラエルでは「スィーティー」と呼ばれています。 種がなく、甘みが強いので子供でも食べやすいのが特徴です。

グレープフルーツの木の育て方のポイントは?

グレープフルーツは、日当たりと水はけのよい場所を選び、乾燥気味に育てるようにします。暑さに強い反面、寒さには弱く、平均気温が18度以上の暖かな気候が最適です。日本では、場所移動しやすい鉢植えでの栽培がおすすめです。

グレープフルーツの木の種まきの時期と方法は?

グレープフルーツの発芽率はとても高く、市販されている果実の種からでもよく芽を出してくれます。ただ、花を咲かせるまでに1~5年、実を付けるまでに10年以上かかるので、気長に栽培を楽しみたい方におすすめです。

  1. 果肉から種を取り出し、よく水でぬめりなどを洗い流す
  2. 3~5号くらいの鉢やミニプランターに種まき用培養土や赤玉土(小粒)を入れる
  3. 1cmほどの深さの穴を指であけ、種を入れて土を被せる
  4. 鉢底から流れ出るほどたっぷり水を与え、発芽するまで土が乾かないように水やりを定期的に行う
  5. 半日陰~日当たりのよい場所で管理する
  6. 10~15日くらい発芽し、樹高が30cm以上になって鉢が狭くなったら植え替えをする

グレープフルーツの木の苗植えの時期と方法は?

グレープフルーツの苗植えは、暖かくなった3~4月が適期です。植え付けてすぐは弱く、倒れやすくなっているので、支柱などを立てて株を支えます。

鉢植え

8~10号鉢に鉢底石を入れ、土を容器の上口2~3cm下まで入れていきます。土は、市販の果樹用の培養土を使うか、赤玉土(小粒)7~8:腐葉土3~2の割合で混ぜたものを使います。植え付け後は、しっかり水を与え、日当たりのよい場所で育てていきます。

地植え

日当たりがよく、冬の北風が当たらない場所に植え付けます。深さ50~60cmほどの植え穴を掘り、柑橘類の培養土を使うか、堆肥や腐葉土を混ぜて植えます。寒さに弱いので、冬は株の周りに敷きワラやバークチップなどでマルチングをしておくと安心です。

グレープフルーツの木の水やり、肥料の与え方は?

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いてからたっぷりと水を与えるのが基本です。ただ、夏は乾きやすくなるので、朝と夕方に土の状態を確認し、乾いているようであれば水やりをしてください。冬は気温が下がり、土が乾きにくくなるので土の表面が乾いて3~5日ほど経ってから水を与えるとよいですよ。

地植えは、特に水やりの必要はありません。過湿を嫌い、ジメジメした環境だと根腐れになりやすいので、水の与えすぎには注意しましょう。

肥料

植え付けのときに、有機肥料や完熟堆肥を混ぜ込んでおきましょう。あとは、固形肥料を4〜10月頃、2ヶ月に1回ほど与えます。根がしっかり張り始めるまではゆっくり生長しますが、その後はどんどん大きくなっていくので、肥料が少なめだった場合は、3~11月の期間だけ薄めた液体肥料を1週間に1回ほど施しましょう。

グレープフルーツの木の剪定の時期と方法は?

グレープ 挿し木 剪定 ハサミ 庭木 子供

グレープフルーツの剪定は、3月上旬~4月上旬の春と、6月中旬~7月上旬の初夏の2回行います。春の剪定は、前年の枝と結実した枝を長めに切り落とし、その他は、不要な枝を透かす程度にとどめておきます。初夏の剪定は、今年伸びた枝の中でも伸びすぎた枝を選んで切り取ります。

切り過ぎは翌年の花芽を減らすことになるので、バランスよく整えましょう。左右に枝を伸ばす、開心自然形仕立てにするときれいな仕上がりになりますよ。

グレープフルーツの木の植え替えの時期と方法は?

グレープフルーツの鉢植えは、3月下旬~4月中旬頃が植え替えの適期です。根詰まりを防ぎ、通気性をよくするため、2~3年に1回を目安に植え替えをしましょう。

根に付いた土は崩さないように気をつけながら、古い根やゴミを取り除いて1回り大きな鉢へ植え替えます。このとき、根を半分ほど優しくほぐし、白い根を全体の1/3ほど切って整理するとコンパクトに育てることができますよ。

植え替え後の2〜4週間は、土を乾燥させすぎないように気を付けて観察してください。また、実が付くようになったら、毎年植え替えてくださいね。

グレープフルーツの実の収穫の時期と方法は?

グレープフルーツ

グレープフルーツの収穫の時期は、12月下旬~1月上旬頃が適期です。収穫後は、風通しのよい場所に1〜2ヶ月ほど追熟させましょう。産地によっては4月頃まで完熟させてから収穫する場合もあります。

グレープフルーツの木の栽培で注意する病害虫は?

エカキムシ

グレープフルーツの葉っぱには、エカキムシが付くことがあります。葉っぱを食害し、食べた跡が絵を描いたように見えるのが特徴です。見つけ次第駆除するほか、ネットをかけて成虫の飛来を防ぎましょう。また、アゲハ蝶も卵を産み付けることがあるので、日頃から葉っぱのチェックをして、早めに対策していくとよいですよ。

グレープフルーツの木は観葉植物としても楽しめる

グレープフルーツ

グレープフルーツは、丈夫で育てることは比較的簡単な果樹ですが、おいしい果実を実らせるには、原産地の熱帯地域のような環境が必要です。気温を保ってたくさんの日光を当てて初めて果実を実らせますが、果実以外に観葉植物として利用するのもおすすめです。葉色や形がよいので、記念樹として植えはじめてみるのもよいかもしれませんね。

更新日: 2020年03月18日

初回公開日: 2016年05月30日

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