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ムラサキツユクサ(紫露草)の育て方|苗植えの時期と方法は?

紫色の花とシュッと細長い葉っぱが和の雰囲気をもつムラサキツユクサ。気持ちが沈みがちな冬に花を咲かせ、庭や花壇を彩ってくれます。1つ1つの花の寿命は短いですが、毎日次々と新しい花を咲かせる姿からは、たくましさも感じられますね。今回は、そんなムラサキツユクサの育て方について、種まきや苗植えの時期と方法などをご紹介します。

ムラサキツユクサ(紫露草)の育て方のポイントは?

ムラサキツユクサは、たくさんの日光に当てて育てることがポイントです。暑さにも寒さにも強く、土質を選ばずどんな場所でも元気に育ちます。ただ、日当たりが悪いと花付きが悪くなるので注意してください。

ムラサキツユクサの苗植えの時期と方法は?

苗 水やり

ほぼ1年中苗植えはできますが、3~6月頃か9~10月頃に行うのが安心です。鉢植えは、赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた水はけのよい土を作り、1~2回り大きな鉢に植え付けていきます。市販の草花用培養土を使うときは、川砂や軽石を2~3割混ぜ込んでおきましょう。地植えは、日向から明るい半日陰の場所を選び、植え穴を掘った土に堆肥や腐葉土を混ぜておきます。

ムラサキツユクサの水やり、肥料の与え方は?

水やり じょうろ 屋外 庭

水やり

水が足りないのも苦手ですが、常に土が湿っていると根腐れを起こしてしまいます。鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えますが、冬の休眠期や夏の高温期は乾燥気味に管理するとよいですよ。地植えの場合はほとんど水やりの必要はありません。

肥料

多くの肥料は必要ありません。3月頃と9月頃にゆっくりと効く緩効性化成肥料などを株元に置くか、骨粉入りの固形油粕などを与えます。肥料が多いと株が大きくなりすぎたり、肥料焼けを起こして枯れたりするので注意してください。

ムラサキツユクサの剪定の時期と方法は?

ムラサキツユクサ

花が一通り咲き終わったら、株元から刈り込みます。そこからわき芽が伸び、秋に芽吹いて再び花を楽しむことができます。葉っぱが伸びすぎていると感じたときは、冬であっても刈り込んで形を整えておくとよいですよ。

ムラサキツユクサの植え替えの時期と方法は?

生育旺盛で、鉢植えはすぐに根詰まりを起こしてしまいます。2年以上植え替えてない株は、3月または10月頃に1回り大きな鉢に移しましょう。

地植えは、基本的に植えっぱなしでもよいですが、株が大きくなりすぎてしまったら、株分けを兼ねて植え替えるのがおすすめです。

ムラサキツユクサの増やし方!株分けの時期と方法は?

ムラサキツユクサ

植え替えと同じ3月か10月頃に、株分けで数を増やすことができます。10~15cm離れたところから囲むように株を掘り起こし、根に付いた土を落としたら、均等に花や葉っぱが付くよう切り分けてください。それぞれの株は植え付け時と同じ手順で植え付けていきます。

ムラサキツユクサを育ててみよう

ムラサキツユクサ

ムラサキツユクサは、どんな環境でも育ち、手間がかからないことから、これから園芸をはじめてみようという初心者にもおすすめの植物です。一般的に紫色の花ですが、白やピンクといった園芸品種もあり、庭の雰囲気に合わせて株を選べます。和の落ち着いた雰囲気があり、梅雨のうっとうしさを和らげてくれますよ。

更新日: 2020年03月17日

初回公開日: 2016年02月15日

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