ホルティ 生活を彩ろう。花、植物、ガーデニング情報をお届け
アジサイ

アジサイ(紫陽花)の育て方!苗の鉢植えや地植え、植え替えの方法は?

梅雨時に青やピンク色のきれいな花を咲かせるアジサイを見て、「自宅でも育ててみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか?でもいざ育ててみると、花が咲かない、年々花が小さくなっていくなど、アジサイは育てるのむずかしい植物でもあります。

そこで今回は、毎年アジサイの美しい花を楽しむために、植え付けから植え替え、土、肥料、水やりなど育て方のコツをご紹介します。

アジサイ(紫陽花)の育て方のポイントは?

あじさい 女の子 傘 梅雨

アジサイを上手に育てるには、土の管理と水やりがポイントです。ピンク色のアジサイを育てたいならアルカリ性の強い土を用意し、青色のアジサイを育てたいなら酸性の土を用意しましょう。

アジサイ(紫陽花)の苗植え!鉢植えや地植えの時期と方法は?

アジサイ アナベル 地植え (2)

アジサイの苗を植える適期は、3~4月か9月頃です。苗は1年中購入できるので、春か秋頃になったら準備しておきます。鉢植えと地植えのどちらでも栽培できますが、好みの花色があるときは、土の管理が簡単な鉢植えがおすすめですよ。

鉢植え

  1. 苗ポットよりも一回りから二回り大きな鉢を用意する
  2. 鉢底に軽石や鉢底石を敷いて、1/2ほど土を入れる
  3. ポットから苗を取り出して、手で軽く根をほぐす
  4. 苗を植える
  5. 周りに土を入れて、株を安定させる
  6. たっぷりと水やりをする

庭植え

アジサイは植える場所が大切です。風通しがよすぎると、冬の冷たい風で新芽が出てこない「芽飛び」という現象が起こります。

また、西日が当たる場所では、葉焼けや水切れを起こして枯れる恐れがあります。午前中は日光が差し込み、冬に冷たい風が当たらない場所を選ぶとよいですよ。

  1. 苗を植える1ヶ月前に土作りをしておく
  2. 苗よりも一回り大きな穴を掘る
  3. 苗を植え、周りに土を入れる
  4. 水やりをする
  5. 周りの土を固めて苗を固定する

アジサイ(紫陽花)の土作り、肥料、水やりの時期と方法は?

培養土 作り方

青色のアジサイの土作り

アジサイを青色にしたいなら、土を酸性にします。自分で作るときは、赤玉土(小粒)5:腐葉土3:ピートモス2ほどの割合で混ぜた土がおすすめです。

青色のアジサイの土は市販されているので、鉢植えならそちらを利用してもかまいません。地植えで初めて庭土を耕すなら、庭土5:腐葉土3:ピートモス2の割合で混ぜて耕し、2週間ほど寝かせておきましょう。

ピンク色のアジサイの土作り

ピンク色の花を咲かせたいときは、土をアルカリ性にします。自分で作るなら、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土に、一握りくらいの苦土石灰を混ぜて2週間ほど寝かせます。

雨によってアルカリ性が薄まるので、同じ量の苦土石灰を春先になったら加えてください。ただ、日本の雨は酸性で、土壌は酸性にかたむきやすくなっています。

水やり

アジサイは乾燥を嫌います。鉢植えは、土の表面が乾いたら鉢底から流れ出るほどたっぷり水やりをしましょう。夏は朝と夜の2回、土を観察してください。ただ、カシワアジサイなど過湿を嫌う品種は、土の表面がしっかり乾いてから水やりをします。

地植えに水やりは不要です。ただ、日照りが続いたときや日がよくあたる場所など乾燥しやすいところは、株の周りにワラや腐葉土を被せて乾燥を遅らせ、保湿性を高めるのがおすすめです。

肥料

アジサイは適量の肥料を与えることで、たくさん花を咲かせます。肥料成分がゆっくり効いて長続きする緩行性の肥料がおすすめです。

鉢植えと地植えともに、3~4月の苗を植えるタイミングと花が咲いた後の7~8月、冬の12月中旬~2月上旬に1回ずつ、肥料の三大要素が均等に含まれたタイプを与えます。花が咲いた後は、速効性の薄めた液体肥料を10日に1回程度与えると生育がよくなりますよ。

アジサイ(紫陽花)の植え替え時期と方法は?

アジサイ ピンク  あじさい 紫陽花 

アジサイの鉢植えは、花が咲き終わった7月下旬~9月頃に一回り大きな鉢に植え替えます。根の生長が早く、根詰まりを起こしやすいアジサイの性質上、1~2年に1回は植え替えが必要です。

地植えに植え替えは不要ですが、土質を変えたいなどの理由で土を入れ替えたいときは、休眠期の11~3月上旬頃がおすすめです。根を傷つけないよう株を掘り上げ、根を軽くもみほぐしてから新しい土に植え替えましょう。

アジサイ(紫陽花)の手入れ!剪定時期と方法は?

アジサイ 青

アジサイが大きくなっても邪魔にならなければ、剪定などの手入れは不要です。ただ、樹形や高さを調節したい鉢植えや、スペースに余裕がないなどのときは、花が咲き終わった6〜9月頃に剪定します。

高さを調節したいときは、咲き終えた花のすぐ下の節を目安に切り取ります。樹形を整えたいときは、内向きの枝、伸びすぎた枝を株元近くから切り落とします。

アジサイ(紫陽花)の増やし方!挿し木や株分けの時期や方法は?

あじさい 花瓶  アジサイ 紫陽花 

アジサイは、挿し木と株分けで数を増やします。挿し木は生長が早く簡単なので、初心者の方にはおすすめです。大きくなりすぎた株をコンパクトにしたいときは、株分けによって小さくして数を増やせるので一石二鳥ですよ。

挿し木

  1. 6月上旬~7月、花芽のついていない枝を15cmほど切り取る
  2. 葉の数を半分にし、切り口を斜めに整える
  3. 1~2時間ほど切り口を水につける
  4. 苗と同じ土を湿らせて鉢や庭に準備する
  5. 指や割り箸で穴を掘る
  6. 枝を挿し、根が生えるまで土が乾かないように水やりを続ける
  7. 半日陰で約1ヶ月管理する
  8. 十分に発根したら、一回り大きな鉢へ植え替えるか庭に植える

株分け

  1. 全ての花が咲き終わった後、株を掘り上げる
  2. 根を傷つけないよう、手で土を落とす
  3. できれば手で株を分け、硬い場合はマイナスドライバーやナイフを使う
  4. 苗と同じ土に分けた株を植える

アジサイ(紫陽花)の栽培で注意する病気や害虫は?

あじさい ピンク あじさい  アジサイ 紫陽花 

アジサイは、病気にかかりにくい植物です。ただ、過湿や雑菌が多いと病気かかることがあります。殺菌剤を定期的に散布しておけば、予防は可能です。

また、定期的に剪定して風通しをよくしておくことも予防につながります。病気にかかった部分があれば、すぐに切り取って処分し、切り取った部分に殺菌剤をまきましょう。

黒点病(黒星病)

黒点病は、葉に淡褐色や黒色の斑点が出て落葉する病気です。病原菌が好む高温多湿な環境を避け、窒素が多い土にならないよう注意します。ダコニール1000などの総合殺菌剤を定期的に土へ散布するのが予防に効果的です。

炭そ病

炭そ病は、葉に斑点ができ、穴が開いたり枯れたりする病気です。病原菌は高温多湿を好み、雨風によって伝染していきます。GFベンレート水和剤などで予防・治療することができます。

うどんこ病

うどんこ病は、葉や花が粉をまぶしたように白くなる病気です。光合成ができなくなり、葉から栄養分が吸収されてしまうので、生育不良で花が咲かなくなります。見つけてすぐにサプロール乳剤やカリグリーンなどを散布すると有効ですよ。

カミキリムシ

カミキリムシは、幼虫が幹の中を食い荒らし、葉や株を枯らしてしまう病害虫です。幼虫は株元に木くずを落とす特徴があるので、見つけたら穴を探して針金や殺虫剤で退治します。

ハダニ

ハダニは、葉っぱにつきやすい外注です。感染すると、葉は茶色に変色して落葉します。セロテープでハダニを葉っぱから剥がして掃除したり、酢やとうがらしなどを薄めたものを霧吹きで葉っぱに吹きかけたりして退治できます。

アジサイ(紫陽花)は育て方で花色が変わる

アジサイ 庭

アジサイの花束は、近年贈り物として人気が高まっています。特に母の日などは旬の時期でもあり、花屋さんには色鮮やかなアジサイがたくさん並んでいますよ。アジサイを栽培してみたい方は、土のpH度合いによって花色が変わる性質をぜひ体感してみてくださいね。

アジサイを楽天市場で探す

初回公開日: 2015年06月11日