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【モミジ(楓)の育て方】苗植えの時期と方法は?盆栽は?

モミジは、秋になると美しく色づく落葉性の樹木です。ただ、モミジという植物は学術上存在せず、カエデ科の植物の中でもイロハモミジやヤマモミジなど日本でよく見かけるものを指します。元々日本にあった植物であることから育てやすく、庭木や鉢植えとして親しまれている他、盆栽にして楽しまれていますよ。

今回は、そんなモミジ(紅葉/楓)の苗植えの時期と方法や盆栽の育て方についてご紹介します。

モミジ(紅葉/楓)の苗植えの時期と方法は?鉢植えや地植えで育てる?

モミジをはじめて栽培するときは苗からスタートします。大きな木のイメージがありますが、剪定によって木のサイズを調節できることから、鉢植えや盆栽ににすることも可能です。11〜12月か2〜3月が苗植えの適期です。

鉢植えの場合

鉢植えにするときは、草花用培養土を使い、苗よりも一〜二回り大きな鉢に植えていきます。このとき、傷んでいたり、腐っていたりする根は切り詰めておきましょう。

地植えの場合

地植えは、直射日光の当たらない広めの場所に植えていきます。まずは苗よりも大きく深めの穴を掘ります。そして、掘り上げた土に堆肥や腐葉土を混ぜたら、高さ15〜20cm埋めもどし、そこへ苗をやや高めに植えていきます。

鉢植え、地植えともに苗植えが終わったらたっぷりと水やりをして完了です。

モミジ(紅葉/楓)の育て方!水やり・肥料の与え方は?

水やり

モミジは、極端に乾燥しない限り水をたくさん与える必要はありません。地植えなら水やりはほぼ不要です。鉢植えの場合は、土が乾燥しはじめたら水を与えるようにしてください。1日1回を基本に、真夏は朝と夜の2回、冬は控えめに与えるとよいですよ。

肥料の与え方

モミジは落葉樹で、春先から新芽を生やします。このときに栄養を補給してあげることで、生育がよくなります。冬の寒さがやわらいできたら、化成肥料を株元に施します。リン酸とカリウムが多めに含まれている肥料と使いましょう。

モミジ(紅葉/楓)の育て方!植え替え時期と方法は?

 

鉢植えの場合

鉢植えの場合は根詰まりを防ぐために数年に1回、一回り大きい鉢に植え替えます。植え替えの時期はや手順は、苗植えと同じです。作業をはじめる前に枝を切っておくと株への負担を減らすことができますよ。

地植えの場合

地植えなら植え替えの必要はありません。

モミジ(紅葉/楓)の剪定時期と方法は?

モミジは樹形が美しいことから、本来は剪定を必要としません。しかし、庭のスペースがいっぱいになってしまったり、大きく育てたくなかったりする場合は、剪定を行なって木のサイズを調節します。

木への負担を少なくするために、剪定は11~1月の落葉しているときに行います。伸びすぎた枝、弱々しい枝、混み合っている枝を整理していきましょう。

モミジ(紅葉/楓)の増やし方!種まきの時期と方法は?

モミジは種まきで増やすことができます。花の後につく種を秋に採取し、湿らせた砂に埋めて保存し、3月にまいていきます。まずは種を殻から取り出し、水に1日以上浸しましょう。そして、種まき用土などを入れた育苗ポットを準備して植えていきます。

モミジ(紅葉/楓)の盆栽の方法は?

モミジは、剪定によってサイズを調節できることと、美しい紅葉を鑑賞することができるため、盆栽にもよく用いられます。種まきから育てた株を使うと簡単です。

盆栽用の器への植え方や時期は、苗植えと同じです。ただ、器に高さがないことがあるので、そのときは針金でモミジの株を支えながら植えていきましょう。土は市販の「盆栽用の土」を使うと簡単です。最後に土の表面にコケを張り付ければ、盆栽らしい姿になります。

植え付けが完了したら、年間を通して直射日光のあたらない屋外で管理します。冬の間に盆栽用の肥料を置いてあげると元気な姿を保てますよ。伸ばしたくない枝の新芽は摘み取り、葉や枝が混み合ってきたら葉刈りや剪定を行なってください。

モミジ(紅葉/楓)が注意する病害虫は?

モミジなどのカエデ属の樹木は、様々な病気や害虫の被害にあいます。中でもよく目にするのがうどんこ病と、アブラムシやゴマダラカマキリなどの害虫です。

うどんこ病は、梅雨などの過湿の環境で発生しやすい病気です。葉の表面に白い斑点が現れたら感染したサイン。

病気にかかった葉っぱはていねいに取り除き、樹木用殺菌剤などを散布して防除してください。風通しや土の水はけをよくすることが、感染しない近道です。

アブラムシは、幹や枝、新芽に寄生する害虫で、すす病を誘発する恐れがあります。春先に多く発生するので、発見ししだい殺虫剤で駆除していきましょう。

ゴマダラカミキリは6月頃に発生し、枝の中を食害されて削り取られたようになり、木が枯れてしまいます。夜に見回りをして成虫を捕獲します。卵を産みつけられないように、株元から50cmほどまでテープを巻いておくと予防につながります(※1)。

モミジ(紅葉/楓)の育て方のポイントは?

カエデ科の植物は乾燥を苦手とするので、直射日光の当たらない場所で育てるようにしてください。特に真夏の強い日差しや高温は、葉がしおれたり、焼けたりしてしまいます。

モミジ(紅葉/楓)は庭植え、鉢植え、盆栽と色々な育て方を楽しめる

赤や黄色に葉の色が変わるモミジは、秋の風物詩ともいえますよね。その美しい紅葉は、庭植えで楽しめるだけでなく、鉢植えや盆栽も行うことができます。特に盆栽は、仕立て方によって和の雰囲気を存分に味わうことができますよ。育生の手間もあまりかからないので、初心者にもおすすめです。

初回公開日: 2015年08月06日