ホルティ 生活を彩ろう。花、植物、ガーデニング情報をお届け

ターサイ(塌菜)とは?栽培方法は?

なかなかなじみのない中国野菜のタアサイ。スーパーでたまに見かけるけれど、どうやって食べたらよいかわからないという人も多いのではないでしょうか?実は、クセがなくて甘みが強く、どんな料理ともよく合う万能な葉物野菜なんですよ。今回は、そんなターサイとはどんな野菜なのかを、栽培方法と合せてご紹介します。

ターサイ(塌菜)の学名・原産国・英語

学名
Brassica rapa var. rosularis
科・属名
アブラナ科・アブラナ属
英名
Tatsoi
Spinach mustard
Spoon mustard
原産地
中国
収穫期
12~2月
別名
如月菜(2月に収穫できるもの)

ターサイ(塌菜)とは?どんな野菜?

ターサイは、アブラナ科・アブラナ属に分類される葉物野菜です。中国が原産で、白軸のチンゲンサイである「パクチョイ」の変種であると考えられています。昭和初期に日本へ渡来したとされていますが、そのときは定着せず、一般に普及したのは1980年代になってからです。

草丈は20cmくらいに生長し、肉厚な葉っぱをロゼッタ状に広げます。葉っぱはツヤのある濃い緑色をしていて、クシュクシュに縮れているのが特徴です。耐寒性の高い野菜で、霜に当たると甘みが増すことから、冬に旬を迎えます。また、2~3月頃に付く花芽もおいしいんですよ。

ターサイ(塌菜)の栄養や効果・効能は?

βカロテン、カリウム、カルシウム、ビタミンKなどがバランスよく含まれています。中でも、βカロテンは菜の花などの葉物野菜と同じくらいあります。βカロテンは、体内でビタミンAに変わる物質で、皮膚や粘膜を保護、目の健康を維持、強い抗酸化作用による免疫力をアップ、アンチエイジングや成人病の予防効果が期待できます。βカロテンは油と一緒に摂取すると吸収がよくなるので、ごま油などで炒めて食べると効果的にとることができます。

ターサイ(塌菜)の食べ方は?

見た目のインパクトと違い、アクやクセ、青臭さがなく、甘みが強い葉物野菜です。また、葉っぱn食感がやわらかいこともポイント。原産地の中国では、炒めて食べるのが主流です。ほかにも、ほうれん草や小松菜のように煮びたしや鍋など和食に利用してもおいしくいただけます。

ターサイ(塌菜)の育て方のポイントは?

過去にアブラナ科の植物を育てたことのある場所での栽培は避け、虫よけを施しておくことがたくさん収穫するコツです。ターサイを含むアブラナ科の植物は連作障害を起こしやすいので、少なくとも2~3年は間隔を開けて栽培すると安心です。また、コナガの幼虫は大敵。苗がある程度育ったら、防虫ネットを張って虫の飛来を防ぎます。

ターサイ(塌菜)の種まきの時期と方法は?

4月上旬~5月中旬か8月下旬~10月上旬が種まきの適期です。ただ、温かい時期は病害虫の被害にあいやすいので、はじめて栽培するなら秋の種まきがおすすめ。種を土に直接まき、間引きながら育てていきます。

鉢・プランター

中性~弱アルカリ性の土を好むので、市販の野菜用培養土を使うか、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:バーミキュライト1の割合で混ぜた土を使います。

  1. 60cmプランターに鉢底石を敷く
  2. 容器の8分目くらいまで土を入れる
  3. 15~20cm間隔に、深さ1cmほどの種まき穴を指で空ける
  4. 種を2~3粒穴にまく
  5. 穴に土を被せ、軽く上から手で押さえる
  6. たっぷりと水やりをして、土が乾燥しないよう管理する
  7. 発芽したら、葉っぱが触れ合わないくらいに間引く、
  8. 本葉が5~6枚になったら、株同士の間隔が20cmくらいになるよう間引く
  9. 本葉が10枚くらいに生長したら、株間を十分に空けるよう必要があれば間引く

地植え

酸性の土には弱いので、種まきをする前に苦土石灰を土に混ぜ込んで中和していきます。植え付ける2週間前に、1㎡あたり100g(コップ1杯くらい)の苦土石灰を混ぜて1週間寝かせます。その後化成肥料を土に混ぜ込み、15~25cm間隔に穴を空けて種をまきます。種まきをしてからの管理は、鉢・プランター植えのときと同じです。

ターサイ(塌菜)の水やり、

水やり

地植えは、特に水やりは必要ありませんが。プランター栽培は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりしてください。

肥料

本葉が4~5枚になったときと、その半月後に化成肥料を追加で与えていきます。株間に肥料をまいたら、土と混ぜて株元に寄せるとよいですよ。

ターサイ(塌菜)の収穫の時期と方法は?

株の直径が20㎝を超えたら収穫できます。根元をハサミや包丁などで切りとっていきましょう。
春まきの場合は種をまいてから40~45日くらい。秋まきなら50~60日頃が収穫の目安です。

ターサイ(塌菜)の栽培で注意する病気や害虫は?

ターサイは、アブラムシやヨトウムシ、コナガの幼虫といった害虫の被害にあいます。中でもコナガの幼虫は天敵。防虫ネットをプランターや畑に張って虫の飛来を防ぐとともに、見つけたら効果のある薬剤を散布して駆除していきます。

ターサイ(塌菜)は育て方の簡単な葉物野菜

ターサイ

ターサイは、種まきから収穫までの期間が短い葉物野菜です。害虫の被害には注意が必要ですが、それ以外は特別な管理は必要ありませんよ。一度葉物野菜を育てたことがある人なら、一層栽培が簡単だと感じられるはず。めずらしい野菜なので、ぜひ家庭菜園で育てて、味わってみてくださいね。

初回公開日: 2016年06月29日