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エゴノキ(チシャノキ)の育て方!剪定や挿し木の時期と方法は?

見上げると、真っ白な花が降り注ぐように咲いているエゴノキ。日本に古くから自生しており、その美しさから庭木やシンボルツリーとして利用されています。育て方も手間がかからず簡単。今回は、そんなエゴノキの育て方について、剪定や挿し木の時期と方法をご紹介します。

エゴノキ(チシャノキ)の育て方のポイントは?

湿り気のある土壌で、適度に剪定をしていくことが、美しく育てるポイントです。乾燥に弱いので、特に夏の水切れに注意してください。また、自然な樹形を楽しめるので強い剪定は必要ありませんが、枝が茂りすぎてしまうと幹に日が当たらず、生育が弱まってしまいます。

エゴノキ(チシャノキ)の種まきや苗植えの時期と方法は?

エゴノキ (1)

種まき

9~11月頃に、成熟した実から採取した種をまいていきます。赤玉土(小粒)にピートモスを加えた湿り気のあるものが最適です。種をまいたら、土が乾かないよう水やりをして管理し、発芽して十分に生長したら、鉢か地面に植え替えてください。

苗植え

11~12月か2月下旬~3月に、鉢か地面に植え付けていきます。鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢に植え付けます。地植えは、苗よりも1~2回り大きな植え穴を掘って植えます。

エゴノキ(チシャノキ)の土作り、水やり、肥料の与え方

枝 挿し木 植え付け 土 苗木

土作り

少し湿り気のある、水もちのよい土を好みます。鉢植えは、黒土に腐葉土や堆肥を2~3割混ぜ込んだものや、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土がおすすめです。地植えは、植え穴を掘った土に腐葉土や堆肥をたっぷり混ぜておきましょう。

水やり

乾燥にやや弱いので、鉢植えは、春~秋にかけての生育期には土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。一方、冬は生育が衰えるので、水やりの回数を減らしていきます。地植えは、雨が降らない日が続いたときだけ水やりをしてください。

肥料の与え方

肥料は特に必要ありません。花を咲かせた後や寒い時期に、生育が悪いようであればゆっくりと効く緩効性化成肥料や油かすなどの有機肥料を与えてください。

エゴノキ(チシャノキ)の剪定の時期と方法は?

挿し木 増やし方 剪定 切り戻し (5)

11月~12月か2~3月が適期です。横に枝をはる自然な樹形が楽しめる樹木なので、不要な枝だけを間引く程度の剪定でかまいません。伸びすぎている枝や上下に向いている枝、混み合っている枝を付け根から切り取っていきましょう。あまりたくさんの枝を剪定してしまうと、逆に樹形を乱してしまうので注意してください。

エゴノキ(チシャノキ)の植え替えの時期と方法は?

植え替え 根腐れ 病気

生育が旺盛なことから、鉢植えは2~3年に1回、1~2回り大きな鉢に植え替えます。葉っぱが散っている1~2月が適期です。鉢から取り出したら、傷んだ根を取り除いてから植え替えましょう。手順は、植え付け時と同じです。

エゴノキ(チシャノキ)の増やし方!挿し木や接ぎ木の時期と方法は?

エゴノキ

エゴノキは、種まきや挿し木、接ぎ木で数を増やすことができます。種まきの手順や時期は、上述した通りです。挿し木と接ぎ木は、3月が適期です。

挿し木

1. 前の年に伸びた枝で、太くしっかりしているものを10~15cmほどの長さに切り取る
2. 切り口を斜めにカットし、0.5~1時間ほど水に浸ける
3. 枝の中心から切り口のあたりにある葉っぱは取り除く
4. 赤玉土(小粒)など挿し木用の清潔な土に枝を挿す
5. 根が十分に生えたら鉢や地面に植え替える

接ぎ木

1. 種から育てた苗を台木とする
2. 台木に三角形の切り込みを入れる
3. 増やしたい株の枝のうち、前の年に伸びた太いものを10~15cmの長さに切り取る
4. 台木と枝の切り口が合うよう、枝の切り口を整える
5. 台木と枝の切り口を合わせ、接ぎ木テープで固定する
6. 周りをビニールで巻いて乾燥を防ぐ

エゴノキ(チシャノキ)の栽培で注意する病気や害虫は?

褐斑病・さび病

いずれもカビが原因の病気で、葉っぱの表面にポツポツとした斑点ができ、全体へと広がっていきます。回復しないことから、病気にかかった部分は取り除き、殺菌剤を散布して拡大を防ぎます。

うどんこ病

木全体が白い粉をまぶしたような見た目になる、カビが原因の病気です。主に葉っぱや花首に発生し、光合成ができなくなって株が枯れてしまいます。見つけたら病気にかかった部分を切り落とし、薬剤を散布します。

エゴノキアブラムシ

卵を産み付けられると、その部分が虫こぶになります。そして、卵がかえると、葉っぱや新芽を食害して株を弱らせます。見つけたらすぐに薬剤を散布して駆除していきましょう。また、虫こぶを見つけたら切り落としてください。

カミキリムシ(テッポウムシ)

幹の中に卵が産み付けられ、幼虫が木の中を食い荒らします。のこぎりで木を切ったときに出るおがくずのようなものが株元にあれば、被害を疑ってください。小さな穴の中に潜んでいるので、中に殺虫剤を噴射して駆除していきます。

エゴノキ(チシャノキ)は庭のシンボルツリーに人気の花木

エゴノキ (4)

かわいらしい花を咲かせることから、庭のシンボルツリーとして人気のエゴノキ。そのかわいらしさから、公園などで見かけたことのある方も多いと思います。実に毒があることには注意が必要ですが、育てやすい花木なので、庭の彩りの1つに加えてみてくださいね。

初回公開日: 2016年01月26日