ホルティ 生活を彩ろう。花、植物、ガーデニング情報をお届け

エゴノキ(チシャノキ)の花言葉とは?実の毒性や葉っぱの特徴は?

エゴノキは、日当たりのよい雑木林で見かけることの多い樹木の1つです。古くから日本人に親しまれ、育てる手間もかからないことから、シンボルツリーなどの庭木としても人気があります。春から初夏にかけて、真っ白な花をたくさん咲かせて楽しませてくれますよ。今回は、そんなエゴノキの花言葉や実の毒性、葉っぱの特徴などについてご紹介します。

エゴノキ(チシャノキ)の花言葉とは?

『壮大』

枝や葉っぱの間から、たくさんの香りのよい花を咲かせる姿が印象的なことから、「壮大」という花言葉が付けられました。

エゴノキ(チシャノキ)の学名・原産国・英語

学名
Styrax japonica
科・属名
エゴノキ科・エゴノキ属
英名
Japanese snowbell
原産地
日本、朝鮮半島、中国
開花期
5~6月
花の色
別名
チシャノキ
チサノキ

エゴノキ(チシャノキ)とは?花や葉っぱの特徴は?

エゴノキ (4)

エゴノキは、北海道から九州・沖縄と日本全国に分布する落葉性の高木です。古くから庭に植栽されて楽しまれ、歌舞伎の演目にも「チシャノキ」「チサノキ」の名称で登場します。また、将棋の駒を作る木材としても利用されてきました。

樹高は5~10mほどの高さまで赤褐色の樹皮を持つ幹を伸ばして生長します。枝には4~8cmほどの卵型をした葉っぱを互い違いに生やします。浅いギザギザが葉っぱの縁にあるのが特徴です。

5~6月なると、葉っぱの付け根あたりから茎を伸ばし、下向きに真っ白な花をたくさん咲かせます。花は鈴型で、甘い香りを放ちます。花ごとポトッと落ちる散り方が特徴的で、花の後に灰白色の実を付けます。

エゴノキ(チシャノキ)の実の毒性は?

エゴノキ (3)

実の皮には、エゴサポニンという有毒物質を含んでいます。噛むと苦味があることから、「えぐい」という方言がなまって「エゴノキ」となったという説もあるんですよ。

エゴサポニンは、水に溶けると石鹸のように泡立つ性質があることから、古くは実を石鹸代わりに利用していました。しかし、エゴサポニンが体内に入ると赤血球が破壊され、蕁麻疹や胃粘膜の炎症などを引き起こす恐れがあり、食用することはできません。この水に溶ける性質を利用して、エゴノキの実を漁業の現場で使う地方もあります。

エゴノキ(チシャノキ)の種類や品種は?

アカバナエゴノキ(ピンクチャイム)

アカバナエゴノキは、パールピンクのかわいらしい花を咲かせる園芸用の品種です。白い花を咲かせる通常のエゴノキよりも華やかさがあり、庭を彩るシンボルツリーとして人気がありますよ。エゴノキに比べて生長が遅いことが特徴です。

オオバエゴノキ

オオバエゴノキは、エゴノキより花や葉っぱが大きいことが特徴です。樹高は7~8mほどに生長し、4月中旬〜5月に白い花を咲かせます。伊豆七島や和歌山県大島、沖縄などで見ることができます。

シダレエゴノキ

名前の通り、枝が下に向かって垂れ下がる姿が美しい品種です。また、エゴノキに比べてコンパクトに樹形がまとまり、鉢植えでも育てることができます。

ベニガクエゴノキ

花びらは白色で、葉っぱの変化した萼の部分だけが赤く色づく品種です。5~6月に花を咲かせます。

エゴノキ(チシャノキ)は花と新緑の葉のコントラストが美しい樹木

エゴノキ (2)

エゴノキは、日本で古くから親しまれる花木の1つです。葉っぱの間からたくさんの花を覗かせる姿からは、奥ゆかしさが感じられます。また、木の下から花を眺めると、木から降るような花の姿を見て楽しめますよ。新緑と白い花のコントラストが美しく、見ているだけで時の流れを忘れてしまうかもしれませんね。

初回公開日: 2016年01月26日