ホルティ 生活を彩ろう。花、植物、ガーデニング情報をお届け

【タイムの育て方】種まきや苗植え、剪定、挿し木の時期と方法は?

タイムは、約400種類が北半球を中心に自生している植物です。一般的にタイムというと「コモンタイム」という品種をさし、料理の臭み消しなどに使われています。

今回は、種まきや苗植え、増やし方、剪定、挿し木の時期や方法など、タイムの育て方を紹介します。

タイムの種まき・苗植えの時期と方法とは?

種まき

4~5月頃にまく「春まき」か、9~10月頃にまく「秋まき」をおこないます。小さなポットに土を入れて、種が重ならないようにばらまきます。

発芽には光が必要で、土はかぶせずに霧吹きでたっぷり水を与えましょう。もしくは、種が流れないように静かにゆっくり水をあげて、あえて鉢皿に水を溜めます。

発芽してからしばらくすると本葉が育ってくるので、3~4枚ほど出たら育ちの遅い種を回収(間引き)し、草丈が5~6cm以上になったら庭や新しい鉢に植え替えます。

苗植え

4月中旬~6月下旬、または9月中旬~下旬頃が植え付けの適期です。地植えは、15cmほど盛り上げた土(高畝:たかうね)に、20~25cmの間隔を空けて植え付けます。土の表面を粗めの砂のようなものにすると、水はけがよくなります。

鉢植えの場合は、鉢底からネット、鉢底石、土を軽く入れたら苗を植えます。中央に苗を入れて周りから土を寄せて、最後に上から土を押し固めて完成です。複数の苗を植えるときは、15~20cmは間隔を空けてください。

タイムの土作り・水やり・肥料の時期や方法とは?

土作り

酸性の土を嫌い、水はけのよい石灰質の土を好みます。地植えには、苗を植え付ける1~2週間前に、掘り上げた庭の土と石灰を混ぜ込んで寝かせておきます。

鉢植えには、市販のハーブ専用培養土か、赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を利用します。種まきには、種まき用の土かピートモス、ピートバンがおすすめです。

水やり

乾燥した状態を好むので、土の表面が完全に乾いてから、鉢底から流れ出るくらい水やりをします。植え付け直後の1ヶ月間は、根付くまで土が乾かないように水やりをしてください。

冬は寒さで生長が遅くなり、必要になる水の量がすくなくなります。土の表面が乾いて、数日たってから水をあげてください。

肥料

特に与えなくても生長します。生育が悪いときは、3~7月、9~11月の間、1ヶ月に2回ほど薄めた液体肥、もしくは、緩効性の固形肥料を与えます。

適切な肥料は、葉の色つやと香り、育ちがよくなりますが、与えすぎると香りが弱くなってしまうので気をつけてください。

タイムの剪定時期や方法は?

枝が茂ると風通しが悪くなります。高温多湿が苦手なので、梅雨の前に全体の1/3ほど枝を切り落とします。

冬前にも同じように刈り込むと、春に芽がきれいに出そろい、茎葉の収穫がメインの場合は、花が咲く前に摘み取って香りが弱まらないようにします。

タイムの植え替え時期や方法は?

1年に1回、3~4月、または9~10月に植え替えます。植え替えのときは、合わせて株分けすると数を増やすことができます。一回り大きな鉢を用意して植え替えてください。

鉢底から根が出る、葉が全体的に黄色く枯れているときは、根腐れや根詰まり状態なので、できるだけ早く植え替えましょう。

タイムの増やし方!挿し木の方法と時期は?

挿し木

春か秋に、今年伸びたつぼみがなく、木質化していない枝を10cmほどの長さで切り取ります。枝の上につけいている葉を残して、下葉を取り除き、切り口を斜めに切って吸水面積を大きくします。

挿し穂を1~2時間ほど水につけて、バーミキュライトを入れた鉢の中にさし、明るい日陰で育てます。土が乾かないように管理して、根が出て本葉が数枚育ってきたら鉢や庭に植え付けましょう。

圧条法

圧条法とは、長く伸びた枝を折り曲げて、枝先を土に埋め、枝が発根した後に切り離すことで数を増やす方法です。折り曲げた枝が戻らないよう、U字に曲げた針金などで枝を固定しておきましょう。

新芽が出て、針金をとっても持ち上がらないようになったら発根しているので、元の株につけいている枝から切り離せば新しい株になります。

タイムを育てるときに気をつたい病気は?

特に病気や害虫の心配はありません。過湿によって株が弱りやすいので、注意してください。

タイムの育て方のポイントは?

葉の色つやがよく、元気に育てるためには、日当たりと風通しのよい場所を選ぶのがポイントです。日陰で育てることもできますが、元気が足りないときは、明るい場所に移しましょう。

タイムを育てて収穫や過程を楽しもう!

タイムは、育成が簡単なハーブで、年がたつにつれて量が増えてこんもりとしてきます。開花期には、かわいらしい淡いピンクの花で心をなごませてくれますよ。

ハーブとして抗菌・殺菌・抗ウイルス・疲労回復などの効能がある薬草なので、健康のために育ててみてはいかがでしょうか。

初回公開日: 2015年08月26日