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プリムラ・ジュリアンの花言葉と育て方|寄せ植えのコツや花の特徴は?

晩秋から春にかけての長い間、たくさんの花を咲かせるプリムラ・ジュリアン。花色が豊富で、パンジーとともに冬の寄せ植えの定番になっていますよね。今回は、そんなプリムラ・ジュリアンの花言葉と育て方、寄せ植えのコツなどについてご紹介します。

プリムラ・ジュリアンの花言葉とは?

プリムラ ジュリアン

『青春の喜びと悲しみ』

寒さの厳しい冬に美しい花を咲かせ、夏を目の前に枯れてしまうことから、「青春の喜びと悲しみ」という花言葉が付けられました。

プリムラ・ジュリアンの花言葉とは?

プリムラ ジュリアン

『青春の喜びと悲しみ』

寒さの厳しい冬に美しい花を咲かせ、夏を目の前に枯れてしまうことから、「青春の喜びと悲しみ」という晩秋から春にかけての長い間、たくさんの花を咲かせるプリムラ・ジュリアン。花色が豊富で、パンジーとともに冬の寄せ植えの定番になっていますよね。今回は、そんなプリムラ・ジュリアンの花言葉と育て方、寄せ植えのコツなどについてご紹介します。

プリムラ・ジュリアンの学名、原産国、英語

学名
Primula julian
科・属名
サクラソウ科・サクラソウ属
英名
Primrose
原産地
日本
開花期
11~5月
花の色
赤、赤紫、ピンク、橙、青、白、黄、複色など
別名
プリムラ・ジュリアン
西洋桜草(セイヨウサクラソウ)
ジュリアンハイブリッドプリムローズ

プリムラ・ジュリアンとは?どんな花を咲かせる?

プリムラ ジュリアン

プリムラ・ジュリアンはサクラソウ科サクラソウ属の多年草で、プリムラの園芸品種です。ヨーロッパを原産とするプリムラ・ポリアンサと、プリムラ・ジュリエを交配させて1972年に誕生しました。日本の夏の暑さに耐えられないので、園芸上では、しばしば一年草として扱われます。

草丈は10~20cmほどと小型ですが、大きな花が咲きます。花びらに桜のような浅い切れ込みが入っていることが特徴です。何よりも黒以外は揃っていると言われるほど花色のバリエーションが豊富なことが魅力。寒さに強くて育てやすく、一重や八重、バラ咲など咲き方も様々あります。

プリムラ・ジュリアンの育て方のポイントは?

日当たりがよい場所でたっぷりと水を与えて育て、枯れた花はこまめに摘み取ることが、長くプリムラ・ジュリアンの花を楽しむポイントです。日当たりが悪いと花付きが悪くなり、水切れを起こすと花が傷んでしまいます。また、枯れた花を残しておくと、病気や害虫の被害にあいやすくなるので注意してください。

プリムラ・ジュリアンの種まき、苗植えの時期と方法は?

プリムラ ジュリアン

種まき

5~7月が種まきの適期です。赤玉土(小粒)とバーミキュライトを同量混ぜた土を育苗箱に入れ、種を重ならないようにまいてきます。そして、土は被せず、土が乾かないように水やりをして管理します。本葉が2~3枚になったら、3号育苗ポットに植え替え、肥料を与えながら引き続き育て、本葉が4~5枚になったときに鉢や地面に植え替えます。

苗植え

9~10月が苗植えにはおすすめです。鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢を準備し、根に付いた土を崩さず、株の周りに土を入れ込むようにして植えていきます。地植えは、日当たりのよい場所を選び、株同士の間隔を10cmほどあけて、苗よりも1回り大きな植え穴を掘ります。そして、根の土は崩さず、植えていきましょう。

プリムラ・ジュリアンの土作り、水やり、肥料の与え方は?

プリムラ ジュリアン

土作り

水もちがよく、栄養分の多い土を好みます。鉢植えは、市販の草花用培養土を使うのが簡単。自分で配合するなら、赤玉土(小~中粒)5:酸度調整済みピートモス3:バーミキュライト2や、赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で混ぜた土がよいですよ。地植えは、土に腐葉土や堆肥を2~3割混ぜたものを使います。

水やり

与えすぎないことが水やりのコツです。水が足りないと花や葉っぱがしおれてしまいますが、多すぎると根腐れを起こしてかれてしまいます。鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。地植えは、よほど乾燥しているとき以外、水やりの必要はありません。花や葉っぱに水がかかると傷むので、水は株元に注ぐようにしてください。

肥料の与え方

肥料が足りないと、花色が冴えなかったり、花が咲かなかったりします。植え付けるときにゆっくりと効く緩効性化成肥料を土に混ぜ込んだら、11~5月の開花中は10日に1回液肥を与えるようにします。液肥はリン酸分の多いものが、花が咲きやすくなるのでおすすめです。

プリムラ・ジュリアンの寄せ植えのコツは?

プリムラ ジュリアン

プリムラ・ジュリアンは草丈が低く、コンパクトな姿が特徴です。花壇や鉢植えに他の植物と植えるなら、草丈の高い葉牡丹やシクラメンの株元を囲むように植えると、バランスがよいですよ。また、プリムラ・ジュリアンの色違いをまとめて植えるのもかわいらしくておすすめ。同じ時期に花を咲かせるパンジーと植えるときは、花色を揃えるとまとまりのある寄せ植えが完成しますよ。

プリムラ・ジュリアンの剪定の時期と方法は?

枯れた花や葉っぱをそのままにしておくと、株が蒸れて病気や害虫が発生しやすくなります。しおれてしまった花はこまめに摘み取り、変色した葉っぱは切り落としていきましょう。

プリムラ・ジュリアンの植え替えの時期と方法は?

プリムラ ジュリアン

暑さに弱いことから夏越しはむずかしいですが、うまくいったら鉢植えは9~10月頃に1回り大きな鉢に植え替えます。植え付け時と同じく、鉢から抜き出した株の根に付いた土は崩さないように気をつけましょう。

プリムラ・ジュリアンの増やし方!株分けの時期と方法は?

花が咲き終わった後に付く種を育てるか、夏越しに成功した株を株分けして増やすことができます。種牧野手順は、植え付け時と同じです。株分けは、植え替えと同じ9~10月が適しています。

株分け

根に付いた土を軽く落とし、それぞれの株にいくつか芽が付くように根を手で咲いていきます。細かく分けすぎると、その後の発育が悪くなるので注意してください。それぞれの株は1回り大きな鉢か地面に植え付け、通常通り管理していきます。

プリムラ・ジュリアンの育て方で注意する病気や害虫は?

プリムラ・ジュリアン

プリムラ・ジュリアンの栽培で最も注意したいのは、灰色カビ病です。傷んだ花や葉っぱをそのままにするなど、湿度の高い環境を作ってしまうと発生します。病気にかかった部分は回復しないのですぐに切り落として処分し、薬剤を散布して菌が広がらないようにします。

プリムラ・ジュリアンの花で庭やベランダを彩ろう

プリムラ ジュリアン 花

プリムラ・ジュリアンは、1972年に作り出されたプリムラの代表的な品種です。草丈が低く、花色も鮮やかなことから、冬の寂しくなった庭やベランダを華やかに彩ってくれる貴重な存在です。

最近は、八重咲きなど咲き方のバリエーションも増え、今でもたくさんの園芸品種が作られていますよ。育てる手間もかからないので、気軽にガーデニングをはじめてみたいという方におすすめです。

更新日: 2021年03月31日

初回公開日: 2016年03月24日

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