真っ赤な実がかわいい！「ヒペリカム」で簡単いけばなに挑戦してみよう

horti × hanaikeの連載企画！こちらでは、季節の花の定期便「hanaike」の購入者限定で公開している、花の飾り方や楽しみ方コンテンツをhortiでも特別にご紹介していきます。月曜日(隔週)に記事を更新予定なので、お楽しみに♪

過去の記事はこちら。

horti × hanaike

この記事は、季節の花の定期便「hanaike」の購入者限定で公開している、花の飾り方・楽しみ方コンテンツをHORTIでもお届けするという連載企画です。hanaikeのコンテンツクリエイターの中から、隔週で順番に一人ずつ、花いけとそのポイントを特別に公開します。

今回のクリエイターは、planticaさん。独自の視点でプロデュースされた「IKEBANA KIT」で楽しむ、簡単ないけばなを教えていただきます。

planticaってどんな人？

フラワーアート・ユニットとして、花に関係するアート、ファッション、ライフスタイル、カルチャー…。それぞれの領域を繋げながら、スペースデザイン、インスタレーションアート、プロダクトデザイン、大型商業施設やリゾート施設の空間演出、イベント装花や、CMや広告など多方面で装花ディクションを行っています。

2019年8月に銀座 蔦屋書店にて、IKEBANA KITを使った親子向けワークショップをhanaikeと実施しました。
Instagram：plantica

IKEBANA KITで簡単いけばな体験！

今回はplanticaがプロデュースしたIKEBANA KITを使った簡単ないけばな体験をご提案します。

IKEBANA KITは気軽に、綺麗に、芸術的に、花を活けて飾ることが出来る、次世代型の機能美と生活美を追求したコンパクトな生け花キット。いわゆる和風ないけばなの作品とはまた違った雰囲気をお楽しみいただけます。

・所要時間：約15分

準備するもの

◎花材：ヒペリカム、石化エニシダ、ソリダコ
◎器：IKEBANA KIT

「いけばな」らしさを意識して花をいけてみよう

まずは、今回の花材別にポイントを確認していきましょう。

◯「石化エニシダ」は、枝の曲線や動きが強調されるような挿し方で伸び伸びと空間に配置する。
◯「ヒペリカム」は、近くに寄せて赤い実を群衆させるように配置する。
◯「ソリダコ」は、花が密集しているので、ある程度の隙間ができるよう空いて使用する。

「いけばな」方法

花器の中央に剣山を置き、剣山がずれないように固定します。水は剣山の先端と水平になる高さまで入れます。

石化エニシダの枝分かれや曲線のおもしろさを活かして4本に切り分けます。エニシダの枝の動きを意識して、剣山にはさまざまな角度でランダムに配置して空間を作ります。

次にヒペリカムの葉っぱを取り除いて茎の部分をスッキリさせます。ヒペリカムの実のつきが良い場合は、1本を2つに切り分けて3本を活けていきます。石化エニシダとのバランスを見ながら短く切って、剣山の中央よりやや右側にそして垂直に挿します。

石化エニシダの空間の中にヒペリカムを群集するように挿していきます。2本目に挿すヒペリカムは1本目よりも短く左側に、3本目も2本目より短く右側に挿していきます。

群集したヒペリカムの後方へソリダコを添えてもOKです。

ポイントまとめ

より「いけばな」らしくいけるための、5つのポイントをご紹介します。

◎剣山に挿す際に、茎の先端から約3～5cmは葉っぱを取り除いて挿しやすく手前処理しましょう。
◎剣山に対して花材が倒れてしまう場合は、花材の長さを短くして重さを軽く。
◎一つ一つの花材の長さはバラバラに、挿す方向は左右前後へ様々な角度でメリハリを。
◎生け花が美しく映えるために、全体のカタチは「左右非対称」になるよう意識しましょう。
◎生け花を正面と真上から眺め、各々の花材の間に気持ち良い余白があるか確認・改善しましょう。

番外編！おまけの「いけばな」

それぞれ長持ちする花材ばかりですが、途中で1つの花材を入れ替えても楽しめます。例えば、ヒペリカムを「モンステラ」という大きめの葉物に変えてみました。そうすることで、グリーン～イエローで色味がまとまり、それぞれの花材の形の面白さが際立つ作品になりますよ。

今回のいけばなについて

今回は季節の花の定期便「hanaikeセット スタンダード」の花材を使っていけばなを仕上げました。ヒペリカムが届くhanaikeセットのお申込みは2019年11月6日から11月19日まで。サイトでは、こちらの作品以外のヒペリカムの楽しみ方も多数紹介しています。

更新日: 2019年11月04日

初回公開日: 2019年11月04日