兵庫県神戸市の六甲山上にある「六甲高山植物園」では、世界や日本の貴重な高山植物をたくさん楽しむことができます。ここでは六甲高山植物園の施設の方に聞いた、園内の各エリアで見られる高山植物のほか、園内の様子、おすすめの見所、イベント情報などについてご紹介していきます。
六甲高山植物園はどんな植物園なのでしょうか?
海抜865mの六甲山付近に位置する当植物園は、北海道南部に相当する冷涼な気候を利用し、世界の高山植物や寒冷地植物、六甲山自生植物やそのほか山野草など、約1,500種を栽培しています。
50,000㎡ほどある園内には、高山植物を収集したロックガーデンや渓流沿いの湿地、ブナの木陰など、それぞれの植物を環境にあわせて野生に近い状態で植栽しています。
六甲高山植物園には、どんなエリアがありますか?
六甲高山植物園は、主にA〜Eの5つのエリアに分かれています。それぞれは以下の通りです。
A:ロックガーデン、B:樹林区、C・E:湿生植物区、D:高茎草原
六甲高山植物園の各エリアでは、どんな植物を見ることができますか?
ロックガーデン
Aのロックガーデンエリアでは、世界と日本の高山植物を見ることができます。
湿生植物区
C・Eの湿生植物区エリアでは、ミズバショウやクリンソウ、ニッコウキスゲなどの植物を見ることができます。
▲ミズバショウ
▲ニッコウキスゲ
樹林区
Bの樹林区エリアでは、カタクリやササユリ、レンゲショウマなどの花々を見ることができます。
▲カタクリ
▲ササユリ
高茎草原
Dの高茎草原エリアでは、ユリの女王とも呼ばれるヤマユリやヒゴタイなどの植物を見ることができます。
▲ヒゴタイ
六甲高山植物園の特徴やこだわりを教えてください!
日本最古の高山植物園!
当植物園は昭和8年開園で、民間では日本で最も古い高山植物園です。
珍しい高山植物がたくさん見られる!
神戸や大阪から車で約1時間の立地にありながら、日本や世界の高山植物、寒冷地植物など貴重な植物を数多く見られます。
高山の環境を模したロックガーデンや、湿地、樹林区の木陰など、植物ごとに生息する環境に合わせた場所で栽培しており、自生地に近い状態で鑑賞することができるのが特徴となっています。
秋のライトアップも幻想的!
当植物園では、秋の紅葉シーズン限定で夜間営業も行っています。期間中は園内の紅葉をライトアップするなど、とても幻想的な景色を楽しむことができます。
六甲高山植物園で開催されるイベントはありますか?
六甲高山植物園では、無料の「花のガイド」を毎日開催しています。
当園の解説員が植物の生態や名前の由来などを解説しながら、見頃の植物をご案内します。所要時間は約30分で、予約や申し込みは不要。どなたでも、いつでもお気軽にご参加いただけます。
※開花状況や天候、新型コロナウイルスの影響により、開催日程や時間など、予期せず変更する場合がございます。
ぜひ、貴重な高山植物がたくさん見られる「六甲高山植物園」へ、遊びにきてくださいね!
植物園概要
植物園名 | 六甲高山植物園 |
所在地 | 兵庫県神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150 Map |
営業時間 | 10:00~17:00 |
定休日 | 不定休(※HPをご確認ください)、11月下旬~3月中旬は冬季休園 |
入園料 | 700円(中学生以上)、350円(4歳から小学生) |
公式HP | https://www.rokkosan.com/hana/ |
SNS | Instagram |
売店 | ショップ アルピコラ(季節ごとに植物の苗などを販売) |
※画像提供:六甲高山植物園
更新日: 2021年06月14日
初回公開日: 2021年06月14日