近鉄四日市駅より車で約30分ほどの場所にある「鈴鹿の森庭園」では、しだれ梅などの花木を楽しむことができます。ここでは鈴鹿の森庭園の方に聞いた、施設内でみられる花木やおすすめの見所、イベント情報などについてご紹介していきます。
鈴鹿の森庭園はどんな植物園なのでしょうか?
鈴鹿の森庭園は、三重県津市で60年続く園芸企業「赤塚植物園グループ」が運営するしだれ梅の研究栽培農園です。
日本の伝統園芸文化のひとつである、しだれ梅の仕立て技術を守り、未来へと継承していくことを目的として、2014年に開園しました。鈴鹿山脈を借景に、『匠の技』でつくり上げた、美しい枝垂れ梅の数々をお楽しみいただけます。
なお、鈴鹿の森庭園は、しだれ梅の開花に合わせて《2月中旬から3月下旬の期間限定》で開園しています。
鈴鹿の森庭園では、どんな植物を見ることができますか?
鈴鹿の森庭園では、八重咲き品種の代表である「呉服しだれ(くれはしだれ)」を中心に、日本中から集められてきた梅の名木を約200本ほど見ることができます。代表的な品種には「白滝しだれ」、「玉垣しだれ」、「藤牡丹しだれ」、「鹿児島紅」、「思いのまま」などがあります。
▲玄海ツツジ
また梅のほかにも、白やピンクの花を咲かせる玄海ツツジや、うつむきかげんに可憐な花を咲かせるクリスマスローズ(赤塚植物園オリジナル品種)などの花々を見ることもできます。
▲クリスマスローズ
鈴鹿の森庭園の見所を教えてください!
鈴鹿の森庭園には、「天の龍」と「地の龍」と名づけられた2本の呉服しだれの古木があります。
この古木は高さ6mにもなり、樹齢100年以上と推定されていて、現在確認されている呉服しだれの中では日本最古のものではないかといわれています。そのため、この2本の呉服しだれは必見です。
また、園内に2ヵ所ある見晴らし台からの風景も、雄大な鈴鹿山脈を背景にしたしだれ梅を楽しむことができるのでおすすめです。
鈴鹿の森庭園の特徴やこだわり、楽しみ方を教えてください!
先ほどもお伝えしました通り、鈴鹿の森庭は日本の伝統園芸文化のひとつであるしだれ梅の「仕立て技術」を守り、未来へと継承していくことを目的とした研究栽培農園です。
そのため、花はもちろんですが、『匠の技』でつくり上げた美しい樹形や枝ぶりにもぜひ注目していただきたいと思います。
また、鈴鹿の森庭では、しだれ梅の開花時期(毎年2月中旬~3月下旬頃)に合わせて、「しだれ梅まつり」を開催しています。夜間にはライトアップも行っていますので、闇の中に浮かびあがる、光に照らされた美しい梅の花々の幻想的な風景を楽しむことができます。
>>鈴鹿の森庭園「しだれ梅まつり」の詳細レポートはこちら<<
※開花状況や天候、新型コロナウイルスの影響により、開園日程や時間など、予期せず変更する場合がございます。
ぜひ、しだれ梅の名所「鈴鹿の森庭園」へ、遊びにきてくださいね!
植物園概要
植物園名 | 鈴鹿の森庭園 |
所在地 | 三重県鈴鹿市山本町151-2 Map |
営業時間 | 8:00~16:00(※開花期間中、夜間ライトアップあり) |
定休日 | 開園期間中無休 |
入園料 | 700円~1700円(※季節により変動) |
公式HP | https://www.akatsuka.gr.jp/group/suzuka/ |
SNS | Instagram |
売店 | あり(季節の花、園内に植栽されている花々の苗など) |
※画像提供:赤塚植物園
更新日: 2021年02月22日
初回公開日: 2021年02月22日