東京のおすすめ植物園｜渋谷区ふれあい植物センターってどんなところ？

東京の渋谷駅から徒歩12分ほどの場所にある「渋谷区ふれあい植物センター」は、都会のオアシスとして人気がある植物園の一つです。今回は、そんな渋谷区ふれあい植物センターの見どころやおすすめの植物、イベント情報などを、園長の宮内（みやうち）さんへ伺ってきました。

渋谷区ふれあい植物センターとは、どんなところですか？

渋谷区ふれあい植物センターは、渋谷駅からほど近くの場所にある「日本で一番小さい植物園」です。1階から2階が吹き抜け構造になっていて、小さな川も流れているため、光と水音と植物に癒される、小さいながらもリラックスできる空間となっています。

渋谷区ふれあい植物センターでは、どんな植物を見ることができますか？

渋谷区ふれあい植物センター1階では、さまざまな熱帯植物を鑑賞することができます。

おすすめの植物でいうと、例えば、木の幹をほじると赤い樹液が出ることから名前がついた「リュウケツジュ（竜血樹）」。渋谷区ふれあい植物センターのリュウケツジュはかなり大きく成長しているので、ちょっと珍しいと思います。

こちらのボンバックスも、マニアの方は喜んでくれるかもしれません。現在、直径30cm以上になるボンバックスはグアテマラから輸出できないことになっているので、こちらも珍しいはずです。

人気の観葉植物、アジアンタムの巨大種もいたりします。

また、コアなファンも多い食虫植物のコーナーもあります。

さらに3階にあるハーブガーデンでは、バニラのような甘い香りがするヘリオトロープなどの、さまざまなハーブを楽しむこともできます。

渋谷区ふれあい植物センターの特徴やこだわりはなんでしょうか？

渋谷区ふれあい植物センターでは、2階から1階を見下ろすことができるため、普段見えない角度から植物を観察することができます。

植物はすべての葉に日光が当たるよう、重ならないように葉を成長させていきますよね。そんな様子が見れるのも、ほかの植物園でもあまりないことなのではないかと思います。

また、植物園内の至るところに植物クイズが貼ってあったり、同じ手触りの植物を見つけるというクイズも用意しているので、親子で遊びに来ても楽しんでいただけるよう工夫しています。

渋谷区ふれあい植物センターで開催されるイベントはありますか？

渋谷区ふれあい植物センターは日本一小さい植物園というだけあって見るところが少ないので、その分、さまざまなイベントや催し物を充実させているのも特徴です。

子供も楽しめる生花講習や、若者も楽しめる渋谷で採れた植物を使って行う草木染、ご年配の方も楽しめる初心者向けの盆栽実習など…。幅広い世代の方々に楽しんでもらえるコンテンツが、毎月目白押しです。

また、2階の企画展示ホールでは、毎月異なる題材にフォーカスした展示イベントを催しています。ちなみに、2020年9月は「世界の土」が題材です。

このほか、渋谷区ふれあい植物センターで大人気のイベントといえば、毎年6月頃にホタル鑑賞会「ホタルの夕べ」があります。この時期の夜の時間帯は、植物園を無料開放し、ガーデン内を飛び交うホタルを見ることができます。

残念ながら2020年は新型ウイルスの影響で中止となりましたが、1時間待ちの列ができることもあるほど大人気のイベントです。もし来年開催することができれば、ぜひ遊びに来てくださいね！

最後にずばり、渋谷区ふれあい植物センターの目指すものとは？

私たちは木の家に住み、木綿の服を着て、野菜を食べて生活しています。植物が、私たちの生活と斬っても切れない存在であることを、少しでも学んでもらえる機会になったら嬉しいです。

また、ふらっと渋谷区ふれあい植物センターを訪れた人々が、「植物園って結構いいね。」と感じ、ほかの植物園へも興味を持ってくれるプレ植物園として存在していけると嬉しいなと思っています。

ぜひ皆さん、「渋谷区ふれあい植物センター」へお気軽にお立ち寄りください！

＞＞編集部が渋谷区ふれあい植物センターへ行ってみたレポートはこちら＜＜

植物園概要

更新日: 2020年09月23日

初回公開日: 2020年09月23日