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アオキ(植物)とは?育て方や花・木の特徴は?

濃い緑色をした光沢のある葉っぱが美しく、庭を彩ってくれるアオキ。寒さに強いことから、関東より北の地域で庭木によく利用されます。また、斑入り品種が多くあり、庭の雰囲気に合った株を植え付けられることも人気の理由です。今回は、そんなアオキとはどんな植物なのか、育て方や花・木の特徴などをご紹介します。

アオキ(青木)の花言葉とは?

『初志貫徹』『若く美しく』『永遠の愛』『変わらぬ愛』

アオキは、1年中青々とした葉っぱを茂らせる常緑樹です。この季節が移り変わっても変わらない見た目から、「若く美しく」「永遠の愛」「変わらぬ愛」という花言葉が付けられました。

アオキ(青木)の学名・原産国・英語

学名
Aucuba japonica
科・属名
アオキ科・アオキ属
英名
Japanese Aucuba
原産地
日本
開花期
3~5月
結実期
12~6月
別名
アオキバ

アオキ(青木)とは?花・木の特徴は?

アオキは、日本を原産とするアオキ科・アオキ属の常緑性低木です。日本全国に自生し、山野で自然に見ることができます。葉っぱだけでなく、枝も緑色をしていることから「青木(アオキ)」と名づけられ、それがなまって「アウクバ(Aucuba)」という学名が付けられました。

樹高は、1~3mほどに生長し、長さ8~20cmほどの葉っぱをたくさん茂らせます。花は春に咲かせますが、小さく目立たないため観賞の対象とはなりません。その後、雌雄異株で雌株のみ真っ赤な実を楽しむことができます。樹高の低さに加えて、耐陰性や耐寒性に優れていることから、日差しの少ない北向きの庭や、目隠し、風よけなど植え付ける場所や用途を選ばず、古くから庭木として人気があります。

アオキ(青木)の育て方のポイントは?

強い日差しを避け、水はけのよい土に植え付ければアオキは難なく育てることができます。直射日光に当たると葉焼けを起こしますが、耐陰性があるからといってあまりにも暗いところに植え付けると、弱ってしまうので注意してください。また、水はけの悪い土では根腐れを起こしてしまいます。

アオキ(青木)の種まき、苗植えの時期と方法は?

種まき

アオキの種は市販されていないので、実から採取したものをまいて育てていきます。3~4月が種まきの適期で、それより前に採取したものは、湿らせた水苔や川砂に入れて保存しておきます。種は、果実をよく水洗いして取り除いておきましょう。

適期をむかえたら、3号ほどの育苗ポットに赤玉土(小粒)など種まき用の清潔な土を入れて植え付け、発芽するまで土が乾かないよう管理していきます。発芽後は、土が乾いてから水やりをしていき、株の大きさに合せて鉢増しをしながら、樹高が30cm以上になったら、鉢や地面に植え替えていきましょう。

苗植え

3~9月の間であれば植え付けられます。鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢を準備し、水はけと水もちのバランスがよい土へ植え付けていきます。市販の草花用培養土か、赤玉土(小・中粒)6~8:腐葉土2~4の割合で混ぜた土がおすすめです。

地植えは、植え付ける前に苗よりも1~2回り大きな植え穴を掘り、腐葉土を混ぜ込んで水はけをよくしておきます。そして、苗を植えたら、株元に土を盛っておくとよいですよ。

アオキ(青木)の水やり、肥料の与え方

水やり

湿り気のある環境の方が好きですが、あまり水が多すぎると根腐れを起こしてしまいます。地植えは、直射日光の当たらない場所なら、特に水やりの必要はありません。鉢植えは、土の表面が乾きはじめたら水やりをします。

肥料の与え方

たくさんの肥料は必要ありません。木を大きくしたいときだけ、2~3月と9~10月の年2回、鶏糞などの有機肥料を土に混ぜ込んでいきます。緩効性の化成肥料でもかまいません。

アオキ(青木)の剪定の時期と方法は?

アオキは、毎年定期的に剪定をするというよりは、樹形が乱れてきたら剪定をしていく樹木です。若木のうちは特に剪定の必要はなく、自由に枝葉を伸ばしてあげましょう。その後、混み合っている部分や伸びすぎている枝、絡み合っている枝を順次切り落としていきます。こまめに剪定をすることで、風通しをよくし、病気や害虫を予防することができます。

アオキ(青木)の増やし方!挿し木の時期と方法は?

4~11月の間なら、アオキは挿し木で数を増やすことができます。枝の先端を10~20cmの長さに切り落とし、赤玉土(小粒)など清潔な土に挿していきます。その後、土が乾かないよう水やりをして管理し、発根させていきます。

この他にも、種まきや取り木で数を増やすこともできます。種まきは、植え付け時にご紹介した通りです。取り木は、6~7月に枝の樹皮を3cmほどぐるりと1周剥ぎ取り、そこへ湿らせた水苔をまいてビニールで覆って固定していきます。その後、水苔が乾燥しないよう管理し、2ヶ月ほどたって十分に発根したら、底から枝を切り取って別の株として植え付けていきます。

アオキ(青木)の栽培で注意する病気や害虫は?

アオキは病害虫の少ない丈夫な樹木ですが、剪定をせずにいると風通しが悪くなり、カイガラムシが発生してしまいます。成虫になると薬剤が効きづらいので、見つけたら幼虫のうちに駆除していきます。成虫を見つけたときは、ブラシなどを使って株から直接こすり落としてください。

アオキ(青木)が海外でも人気の常緑樹

アオキ

常緑樹は、1年中緑色の葉っぱを茂らせてくれるので、冬でも庭がさびしくならずにすみますよね。特にアオキは丈夫で、班入りの品種は1株あるだけで庭が明るくなります。耐陰性も高いので、シェードガーデニンにもおすすめです。そんな性質から海外でも人気で、ギボウシ(ホスタ)とともにパーフェクトプランツと形容されるほど。世界各地で利用されているアオキを、庭のちょっとしたスペースに加えて楽しんでみませんか?

初回公開日: 2016年05月26日