ウエディングのお色直しや二次会で花嫁のヘアアクセサリーとして人気急上昇中の花冠。誕生日やパーティーの主役がつければ、幸せいっぱいの主役を一層華やかに見せてくれます。最近人気が出たもののように思いがちですが、実は2,000年以上前の古代ギリシャの頃から、花嫁の幸せを願う愛と絆の象徴として使われてきました。そんな歴史もあり、今でも人気の花冠を手作りすればステキな思い出作りにもなりそうですね。今回は、100均の造花や生花で簡単に作る花冠の作り方をまとめました。
花冠の基本!シロツメクサの生花での作り方は?
まずは基本となる、同じ花で作る花冠の作り方をご紹介します。シロツメクサなど茎がしなやかな植物を使うと簡単ですよ。準備は簡単で、花冠に使う花を20本くらい用意しましょう。
作り方
- 1本の花をまっすぐに置く
- その上にクロスさせるように花を横に置く
- 横にした花の茎を、縦にした花にグルっと巻きつけ、花を手前に引き出す
- 同じように、縦の花の茎に等間隔に花を巻きつけていく
- 花冠に必要な長さになるまで4.を繰り返す
- 必要な長さになったら、茎の最後の束を最初の輪に通して完成
プリザーブドフラワーや100均の造花で作るシンプルな花冠
プリザーブドフラワーや100均の造花を使って簡単に花冠を作ることができます。こちらの作り方は全体のバランスや配置を見ながら作れるので、初心者でも簡単ですよ。
準備するもの
- 造花やプリザーブドフラワーなど花冠にしたい花
- 細めのワイヤー
- 太めのワイヤー
- 緑色のフローラルテープ
- キリなどの穴を空けるもの
- ペンチなどワイヤーを切るもの
作り方
- 花の茎を1〜2cm残して切りつめる
- 残した茎にキリで水平に穴を空ける
- 穴に細めのワイヤーを通す
- ワイヤーをU字に折り返す
- 片方のワイヤーをもう一方のワイヤーにぐるぐる巻きつける
- ねじりあげたワイヤーの上からフローラルテープを巻いていく
- 頭のサイズに合せて太めのワイヤーで花冠の輪っかを作る
- 花を外側に向けながら、細いワイヤーをそれぞれ太めのワイヤーに巻きつけていく
- フローラルテープでそれぞれの花を固定する
- はみ出している部分や気になるところをフローラルテープでカバーする
ゴージャスな花冠を100均の造花で作る
ウエディングの花冠など、ボリュームたっぷりの豪華な花冠を作るならこちらの方法がおすすめです。華やかな色合いや大きな造花を選ぶとよいですよ。準備するものは、シンプルな花冠の章でご紹介したものと同じです。
作り方
- 上記のシンプルな花冠の作り方1~5をして花を準備する
- 花を2本クロスに束ね、花のすぐ下を2本ともフローラルテープでまとめる
- フローラルテープは切らずにそのまま残す
- もう1本花を束ね、さらにフローラルテープを巻く
- 花冠の大きさや全体のバランスを見ながら4.の工程を繰り返す
- 必要な長さに花を巻きつけたら、残ったワイヤーの部分にフローラルテープを巻いていく
- 最初の花のところに残ったワイヤー部分を重ねて、細いワイヤーでねじり留める
- 他にも2~3ヶ所ワイヤーの重なりあったところを留めていく
- 細いワイヤーを巻いたところの上からフローラルテープを被せる
花冠の作り方で注意することは?
生花のバラやカスミソウはとても美しいですが、湿度などの影響で本番前に枯れてしまうこともすくなくありません。パーティーの日まで時間が空くようであれば、造花やプリザーブドフラワーを使って花冠を作るのがおすすめです。100均にほしいものがないというときは、生花をリアルに再現した高級なアーティフィシャルフラワーもインターネットや専門店で購入できますよ。自分の作りたい花冠のイメージに合ったものを探してみてくださいね。
花冠を作って華やかな雰囲気を楽しもう
花冠は、ピクニックでお子さんと一緒に作ったり、誕生日パーティーやウエディングなどのイベントで使ったりと、幅広いシーンを彩ってくれるアクセサリーです。特に赤ちゃんのお誕生にとびきりかわいい花冠を被せるとかわいさを引き立たせてくれます。自分の好きな花を選びながら、ステキな花冠を作れたらステキですね。
更新日: 2021年06月02日
初回公開日: 2016年08月04日