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芝生が枯れるのを防ぐには?エアーレーションの方法は?肥料焼けとは?

芝生が青々と茂っている庭ってすてきですよね。子供やペットが走り回っても安心で、ガーデニングを楽しむ方には、グランドカバーとしても活用できます。今回は、芝生の手入れの方法についてご紹介します。

芝生が枯れないように!どんな手入れや管理が必要?

芝生は、砂埃や泥はねを防いだり、夏の照り返しを緩和して地熱による気温の上昇を抑えたりしてくれます。そんな芝生を継続的に育てるには、植えた後の「エアーレーション」「芝刈り」「除草」「水やり」「肥料」の5つが大切です。今回は、それぞれの時期と方法についてまとめました。

芝生の芝刈りとは?時期や方法は?

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無造作に伸びた芝を短く切ることを「芝刈り」といいます。芝刈り機などを利用して、上に伸びた芝を刈ることで、今度は横に生長し、芝が密に生長するようになります。

芝刈りは、緑の部分を1/3ほど刈るのが理想といわれています。20mmほどの長さを維持したいときは、30mmになったら芝刈りのタイミングです。

時期や方法

春や秋などの生育期は、こまめに芝刈りを行います。緑の葉っぱの部分を切りすぎて、白い部分が見えるまで刈ると芝が弱り、見た目も悪くなるので気をつけましょう。

障害物が少ない30㎡を越える庭であれば、横幅の広い(200~300mm)芝刈り機を利用します。芝を刈る向きを揃えて往復しながら芝を刈ります。手動の芝刈り機で手入れをすることも可能です。30㎡を目安に、電動を使うのがおすすめですよ。

芝生の水やりの時期や方法は?

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芝生を元気に育てるには、水が不可欠です。水不足では、葉の色が悪くなり、徐々に枯れていきます。朝夕の涼しい時間にたっぷりと水をやりましょう。日中の日差しで水が蒸発しないように、お昼ごろの水やりは控えて、可能であれば日の出前か日の入り後がおすすめです。

頻度

「春は、3~4日に1回、夏は毎日」を目安に水やりをしてください。地域や場所によって、気温、日当たり、風通しがことなるので、乾きやすくなります。芝は乾燥や湿気に弱いので、適度な湿り気具合に慣れてもらうしかありません。

方法

水やりのコツは、細かい水を広範囲にたっぷりあげることです。シャワー式のホースなどでたっぷりあげましょう。タイマー付きのスプリンクラーを使えば自動的に水やりができるのでおすすめですよ。ただし、水の与え過ぎも根腐れの原因になるので気をつけましょう。

芝生の肥料を施す時期と方法は?肥料焼けの対策は?

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庭の土だけでは養分が不足し、十分に生長できないことがあります。そのため、ガーデニングで芝を育てるときは、肥料を与えることで養分を補います。

また、夏の日中は避け、朝や夕方の涼しい時間に与えるようにします。粒状や液体肥料に関わらず、肥料後には水やりをしましょう。肥料が芝生についたままでは、「肥料焼け」といって、芝生が枯れてしまいます。

肥料を与えるときは、水やりの前に行うのがおすすめです。

時期と方法

生育期の3~8月頃に肥料を施します。時期によって、配合成分の量が多少違うので注意してください。3~4月は月に1回、5~8月は2ヶ月に1回を目安に肥料を与えます。

● 3月:窒素成分10%の化学肥料を20g/1㎡
● 4月:窒素成分10%の化学肥料を30g/1㎡
● 5~8月:リン酸・カリウムが多めの肥料を50g/1㎡

芝生のエアーレーションとは?時期や方法は?

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専用の道具で芝生に穴を開け、芝生が酸素を取り入れるスペースを作ることを「エアレーション」といいます。芝が生長して混み合ってくると、土の中で酸素が不足し、生育が悪くなります。

エアレーションの目的は、「空気の供給、水はけの改善、根切り」によって、病気や枯れるのを予防することです。つまり、穴を開けることで、古い根を切って、新しい酸素を土の中に取り込み、固まった土をほぐす効果があります。

また、芝刈りには、ローンスパイクやローンパンチなどの専用の道具を準備してください。通販やホームセンターにいけば、2000円ほどで購入できます。

時期や方法

生育期の春か秋頃、毎年同じ時期に行うようにします。ローンスパイク、を使って、芝生に等間隔の穴を開けます。

● 深さ:約10cm
● 直径:約1~2cm
● 間隔:約15~20cm

芝生の除草とは?時期や方法は?

アカカタバミ

芝生を育てていると、他の植物が芝生の間から伸びてきます。これらを雑草といい、雑草を取り除くことを除草といいます。除草は、雑草を見つけたらすぐに手で取り除くのが最も有効な手段です。

除草方法には、手で引き抜くか除草剤を散布するか2通りがあります。ただし、除草剤は1種類の雑草にしか効かない場合があったり、芝を枯らしてしったりする可能性があります。時間がある方は、できるだけ毎日チェックをして手で引き抜くようにしましょう。

● よく生える雑草:カタバミ、オヒシバ、メヒシバなど

芝生は手入れが命!毎日管理して緑を楽しもう

芝生は、日々の観察と手入れが大切な植物です。除草や水やり、肥料、など最初は手入れが多いと感じかもしれませんが、慣れてしまえば苦にはなりませんよ。家族がいる方は、手入れを分担すれば、コミュニケーションがはかれるうえに、管理の負担も減って一石二鳥ですね。芝生をきっかけにガーデニングを始めてみるのもよいかもしれませんね。

更新日: 2022年05月18日

初回公開日: 2015年10月10日

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