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デュランタの花言葉と育て方|花の種類や開花時期、見頃の季節は?

デュランタは、かわいらしい花を楽しめる花木です。真夏に咲く白や紫の花は、すずしげな印象を与えてくれます。丈夫で育てやすく、霜にさえ当たらなければ地植えもできますよ。今回は、そんなデュランタの花言葉と育て方についてまとめました。

デュランタ(タイワンレンギョウ)の花言葉とは?

デュランタ タイワンレンギョウ

『あなたを見守る』『独りよがり』『歓迎』『目をひく容姿』

「あなたを見守る」「目をひく容姿」という花言葉は、小さな花が集まって咲く様子が美しいことにちなんで付けられました。

デュランタ(タイワンレンギョウ)の学名・原産国・英語

学名
Duranta repens(Duranta erecta)
科・属名
クマツヅラ科・デュランタ属(ハリマツリ属)
英名
Sky flower
Golden dew drop
原産地
南アメリカ
開花期
6~10月
花の色
紫、白、複色
別名
ハリマツリ
台湾連翹(タイワンレンギョウ)

デュランタ(タイワンレンギョウ)とは?どんな花木?

デュランタ

南アメリカを中心に分布する花木で、樹高30~600cmに生長します。ギザギザがある葉っぱの先に、白や紫の小さな花を房状に咲かせます。日本へは、明治時代に渡来しました。観葉植物や鉢花として出回ることが多いですが、沖縄などの熱帯地域では生垣としても利用されます。

名前の由来

学名の「Duranta」は、16世紀の植物学者で、ローマ法王の侍医でもあったC.Durantes博士の名前にちなんで付けられました。

デュランタ(タイワンレンギョウ)その他の種類

アルバ

小さな白い花をたくさん付け、ほのかに甘い香りを放つ品種です。

デュランタ・タカラヅカ(宝塚)

デュランタの代表的な品種の1つで、紫色の花びらには白い縁取りがあります。タカラジェンヌが正装した袴姿を連想させることから名付けられました。

デュランタ・ライム

ライム色の明るい葉っぱが特徴で、観葉植物として楽しまれます。夏の強い日差しに当たると葉焼けを起こすことがあるので注意してください。

バリエガータ

葉にクリーム色の斑が入る品種で、春から秋までのカラーリーフとして活躍してくれます。ライム同様、観葉植物として流通しています。

デュランタ(タイワンレンギョウ)の育て方のポイントは?

デュランタ

日当たりがよい場所で、適度に剪定をするのが元気に育てるコツです。日光に当たらないと、花付きが悪くなるので注意してください。また、枝をよく伸ばすので、樹形が乱れてきたら剪定をし、幹に日を当てるようにすると生育がよくなりますよ。

デュランタ(タイワンレンギョウ)の苗植えの時期と方法は?

デュランタは、木に生長するまで時間がかかり、種が市販されていないことから、苗から育てるのが一般的です。苗は、4~5月に鉢植えか地植えにして育てることができます。

鉢植えは、苗よりも1回り大きな鉢に水はけのよい土を入れて植えていきます。そして、日当たりのよい場所で管理していきましょう。

地植えは、日当たりと水はけのよい場所を選んで、苗よりも1回り大きな穴を掘って植えます。霜に当たると枯れてしまうので、冬は株元に腐葉土やワラを敷いて根を保護してあげると安心です。

デュランタ(タイワンレンギョウ)の土作り・水やり・肥料の与え方

土作り

水はけのよい土を好みます。鉢植えは、赤玉土(小粒)7:腐葉土3、または、赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜた土がおすすめです。市販の草花用培養土や、観葉植物用培養土を使ってもかまいません。地植えは、植え付ける前に地面を耕し、腐葉土を2~3割混ぜ込んでおきます。

水やり

鉢植えは、土の表面が乾いたら水をたっぷりと与えます。生育期の夏は、水をよく吸うので、土の状態をたびたび観察するようにしてください。反面、冬は生育が弱まるので、水やりを控え、乾燥気味に育てます。地植えは、水やりの必要はありません。

肥料の与え方

植え付けるときにゆっくりと効く緩効性化成肥料を土に混ぜておきます。その後、4~10月の間は2ヶ月に1回植え付け時と同様の肥料を与えるか、10~15日に1回液体肥料を施します。

デュランタ(タイワンレンギョウ)の剪定の時期と方法は?

4~10月の間、樹形が乱れたら気になる枝を随時剪定していきます。ただ、剪定し過ぎると、株元から細く勢いのよい枝が出てきてしまうので、切り過ぎないようにしましょう。おもいっきり枝を剪定したいときは、4月か10月に行うのがおすすめです。剪定が終わった後に緩効性肥料と液体肥料を合わせて施すと、花が咲きやすくなりますよ。

デュランタ(タイワンレンギョウ)の植え替えの時期と方法は?

デュランタ

生育が旺盛で、鉢の中はすぐに根でいっぱいになってしまいます。1~2年に1回、4~5月に、1回り大きな鉢に植え替えましょう。手順は、植え付け時と同様です。このとき、株の周りの古い土は半分ほど落とし、長い根は切ってしまいましょう。地植えは、植え替える必要はありません。

デュランタ(タイワンレンギョウ)の増やし方!挿し木の時期と方法は?

デュランタは、挿し木で数を増やすことができます。4~7月か、9~10月が適期です。

1. その年に伸びた枝を選び、10~15cmの長さに切り落とす
2. 切り口を斜めにカットし、下葉を1/3ほど切り落とす
3. 切り口を30~60分水に浸ける
4. 赤玉土(小粒)に枝を挿す
5. 日陰で、土が乾かないように水やりをして管理する
6. 根が十分に生えたら、新しい鉢や地面に植え替える

デュランタ(タイワンレンギョウ)の栽培で注意する病気や害虫は?

ハダニ

気温が高く、乾燥した環境だと発生しやすい害虫です。葉っぱにかすり状の傷を付けて株を弱らせ、植物を枯らします。水が苦手なので、葉っぱの表裏に霧吹きで水を吹きかけて予防したり、殺虫剤を散布したりして駆除しましょう。

アブラムシ

茎葉に針を挿して栄養を吸い取る害虫です。株を弱らせるだけでなく、排泄物がすす病を誘発する恐れがあります。見つけたら殺虫剤を散布して駆除していきます。

デュランタはタカラヅカやライムが人気!

デュランタ タイワンレンギョウ

デュランタは品種が豊富で、花色や葉色などの特徴も様々です。花を楽しむなら、タカラヅカやアルバ、観葉植物としてならライムが人気ですよ。霜に当たらないようにすれば、地植えでも育てられるので、自分好みの方法でデュランタの花を咲かせてみてくださいね。

更新日: 2021年09月27日

初回公開日: 2015年10月27日

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