サラダや炒め物に使えて、1年中いくらあっても困らないレタス。使う頻度が高い葉もの野菜は、安くて簡単に育てられる水耕栽培がおすすめです。初めて育てる人でも、やわらかくてみずみずしい葉っぱをたくさん収穫できますよ。今回は、レタスの水耕栽培の方法についてご紹介します。
レタスを水耕栽培で育てるときのポイントは?
日当たりのよい場所で育て、1週間に1回は水を取り替えるようにします。水耕栽培は、水と液体肥料によって育っていきます。水が不潔な状態では、必要な栄養が取り込めず、根が傷んで枯れてしまいます。
レタスを種まきで育てる時期と方法
■ 必要なアイテム
- スポンジ
- トイレットペーパー
- フタ付きのタッパーやポリ容器
土に植えるときは、3~4月か9~10月に種をまいてきますが、15~20度の気温さえ保てていれば水耕栽培はいつはじめてもかまいません。
- 湿らせたキッチンペーパーをフタ付きのタッパーやポリ容器に敷く
- 種を重なり合わないよう並べる
- 冷蔵庫の野菜室に2~3日入れる
- 種から1~2mmほど白い根が出たら、冷蔵庫から取り出す
- 2.5~3cm角のスポンジの中心に十字の切り込みを入れて湿らせる
- 種を切り込みの上に1~2粒置く
- 水を1/3ほど入れたタッパーの中にスポンジを敷き詰める
- スポンジを覆うようにトイレットペーパーをかぶせ、霧吹きで湿らせる
- 窓際の明るい場所で、スポンジが乾燥しないよう水を追加しながら管理する
- 2~4日で発芽し、本葉が1~2枚になったら水耕栽培用の容器に植え替える
レタスの苗を水耕栽培で育てる時期と方法
■ 準備物
- ハイドロボール
- 水耕栽培専用の液体肥料 ※野菜に使ってもよいもの
- ペットボトル
- フェルト紐
- 空のペットボトルを上から2/3のところで水平にカットする
- 飲み口の部分を逆さにし、切り口を合わせる
- 飲み口のところにフェルト紐をたらしたら、その上にスポンジ苗を置く
- 下の部分に水耕栽培用の液肥を混ぜた水を入れる
- 1週間に1回水耕栽培用の液肥入りの水を取り替える
- 苗がある程度大きくなり、ぐらついてきたら周りにハイドロボールを入れて支える
- 根が長くなってきたら、先端から1/3だけが水に浸かるよう水位を調節する
レタスの収穫の時期と方法は?
葉っぱが15〜20枚くらいになったら、外側から必要な枚数だけ収穫していきます。根元から1〜2cmほど残し、根を傷つけないようにていねいに切り取っていきましょう。株ごと刈り取らず、外側の葉っぱから少しずつ収穫することで、内側の葉が生長して長期間収穫を楽しめます。中心の芯が盛り上がってきたら、収穫は終わりを迎えるので、株のつけ根から切り落としてください。
レタスの水耕栽培は簡単
レタスの水耕栽培は、必要な材料さえ揃っていれば、簡単にはじめることができます。広いスペースがないからと野菜の栽培をあきらめていた人には、ぜひチャレンジしてもらいたい栽培方法となっていますよ。また、ベランダなどの戸外でも水耕栽培は可能。ただ、外に置くとどうしても虫が付きやすくなるので、防虫ネットや不織布をかけて虫の飛来を防ぎます。自分の好きなところで、レタスをたくさん育てて楽しんでみてくださいね。
更新日: 2016年03月28日
初回公開日: 2016年03月28日