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サンチュとは?栽培方法や育て方のポイントは?

焼いた肉に巻いて食べるイメージが強いサンチュ。韓国料理ブームからよく目にするようになった気がしますが、実は栽培の歴史が長い葉物野菜なんです。レタスの仲間で、プランターで気軽に栽培して楽しめますよ。今回は、そんなサンチュとはどんな植物なのか、栽培方法や育て方のポイントなどをご紹介します。

サンチュの学名・原産国・英語

学名
Lactuca sativa var. angustana
科・属名
キク科・アキノノゲシ属
英名
Celtuce
Stem lettuce
原産地
中国
収穫期
5~7月、10~12月
別名
掻きチシャ(カキチシャ)

サンチュとは?どんな葉物野菜?

サンチュとは、キク科・アキノノゲシ属に分類される葉物野菜です。中国が原産とされるレタスの仲間で、「掻きチシャ」という和名を持っています。奈良時代には日本で栽培されていたとされています。実は、玉レタスが普及する前までは、一般的な野菜だったんですよ。一時的に野菜売り場では見かけなくなりましたが、韓国料理の広がりから、再び流通量が増えました。

草丈は60~100cmほどに生長します。葉っぱは結球せず、太い茎に互い違いに生えます。レタスに比べて葉っぱがしっかりしているので、肉を巻くだけでなく、おひたしにしてもおいしいですよ。

サンチュの栄養や効果・効能は?

サンチュの栄養成分で注目なのは、体内でビタミンAに変換されるレチノールやβカロテンを多く含んでいることです。ビタミンAは、目の働きを正常にする、肌や粘膜を健康に保つ、ガンを抑制するといった効能がある栄養素です。その他にも、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、鉄分、カルシウム、カリウムなどもバランスよく含まれています。

サンチュの育て方のポイントは?

涼しい時期に育て、適期を逃さず収穫することがおいしいサンチュを育てるポイントです。25度以上になると、発芽や生育不良が起こってしまいます。また、収穫の時期が遅れてしまうと、トウがたって味が落ちてしまうので注意してください。

サンチュの種まきの時期と方法は?

種から育てた苗をプランターや畑に植え付けて育てていきます。種まきは、2~4月か8~9月が適期です。

  1. セルトレーに種まき用培養土を入れる
  2. 重ならないよう1ヶ所に2~3粒種をまく
  3. 光がないと発芽しないので、種に薄く土を被せる
  4. たっぷりと水やりをする
  5. 土が乾かないよう水やりをして日向で管理する
  6. 発芽したら、土が乾いてから水やりをする
  7. 本葉が1~2枚生えたら、生育のよいものを1ヶ所に1株飲み残して他を間引く
  8. 本葉が4~5枚生えたら、鉢やプランター、地面に植え替える

サンチュの苗植えの時期と方法は?

鉢・プランター

10号鉢に1~2株、60cmプランターに3~4株が植え付けの目安です。株同士の間隔を20cmくらい取った方が、蒸れる心配はありません。鉢底石を敷いたら、市販の野菜用培養土を容器の縁から2~3cm下あたりまで入れます。そして、スコップで苗よりも1回り大きな植え穴を堀り、苗の根に付いた土は崩さずそっと植え付けていきます。

地植え

  1. 日当たりのよい栽培場所を選ぶ
  2. 植え付ける2週間前に、1㎡あたり100~150g(コップ1杯)の苦土石灰を土に混ぜ込む
  3. 1週間寝かせたら、1㎡あたり堆肥2~3kgと化成肥料200gをまき、土とよく混ぜ合わせる
  4. 幅80~90cm、高さ10~15cmの畝を立てる
  5. 畝の表面に黒マルチを張る
  6. 株同士の間隔が30~35cm空くよう植え穴を空ける
  7. 苗の根に付いた土を崩さず植え付け、たっぷりと水やりをする

サンチュの水やり、肥料の与え方

水やり

植え付けた場所にかかわらず、土が乾燥して葉っぱに元気がなくなってきたら、たっぷりと水やりをします。

肥料の当て方

植え付けから2~3週間後と、1ヶ月後の2回、1㎡につき20~30g(スプーン大さじ2杯くらい)の化成肥料を株の間にばらまきます。そして、土と混ぜ合わせ、株元に寄せてください。

サンチュの収穫の時期と方法は?

サンチュは、茎が20~30cmほど伸びたら収穫のタイミングです。下の方の葉っぱから順番に摘み取っていくと、長い間収穫を楽しめます。一気に収穫したいときは、直径が30cmくらいになったら根元からナイフで刈り取ってください。

サンチュの栽培で注意する病気や害虫は?

サンチュは他の葉野菜に比べて害虫が付きにくいです。ただ、まれにアブラムシの被害にあうことがあります。野菜にも使える殺虫剤を散布して駆除していきます。

サンチュは栽培方法の簡単な野菜

サンチュ

肉厚な葉っぱが肉料理と相性のよいサンチュ。レタスの仲間の中でも、寒さにも暑さにも強い丈夫な性質を持っています。そのため、栽培方法は簡単。また、とれたてのみずみずしい葉っぱは、甘みがあっておいしく味わえます。限られたスペースでもプランターで手軽にはじめられるので、家庭菜園の導入編にもぴったりですよ。

初回公開日: 2016年06月22日