ゆるやかな曲線を描きながら伸びるツルと、手のひらのような形の葉っぱがやさしい雰囲気のアイビー。どんな環境にもなじむ強さから、はじめての観葉植物として購入する方も多いですよね。今回は、そんなアイビーを暮らしに取り入れるアイデアをたくさんご紹介していきます。
まずはアイビーについておさらい
アイビーとは、ウコギ科・ヘデラ属に分類されるツル性の観葉植物です。日当たりや気温に左右されず元気に育つ丈夫さが魅力で、切れ込みが入った葉っぱを1年中茂らせます。
濃い緑やライムグリーン、シルバーグリーン、縁に白やクリーム色の斑が入るものなど様々な葉色から、お部屋に合ったものをチョイスできるところがインテリアプランツとして愛されるポイント。また豊かに伸びるツルは、ハンギングプランツ、寄せ植えの前面、フェンスやラティスに絡ませるなど様々な楽しみ方ができますよ。
アイビーを空間に取り入れるアイデアをたくさんご紹介します
シンプルが一番!凝った素焼き鉢に植えてテーブルの上へ
どこかノスタルジックな雰囲気のあるアイビーは、シンプルな素焼き鉢でも存在感は十分。緑色の濃い品種がよく似合いますよ。小さめの株なら、リビングやテーブルの上にそっと飾るのがステキです。
長く伸びたツルは垂れ下げて動きを出す
長く伸びたアイビーのツルは、ちょっと高めのラックや棚から滝を流れる水をイメージして垂れ下げるのがおすすめです。ツルのカーブが何気ないスペースに動きをつけてくれますよ。
アイビーにはハンギングがよく似合う
アイビーなどツルを伸ばす観葉植物は、ハンギングにするのが似合います。市販のハンギングプランターなら手軽にはじめられますし、オリジナリティを出すなら自分でマクラメハンギング作りにチャレンジしてみるのもよいですね。作り方はとっても簡単です。
水挿しを窓辺やトイレに飾るとすっきり
水に挿しておくだけでも元気に育つところもアイビーが丈夫といわれる由縁です。飾っているものから適当な長さに2~3本ツルを切り、水を張った器に挿しておくだけで、しだいに新しい根を生やしていきます。ガラス製の器に挿してトイレや窓辺に飾ると空間に清潔感がプラスされます。
洗面台の鏡に絡ませるとナチュラルな雰囲気に
トイレや洗面所は日陰のことが多く、植物を飾りにくい場所ですよね。ここで日陰に強いアイビーの出番。植えを飾っておくだけでもオシャレですが、鏡の縁などに絡ませることでナチュラルな雰囲気が広がります。
葉っぱが降り注ぐように飾る
吹き抜けやロフトがあるなら、上からアイビーのツルを垂らしてみてください。見上げると、天井からかわいらしい葉っぱが降り注ぐよう。ツルが長く伸びるアイビーならではの演出ですね。
玄関のディスプレイはワイヤーや籐編みのバスケットがステキ
風水のよい効果も期待できる玄関には、ワイヤーや籐で作られたバスケットにアイビーを入れるだけでステキなインテリアになります。オシャレに見せるコツは、バスケットからあふれるようにツルを切りそろえること。伸ばしかけのアイビーを飾りたいときに試してほしいスタイルです。
ベランダや玄関ポーチには引っ掛けるタイプのプランターがおすすめ
ベランダや玄関ポーチでガーデニングを楽しみたいときも、アイビーが活躍してくれます。引っ掛けるタイプのプランターやハンギングバスケットを使えば、手すりにアイビーを飾れます。
ブランコ式のディスプレイをDIY
上級者向けのアイビーの楽しみ方は、オリジナルのディスプレイをDIYしてしまうこと。こちらはブランコ式の鉢ディスプレイです。板に鉢が引っ掛かるくらいの穴を空け、アイビーや好みの植物を入れていくだけ。案外手軽に作れますよ。
リーフの寄せ植えにも活躍
アイビーは庭やベランダを華やかにする寄せ植えに使いやすい植物でもあります。ウッドプランターに植えると、アンティークな風合いが一層強まりますね。今回ご紹介しているのは紅葉するヘンリーヅタとの寄せ植えで、秋になると緑と赤の葉っぱが美しいコントラストを作り出してくれます。
苔玉でもアイビーは楽しめる
苔玉は落ち着いた和の味わいがあり、どこかかわいらしさも感じられる植物の楽しみ方です。手作りしてみたいけど、何を育てたらいいかわからない…という方には、アイビーがピッタリです。苔玉の周りに貼る苔とアイビーはいずれも半日陰を好むので、管理の手間がかかりません。
ラティスやフェンスに絡ませてあこがれの庭作り
植物のツルが絡まったフェンスのある庭には不思議なことや秘密が隠されているようで、眺めているとワクワクしてきませんか?アイビーは、そんな庭作りを手伝ってくれるパートナーになってくれます。伸びてきたツルをフェンスやラティスに絡みつかせていくと、自然でちょっとワイルドなアイビーの姿を楽しめます。
アイビーのある生活でいつも緑を感じる
お部屋やベランダ、庭とどこででも飾って楽しめるアイビー。スペースの広さにかかわらず、様々なディスプレイスタイルで自分の空間に取り入れることができます。毎日の生活の中で緑を感じる時間がほしい、そんな思いを持った方はぜひアイビーを手にとってみてください。ほっとする時間が過ごせる、癒しの空間が作り出せますよ。
更新日: 2016年10月06日
初回公開日: 2016年10月05日