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アイビー(ヘデラ)の花言葉|種類や風水、花が咲く時期は?

アイビーは、カエデのような形の葉っぱをたくさん生やすツル性の観葉植物です。生命力が強く枯れにくいことから、観葉植物の入門編として初心者の方に人気があります。葉っぱには、白や黄色の斑模様が入る色鮮やかな品種もあり、寄せ植えやアレンジメント、ハンギング栽培にもよく使われています。今回はそんなアイビーの花言葉やヘリックスなど観葉植物に人気の種類、風水の意味などをご紹介していきます。

アイビー(ヘデラ)の花言葉は?意味や由来は?

『永遠の愛』『友情』『信頼』『結婚』『誠実』『不滅』

アイビーは、「永遠の愛」「友情」「不滅」といった、人と人との関係が長く続くよう願った花言葉をたくさんもっています。これは、岩や石垣、他の樹木などにしっかりとつかまって生長し、枯れることなく伸びていく様子に由来してつけられたといわれています。特に枯れることなく続いていくという意味合いから、ウェディングでは「永遠の愛」のシンボルとして使われることが多く、花飾りとしても人気があるんですよ。

アイビー(ヘデラ)の風水の意味は?置き場所のおすすめは?

アイビー へデラ

風水的にアイビーは陰と水の気をもち、金運を高める効果がある観葉植物とされています。特にトイレやお風呂、キッチンなど水回りに置くのがおすすめです。悪い気を吸収して、家の人々の健康運や金運を上げてくれますよ。

アイビー(ヘデラ)の花の色や別名は?

アイビー ヘデラ
学名
Hedera
科・属名
ウコギ科・ヘデラ属(キヅタ属)
英名
Ivy
English ivy
Common ivy
原産地
ヨーロッパ、北アフリカ、西アジア
開花期
9~12月
花の色
黄緑
別名
ヘデラ
イングリッシュ・アイビー
セイヨウ・キヅタ(西洋木蔦)

アイビー(ヘデラ)とは?どんな花を咲かせる観葉植物?

アイビー

アイビーとは、ウコギ科・ヘデラ属に分類される常緑のツル性植物です。地をはうようにツルを伸ばし、鉢植えで育てれば垂れ下がるような姿をすることから、壁掛け植物や下向きの寄せ植え植物として人気があります。

名前を聞いてピンとこない方でも、家や建物の壁やフェンスなどに緑色の葉をつけたツルが絡んでいる姿には見覚えがあるのではないでしょうか。耐寒性が高くて育てやすく、初心者からプロまで幅広い層の方から長年愛されてきた観葉植物の代表品種の1つで、室内や壁面を飾る観葉植物といえばアイビーという園芸家の方も多いようですよ。

名前の由来

アイビーの学名でもあるヘデラ(Hedera)は、ラテン語の「haerere(しがみつく)」やギリシア語の「hedra(座る、葉が密生する)」が語源となっています。どちらも、その草姿をあらわしています。

アイビー(ヘデラ)の開花時期と見頃の季節とは?

ヘデラ アイビー 花

アイビーは、9~12月にかんざし状にかたまった5枚の花びら咲かせます。花の大きさはピンポン玉ほどで、4~7日ほどと開花期は短いのが特徴。また、ある程度の年月がたった株でないと花をつけないので、アイビーの花は見られるのはとてもめずらしいことなんですよ。ただ、花を咲かせる品種は限られており時期も違うので、花が見たいなら購入前にお店へ確認と相談をしてみてください。

アイビーの種類!ヘリックスなど人気の品種は?

アイビー 木

アイビーは500以上の種類があり、日本には約100種類が確認されています。主にヨーロッパや西アジアから日本に伝わり、今でも多くの品種に英名の「アイビー」、学名の「ヘデラ」や和名の「キヅタ」などがつけられています。

なんといっても葉や色、大きさ、形など見た目のバリエーションが豊富。葉にはハート型・星型・丸型・カール型などがあり、紅葉するなど季節によっても色合いが変化する品種もあります。今回は、その中でもヘリックスなどアイビーの観葉植物に人気の種類や品種をいくつかご紹介します。

ヘデラ・カナリエンシス(カナリー・アイビー/カナリーキヅタ)

ヘデラ・カナリエンシス は、ハート型の葉が20cm前後の大きさまで生長する品種です。寒い時期になると葉は赤褐色に色づきます。葉がお面のようにも見えることから、「オカメヅタ」という別名でも親しまれています。葉には、斑入りと斑無しのものがあります。

ヘデラ・カナリエンシス・バリエガータ

ヘデラ・カナリエンシス・バリエガータは、ヘデラ・カナリエンシスの枝変わり種で、ハート型の葉にクリーム色の斑が入ります。寒さに当たると斑の部分が赤く色づき、紅葉を楽しむこともできます。

ヘデラ・ヘリックス(イングリッシュ・アイビー/セイヨウ・キヅタ)

観葉植物 ヘデラ アイビー

アイビーといえば、ヘデラ・ヘリックスを指すことが多いほどの人気品種です。生長すると高さが30mを越える品種もあります。約5~10cmの葉は、3~5に分かれて星形をしています。斑が4~5月の新葉が展開するときに縁へ入り、10月頃には黄緑色をした小さな花を咲かせます。変異しやすく、葉の形と大きさでさらに7~8つの園芸品種があります。

ヘデラ・ヘリックス・グレーシャー

アイビー ヘリックス ヘデラ

ヘデラ・ヘリックス・グレーシャーは、公共施設や学校、家の壁など幅広い場でよく見かける品種です。葉には白斑が入っており、ツルを上にも下にも絡ませる強さをもっています。

ヘデラ・へリックス・ピッツバーグ

アイビー

ヘデラ・へリックス・ピッツバーグは、ヘデラ・ヘリックスの中でも多く流通している品種です。濃い青緑の葉を密に生やして育ちます。寒さと暑さに強く、育てやすいことが特長です。秋には紅葉を楽しむこともでき、育つと2~30mほどまで長くなります。

ヘデラ・へリックス・ゴールドチャイルド

アイビー ヘデラ

ヘデラ・へリックス・ゴールドチャイルドは、黄金色のように見える斑が葉っぱの縁に入る、色合いが美しい品種です。黄斑が入るものの中で最も広く流通しており、葉がカエデのように小さいのも特徴です。

ヘデラ・ロンベア(ジャパニーズ・アイビー/キヅタ)

ヘデラ・ロンベアは、主に日本の山野などに自生するアイビーの仲間で、岩や樹木に絡まって生長します。葉っぱは大きいものだと6cm以上にもなり、革質で厚く、表面は光沢があります。春には黒く熟した果実をつけることがあります。

フクリンキヅタ

キヅタの班入り品種です。変種として知られており。秋頃になると枝の先に黄緑色の小花をいくつもつけます。

アイビーは長く伸びる葉姿ちなんだ花言葉をもつ観葉植物

アイビー 壁

どこまでも長く伸びるツルにちなんで、「永遠の愛」「不滅」といった花言葉をもつアイビー。種類が多くインテリアや観賞用など、さまざまな楽しみ方ができる観葉植物です。壁掛けやハンギングプランターで飾れば、お部屋の雰囲気を明るくし、グリーンカーテンのようにフェンスや外壁にツルを絡ませて育てる方法もかわいくておすすめですよ。

更新日: 2021年09月22日

初回公開日: 2015年08月10日

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