ホルティ by GreenSnap 生活を彩ろう。花、植物、ガーデニング情報をお届け

チアシードとは何?種類や効果、副作用は?

美容や健康によいスーパーフードとして話題になっているチアシード。チアという南米原産の植物から収穫できる種のことで、「チアシードと水さえあれば生きていける」とわれるほど豊富な栄養素と低カロリーが人気の秘密です。最近では、ダイエットや健康食としても人気を集めています。今回は、そんなチアシードとは何なのか、効果や副作用、種類などについてご紹介していきます。

チアシードの学名・原産国・英語

学名
Salvia hispanica
科・属名
シソ科・アキギリ属(サルビア属)
英名
Chia
原産地
南アメリカ
開花期
6~11月
収穫期
10~12月
別名

チアシードとは?何の植物の種?

チアシード 花

チアシードとは、チアと呼ばれる植物の種のことです。チアは、別名サルビア・ヒスパニカと呼ばれるシソ科・アキギリ属に分類される一年草です。樹高は1~2mほどと大きく育ち、花が咲き終わった後にチアシードを付けます。種は直径1mmほどで、小さな楕円形をしており、水を含むとタピオカのように半透明の膜が張られるという特徴を持ちます。

16世紀にはすでに栽培されていたという記録が残っており、原産地の南アメリカでは、トウモロコシと同じくらい大切な栄養源とされてきました。また、現代でもオーストラリアや南米各国を中心に商業的に栽培されています。栄養が豊富でダイエットや美容効果があるとして、ハリウッドセレブや海外の女優たちがこぞって紹介したことで、近年人気のスーパーフードとなりました。

チアシードの栄養や効果?

チアシード

血をサラサラにする

チアシードはαリノレン酸と呼ばれる不飽和脂肪酸と食物繊維が豊富に含まれています。特に、食事に10g混ぜるだけで、くるみや魚介類などに多く含まれるαリノレン酸1日分が摂取できます。αリノレン酸は、体内でEPAやDHAに変換される物質で、コレステロールや中性脂肪を減らして血液をさらさらにするほか、血管をやわらかくする働きがあります。そのため、動脈硬化や心筋梗塞といった生活習慣病の予防に役立ちます。

腸のバランスを整える

食物繊維は、便通をよくし、体をデトックス効果が期待できます。水を含むことで膨れる性質から、空腹感を抑えることができるのも、ダイエットによいとされるポイントです。

チアシードの副作用は?危険性はある?

体によいとされるチアシードですが、ときに副作用や危険な物質が含まれているのではと言われることがあります。これは、過去に体に害を及ぼす毒性のあるカビが検出されたことがあったことに由来します。そのため、チアシード自体にこれといった毒性や副作用はありません。また、今では商品の管理がきちんとされています。ただ、チアシードは海外からの輸入品がほとんどなので、安全な商品選びを心がけることも大切ですね。

チアシードの種類は?

チアシード ホワイトチアシード

チアシードには、ホワイトチアシードとブラックチアシードの2種があります。もともと、チアシードの種子は黒いのですが、まれに白いものが混ざることがあります。この白いものだけを選んで掛けあわせて生み出したのが、ホワイトチアシードです。

ただ、この2種はもともと同じ植物だったことから、成分などにほとんど違いはありません。ただ、ブラックチアシードは見た目がちょっと苦手という方はホワイトチアシードを好んで選ぶそうですよ。

チアシードは体によい効果が詰まったスーパーフード

チアシード

チアシードはマヤやアステカといった古代文明の時代から人々の健康を支えてきた、栄養満点のスーパーフードです。満腹感も得られるので、ダイエットにもぴったりです。また、サルビアの仲間で、育てているときれいな花も楽しめるんですよ。注目のチアシードを、ぜひ一度食べてみてくださいね。

更新日: 2016年06月10日

初回公開日: 2016年06月10日

関連コンテンツ