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スノーフレーク(鈴蘭水仙)の花言葉|花の種類や季節は?毒がある?

ランプにうつむいた花姿をしたスノーフレーク。空から舞い落ちる雪のように、緑の葉っぱの間にたくさんの花を咲かせます。花壇を春らしく彩る、植えっぱなし球根としても人気がありますよ。今回は、そんなスノーフレークとはどんな花なのかや、花言葉についてご紹介します。

スノーフレーク(鈴蘭水仙)の花言葉は?

スノーフレーク

『純粋』『汚れなき心』『慈愛』『美』『皆をひきつける魅力』

「純粋」「汚れなき心」という花言葉は、花びらにぽつぽつと入る緑色の斑点が、白い花のピュアな印象を際立たせることにちなんでいます。「皆をひきつける魅力」は、つい見とれてしまう愛らしい花姿に由来します。

スノーフレーク(鈴蘭水仙)の花の色や季節は?

学名
Leucojum aestivum
科・属名
ヒガンバナ科・スノーフレーク属
英名
Summer Snowflake
Loddon lily
原産地
ヨーロッパ
開花期
3~5月
花の色
別名
鈴蘭水仙(スズランスイセン)
大待雪草(オオマツユキソウ)

スノーフレーク(鈴蘭水仙)とは?どんな花を咲かせる?

スノーフレーク

スノーフレークは、ヒガンバナ科・スノーフレーク属に分類される球根植物です。花がスズランに、葉っぱがスイセンに似ていることから、別名「スズランスイセン(鈴蘭水仙)」とも呼ばれます。属名の「Leucojum(リューコジャム)」は花の香りを表したもので、ギリシャ語で「白いスミレ」を意味します。

地際から濃い緑色をした細長い葉っぱをたくさん生やし、草丈は30~50cmほどに生長します。早春になると、葉っぱの間から茎を伸ばし、緑色の斑点のある直径1.5cmほどの釣鐘型の花を1~4輪、下向きに咲かせます。花の姿は、鈴蘭やスノードロップとよく似ています。

スノーフレーク(鈴蘭水仙)に毒はある?

スノーフレーク 花

とても愛らしい花ですが、全草にリコリンやガランタミンといったアルカロイドをもつ有毒植物です。葉っぱがニラに似ていることから、誤って食べられることがあり、吐き気、嘔吐、頭痛、下痢といった中毒症状を引き起こします。

ただし、毒は薬にもなるとはよくいったもので、球根から抽出したエキスには、メラニンの生成を抑える美肌効果があるとされています。また、近年は球根や花から得られる「ガランタミン」という成分が、アルツハイマー病の治療薬に利用されるなど、医療の分野でも注目を集めています。

スノーフレーク(鈴蘭水仙)の種類は?

スノーフレーク

スノーフレークは、ヨーロッパ中南部、地中海沿岸が原産です。オーストラリアやハンガリーを中心に約9種が分布し、日本には昭和時代の初期に渡来しました。下記に、スノーフレークの主な種類や品種をいくつかご紹介します。

リューコジャム アエスティウム

オーストラリア、ハンガリー、ヨーロッパ南部を原産とするスノーフレークの基本種です。草丈は50cmほどで、幅2cmほどの濃い緑色の葉っぱをつけます。4月上旬頃から、緑色の斑点のある白い花を1茎に1~4輪咲かせます。

リューコジャム ‘グレヴィティー・ジャイアント’

アエスティウムより一回り大きく、「大輪スノーフレーク」の名前で流通しています。生育が穏やかで、5月頃に開花する遅咲きとなっています。

リューコジャム ウェルヌム

中央ヨーロッパ、フランス、ボスニア、チロルを原産とする品種で、10cmほどと草丈が低くなっています。「スプリング・スノーフレーク」の別名をもち、2~3月頃に緑色の斑点のある白い花を1茎に1輪咲かせます。

リューコジャム オータムナーレ(アキス オータムナリス)

スノーフレークの仲間で、8月下旬~9月に開花することから「秋咲きスノーフレーク」と呼ばれます。草丈は10cmほどと低く、紫褐色の茎の先に、斑点のない淡桃色の花を2~3輪咲かせます。

スノーフレーク(鈴蘭水仙)の花言葉は「純粋」

地植え スノーフレーク

「純粋」という花言葉を持ち、冬の寒さに強く、春になると真っ白な花を咲かせるスノーフレーク。秋植え球根の中でも特に管理が簡単で、3年くらいは掘り上げなくても毎年花を咲かせてくれますよ。

葉っぱを密につけるので、株同士の間隔を空けず、群生させるのがきれいな花壇を作るポイント。かわいらしい花壇や寄せ植えを作りたい方におすすめです。

更新日: 2021年04月07日

初回公開日: 2016年02月06日

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