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【パンジーの花言葉】見頃の季節や開花時期、花色や種類は?

秋になると街の花壇やお花屋さんで見かけることが増えるパンジー。秋になると黄色や赤色をはじめとしたカラフルな花が咲きはじめます。そんなガーデニング界では有名なパンジーですが、パンジーの花言葉を知っている方は、意外と少ないのではないでしょうか?

今回は、花言葉の意味や由来を含め、見頃の季節や開花時期、花色や種類などパンジーの生態について詳しくご紹介します。

パンジーとは?どんな花を咲かせる植物?

パンジーは、スミレ科・スミレ属に分類される一年草、または二年草です。花びらにブロッチとよばれる濃い紫色の模様があるのが特徴です。日本には江戸時代末期にオランダから渡来し、花形が人の顔に似ていることから人面草(じんめんそう)、蝶が舞う姿にも似ていることから遊蝶花(ゆうちょうか)と呼ばれていました。

名前の由来

パンジーという名前は、人の顔のような花が考えごとをしているように前に傾く様子をあらわすフランス語、パンセ(思い・考え)にちなんで名付けられたといわれています。

パンジーの基本情報!学名・原産国・英名は?

学名
Viola x wittrockiana
科・属名
スミレ科・スミレ属
英名
Pansy
原産地
ヨーロッパ
開花期
10~5月
花の色
赤、ピンク、黄、オレンジ、青、紫、黒、白、複色
別名
人面草(ジンメンソウ)
遊蝶花(ユウチョウカ)
胡蝶菫(コチョウスミレ)
三色スミレ(サンシキスミレ)

パンジーの言い伝え!豊富な花色と香りがなくなった理由は?

パンジーには、花色と香りにまつわる2つの伝説があります。数ある花の中でも、色の三原色をもつ種類は多くありません。赤・青・黄の花びらをつけることになった由来と、もともとあった香りが消えた神話をご紹介します。

「天使のキス」

天使が春の野に降り立ったとき、一群れの真っ白なスミレを見つけました。そのスミレの美しさに驚いた天使は「私の面影を映してあげるから、人々に真の愛を伝えておくれ」と囁き、花に3回キスをして、また天高く飛んでいきました。その後スミレは天使の面影を宿して3色のパンジーとなったといわれています。

「消えた香り」

パンジーは、ニオイスミレのようなよい香りを元々はもっていました。そのため、人々がその香りを求めてどんどん摘み取っていってしまっていたのです。仲間が摘み取られていくことを憂いたパンジーは、神様に「香りがなくなりますように」と祈りました。その願いが神様に聞き入れられたことで、パンジーの香りは消えたといわれています。

パンジーの花言葉!色別や全体の意味や由来は?

パンジー全体の花言葉:『もの思い』『私を思って』

パンジーの花が考え事をしている人のようにみえることから、「もの思い」という花言葉がつけられました。また、花色ごとに花言葉をもっているのもパンジーの特徴です。

黄色のパンジーの花言葉:つつましい幸せ、田舎の喜び

紫色のパンジーの花言葉:思慮深い

白色のパンジーの花言葉:温順

アプリコット(杏)色のパンジーの花言葉:天真爛漫

パンジーとビオラの違い!パノラってなに?

左にパンジー、右にビオラが植えられている違いの比較画像

パンジーとよく似た植物に「ビオラ」があります。どちらもスミレ科・スミレ属の植物で、同じ分流類の仲間です。パンジーとビオラは花びらの大きさによって見分けられ、花びらが5cm以上なのがパンジー、4cm以下なのがビオラです。

ただ、花びらの見た目がほぼ同じため、学者間でも違いの意見が分かれているほど区別が曖昧な植物でもあります。また、「パノラ」とよばれるパンジーとビオラの中間に位置するサイズの品種もあるため、余計に見間違えやすいので育てるときは注意してくださいね。

パンジーの開花時期や見頃の季節は?


パンジーの開花期は、10~5月です。元々春咲きの草花でしたが、現在では秋咲きと冬咲きの品種もあり、1年の中で夏以外の季節はいつでもパンジーの花が楽しめるようになりました。

パンジーの種類や品種は?花びらの違いなどは?


パンジーは数千種を超えており、現在も品種改良が行われ、新しい品種が増え続けています。今回は、花の大きさ別にいくつか品種を紹介したいと思います。

■ 花びらの大きさ

  • 巨大輪:花径10cm以上
  • 大輪:花径8~9cm
  • 中輪:花径6~7cm
  • 小輪:花径4~5cm

LRテラノ・マリアンナ

花びらの色が縁から薄紫色、黄色の品種です。巨大輪の大きな花びらを秋・冬・春に咲かせます。

コロッサス・ラベンダーサプライズ

コロッサスとは、巨大輪が特徴の品種です。ラベンダーサプライズは、花びらの芯が黄色で、白から濃い紫のグラデーションが美しい花色をしています。フリル咲きで花びらが大きくヒラヒラしている様子が特徴です。

LRアリルシリーズ・いちごみるく

アイボリーホワイトの花びらに濃赤色のブロッチが入っているのが特徴で、色の個体差が楽しめる大輪品種です。

インペリアル・アプリコットシェード

ピンクと黄色が混ざったパステルカラーの花色が人気の高い大輪の品種です。かわいらしい花姿をしています。

LRビーコン・ブロンズ

上弁が黄色で下弁が濃赤銅色の複色パンジーです。中輪で、秋・冬・春に花が咲きます。

こぼれ咲き・フロスト

開花が進むにつれて縁の花びらがライトブルーに変化する中輪品種です。こぼれ咲きとよばれるほど、花がたくさん咲くのが特徴です。

ミルクセーキ

中心が濃い黄色、花びらは黄色と白の度合いが個体差を楽しめます。花径4~5㎝の小輪品種です。

ナチュレ・ブロンズシェード

ピンク色と黄色、ブロンズの複色の花が咲きます。シックな色合いで落ち着いたイメージの小輪品種です。

マリア・ライラックシェード

小輪のフリル咲き品種で、花びらがヒラヒラ波打った形状をしています。花色は紫、青、ピンクの複色で、全体的に淡い色合いです。

アコード・ブラック

中輪のフリル咲き品種で、花色が黒と珍しく、植えるとインパクトがあります。

キアンティ

花びらがピンク色に紫色のストライプが入る中輪の品種です。ストライプの入り方には個体差があるので、違いを楽しめますよ。

フェアリーチュール ミラノ

パンジーには、珍しい八重咲きの品種です。黄色と赤の複色で、落ち着きのあるアンティークな雰囲気があります。

花言葉を込めて、パンジーの花をプレゼントしよう

パンジー身近なイメージのある花で親しみやすいですが、実は数千を超える品種があるなんて驚きですよね。日本でも日々新しいパンジーが生まれており、花屋さんに立ち寄ってみると様々な色や形をしたパンジーに出会うことができますよ。お気に入りの種類を探して、記念日などに花言葉を込めてパートナーへプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

初回公開日: 2015年06月07日