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うどんこ病に効果的な重曹や農薬、酢を使った治療法まとめ

白いカビが原因で、葉っぱの表面がうどん粉をまぶしたようになってしまう「うどんこ病」。葉が真っ白に覆われてしまうと、光合成ができなくなり、植物は次第に枯れていきます。ただ、早い段階でカビの元となる菌を退治すれば、回復する可能性がありますよ。今回は、そんなうどんこ病に効果的な重曹や農薬、酢を使った治療方法をご紹介します。

うどんこ病に効果的な治療法とは?

うどんこ病 ウドンコ病

うどんこ病とは、白いカビの1種です。葉っぱの表面で菌が繁殖し、白いうどんこの粉がかかったように見えることから名付けられました。放っておくと菌が増殖し、葉っぱ全体が白いカビに覆われ、光合成ができなくなって枯れ、やがて落葉します。

ただし、早期発見して菌を退治できれば、白い部分だけがなくなり、きれいな葉っぱに戻ります。戻らない部分は、切り取って処分しましょう。うどんこ病の菌に効果的なのは、ベニカDXなどの殺虫殺菌剤、重曹・酢・唐辛子の酒漬けなどを薄めた液体などが有名です。うどんこ病が植物全体に広がってしまうと、治療がむずかしくなるので、見つけたら先ほどの薬剤などを早めに散布するのがおすすめです。

うどんこ病に効く重曹スプレー/お酢スプレーの作り方と使い方!注意点は?

水 重曹

植物に負担のかかる農薬を使いたくない方には、重曹を薄めたスプレーを噴きかけるのがおすすめです。アルカリ性の重曹を水に溶かし、病気にかかった部分に吹きかけることで原因となる菌を死滅させていきます。

作り方と使い方

● スプレー容器に重曹(食用可)1g:水500〜1,000ccの割合で混ぜる
● スプレー容器に酢3cc:水50ccの割合で混ぜる

重曹を水で500~1,000倍に薄めて、よく混ぜます。あとは、うどんこ病になっている部分に噴きかけるだけ。効果が薄い場合は、乾燥してから何度か噴きかけてみましょう。

重曹と食酢の注意点

食用の重曹を使えば安心して使用することができます。ただし、重曹の濃度が高いと植物が硬くなったり、奇形になったり、枯れてしまったりすることさえあります。まずは、部分的に吹きかけて、負担がないかテストしてから使用するとよいですよ。大量にかけすぎると葉焼けの原因になるので、あくまでも発生初期に使う程度にとどめましょう。

お酢は、使用後の臭いトラブルがあるので、風向きなどで近隣の方に迷惑のかからないように注意してください。また、木酢液も効果があると言われていますが、食酢の方が高い効果が得られるようです。

うどんこ病の治療に効果のある農薬は?

害虫 防虫 スプレー 霧吹き

うどんこ病に有効な成分は、重曹にも含まれる「炭酸水素ナトリウム」です。炭酸水素ナトリウムを使った薬剤としては、うどんこ病の治療に効果的で、カリグリーンやハーモメイト水溶液、ヤシ油とでんぷんから作られたカダンセーフなどが有名です。

カダンセーフは、有効成分のゾルビタン脂肪酸エステルが菌やハダニなど幅広い害虫を膜で覆って死滅させます。どちらも食品や食品添加物に使われている成分で作られているので、薬剤とはいっても、農薬とは違い安全性が高く、使いやすいのでおすすめですよ。自然由来の成分を使った農薬であれば、テントウムシやミツバチなど、天敵の虫で駆除する方法(バンカー法)の益虫への被害もありません。

うどんこ病の治療には重曹や食酢がおすすめ

モンステラ 霧吹き 水やり 防虫 

うどんこ病は、早めに対処すれば植物が枯れるのを防ぎ、自然治癒を促すことができる病気です。特に、気温が高くなってくるとうどんこ病が発生しやすくなります。春や夏に近づいてきたら、毎日葉の裏などをまめにチェックして、うどんこ病にかかっていないか確認すると安心ですよ。

参考文献: 重曹、食酢の病害防除

初回公開日: 2016年03月03日