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フロックスの花言葉と育て方は?

茎先にもこもことまとまってかわいらしい花を咲かせるフロックス。一年草や多年草などたくさんの種類や品種があり、花色草姿も様々です。地面を紫色のじゅうたんのように彩る芝桜も、実はフロックスの種類の1つなんですよ。今回は、そんなフロックスの花言葉と育て方についてご紹介します。

フロックスの花言葉とは?

『あなたの望みを受けます』『一致』『合意』『同意』『協調』『不活発』

フロックスは、小さな花がまとまって咲く姿が特徴です。この様子から、「協調」「一致」「合意」などまとまりを表すような花言葉が付けられました。

フロックスの学名・原産国・英語

学名
Phlox
科・属名
ハナシノブ科・フロックス属
英名
Phlox
原産地
北アメリカ、北東アジア
開花期
3~11月 ※種類によって異なる
花の色
白、赤、ピンク、オレンジ、黄、紫、青、複色
別名
クサキョウチクトウ
キキョウナデシコ

フロックスとは?どんな花を咲かせる?

フロックス

フロックスとは、ハナシノブ科・フロックス属に分類される一年草もしくは多年草の総称です。北アメリカを中心に50~70種ほどがあるとされています。種類が多いことに加えて、一年草、多年草、常緑、落葉など育ち方はバリエーションに富み、草丈も5~120cmと幅があります。

フロックスの中で特に園芸種として人気が高いのは、一年草のキキョウナデシコ(ドゥラモンディ種)、多年草のクサキョウチクトウやオイランソウ(パニクラータ種)、芝桜(スブラタ種)などです。

フロックスの種類や品種は?

1. ドゥラモンディ種(キキョウナデシコ)

一年草タイプのフロックスの代表種です。花の色が豊富で、八重咲きや花弁の先がとがった姿になるものなどがあり、品種によって印象が大きく異なります。暑さが苦手なので、夏がはじまる前に枯れてしまいます。

2. パニクラータ種/パニキュラータ種(クサキョウチクトウなど)

多年草の種類で、「宿恨フロックス」「オイランソウ」とも呼ばれます。丈夫な性質で、数年ほど植えっぱなしでもよく育ちます。上手に育てると、草丈が1mを超えることもあるんですよ。花色は青紫、藤色、紅、白などで、中心が白く抜けるものもあります。

3. スブラタ種(芝桜など)

秩父 芝桜 シバザクラ5

多年草タイプで草丈が低く、グランドカバーによく利用される種類です。河口湖畔や秩父に名所があり、春の風物詩として観賞されることが多いですよね。花の色は淡いピンク、赤、薄紫、白などで、花の形はサクラに似ていることから名付けられました。乾燥に強く過湿を嫌うので、斜面やロックガーデンなどほかの植物が育ちにくい場所でも元気に育ってくれます。

4. ストロニフェラ種(ツルハナシノブ)

日当たりと水持ちのよい環境で育つ、常緑つる性の種類です。ツルハナシノブなどが代表品種で、横に広がりながら高さ50cm未満まで生長します。

フロックスの育て方のポイントは?

種類に合わせた栽培環境で育ててあげることがポイントです。パニクラータ種は日向から半日陰、ドゥラモンティ種やスブラタ種は日向を好みます。また、ドゥラモンティ種は寒さにも少し弱いので、長く育てるなら冬に防寒対策を施しておくと安心です。

名前 日光 水はけ 水もち 肥料
ドゥラモンディ種
  • 日向
  • 半日陰
パニクラータ種
  • 日向
  • 半日陰
スブラタ種
  • 日向
  • 半日陰
  • ロックガーデン
×
ストロニフェラ種 半日陰

フロックスの種まきの時期と方法は?

ドラモンティ種は3~4月と9~10月、パニクラータ種は3~4月が種まきに適した時期です。種は2~3粒ずつ育苗ポットに蒔き、3mmくらい薄く土を被せます。発芽するまでは、土が乾かないように定期的に湿らせて、本葉が2~3枚になった頃に弱い株を間引いてポット1つに対して苗を1本にします。植え付けは本葉が5~6枚になった頃に行ってください。

フロックスの苗植えの時期と方法は?

3〜5月頃、株同士の間隔をニクラータ種なら40~50cm、ドラモンティ種なら20~30cm空けて地面に植え付けていきます。それぞれの株間が確保できるようなら、プランターや鉢植えにしてもかまいません。

フロックスの土作り、水やり、肥料の与え方

土作り

水もちと水はけのバランスがよい土を好みます。特にスブラタ種は過湿を嫌うので、土の水はけには気を配ってください。市販の草花用培養土を使うか、赤玉土(中粒)5:腐葉土3:酸度調整済みピートモス2、赤玉土(小粒)5:ピートモス3:バーミキュライト2の割合で混ぜた土を使います。地植えは、植え穴を掘った土に2~3割ほど堆肥や腐葉土を入れておくとよいです。

水やり

庭植えは、水やりをしなくても大丈夫です。ただ、ストロニフェラ種は、乾燥が苦手なので真夏の日照りが続いたときはゆっくり時間をかけてたっぷりと水やりをしてください。鉢植えは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。土が乾燥してから水やりをする他にも、過湿を嫌うスブラタ種の場合は、朝か夕方に水やりをすませて、気温の上がる日中に水やりをしないよう注意してください。

肥料の与え方

植え付けるとき、土にゆっくりと効く緩効性化成肥料を混ぜておきます。その後、地植えは追加の肥料を与えなくても育ちます。鉢植えは、3~6月と9~10月に緩効性化成肥料を施します。

フロックスの剪定!摘心や切り戻しの時期と方法は?

摘心

生育が活発なときに摘心をして枝数を増やすようにします。それぞれの枝の先端を手やハサミで摘み取っていきます。枝数が増えることで株が大きくこんもりと茂るようになり、花数も増えます。

花がら摘み

枯れた花をそのままにしておくと株の勢いが悪くなってしまいます。また、株が蒸れて虫や病気を引き寄せてしまう原因にもなります。枯れた花は、つけ根の萼ごとこまめに摘み取ってください。

切り戻し

梅雨の頃、株が蒸れると病気が発生しやすくなります。6~8月に切り戻しをして株の風通しをしよくしていきましょう。草丈が1/3~1/2になるよう株全体を切っていきます。特にパニクラータ種は、花が一通り咲いてから切り戻しを行うと、新しい花芽が付いて再び花を咲かせてくれます。

フロックスの植え替えの時期と方法は?

パニクラータ種

生育がよく、株が大きく育つので地植えは2~3年に1回、鉢植えは毎年植え替えをしていきます。3~4月が適期で、株分けを兼ねると、数を増やしてさらに楽しむこともできますよ。

スブラタ種

草丈の低いスブラタ種は、3~4年たつと株元の茎が木のようになる木質化が起こり、花付きが悪くなってきます。同じ場所で長く育てたいときは、定期的に地表に浮き上がる根に土をかけていく目土(めつち)を行います。また、鉢植えは、1~2年に1回、1回り大きな土に植え替えてください。

フロックスの増やし方!株分けや挿し木の時期と方法は?

パニクラータ種は株分けか根伏せ、スプラタ種は株分けか挿し木で数を増やすことができます。

株分けのときは、株を土から掘り起こして、それぞれに均等に芽が付くよう、根をナイフやハサミで切り分けて植え付けていきます。3~4月か9~10月が適期です。

挿し木は、4~6月と9月に行うことができます。枝を5~10cmの長さに切り取り、赤玉土(小粒)など清潔な土に挿していきます。土が乾かないよう管理すると、20~30日ほどで根が生えていきます。

フロックスの栽培で注意する病気や害虫は?

基本的に病気や害虫には強い性質ですが、アブラムシとうどんこ病には注意が必要です。

うどんこ病

4~6月と9~10月に発生しやすい病気で、感染すると株全体に白い粉をまぶしたような見た目になります。美観が損なわれるほか、光合成がしづらくなるので、病気が広がる前にかかった部分を切り落として対処していきます。また、風通しや日照不足になると起こりやすいので、こまめに剪定をしていくと安心です。

アブラムシ

春に発生しやすい害虫で、新芽などに針を挿して汁を吸い、株を弱らせます。見つけたらすぐに薬剤を散布して駆除してください。たくさん発生すると、すす病を誘発してしまいます。

フロックスは種類によって育て方が違う

フロックス

たくさんの種類があるフロックス。見た目や花色が様々で自分の庭やベランダなど栽培場所のイメージに合った株が見つけやすいことから、古くから園芸に利用されてきました。ただ、種類によって寒さや暑さへの強さや、日当たりの好みが違うことには注意が必要。まずは栽培場所と好みの環境を照らしあわせて、フロックスの種類を選ぶと栽培を無理なく楽しめますよ。

初回公開日: 2016年06月01日