おでかけをするとカエデやもみじなど、色鮮やかな葉っぱが目に入るこの季節。真っ赤に紅葉している落ち葉があると思わず手にとって家に持ち帰ってしまう、なんてことはありませんか?
お持ち帰りしたお気に入りの落ち葉は、ちょこっと一手間を加えると、ステキなインテリア雑貨として楽しむことができますよ。
今回は、落ち葉を使ってゆらゆら揺れるモビールをつくってみました。
落ち葉にひとてま。インテリア雑貨をDIYしてみよう!
「モビール」とはある素材を糸やワイヤーなどで組み合わせてつくる、ゆらゆらと動く軽やかさが魅力のインテリア雑貨です。北欧インテリアではひし形のモビール「ヒンメリ」が有名ですよね。
今回はこのモビールを落ち葉でつくってみたいと思います。お気に入りの落ち葉を見つけたら、ひとてま加えるだけなので、簡単ですよ。
落ち葉でつくるインテリア雑貨!落ち葉モビールの作り方とは?
準備するもの
- 落ち葉や木の実
- ワイヤー
- 麻紐(お好きな紐でもOK!)
- 蜜蝋(ロウソク)
- クッキングペーパー
- アイロン
- ボンド
- 蔦のリース(100円ショップにもあります!)
落ち葉ってよく見るといろんな形だったり、ひとつひとつ染まり具合が違ってがかわいいですよね。
今回はお散歩の途中で出会ったモミジバフウなどの落ち葉と、野バラの実、姫しゃらの実などを使います。どれも公園で拾える葉っぱや実なので、みなさんも探してみてください。秋の宝探しみたいでワクワクしますよ!
Step1. 落ち葉の色止めをする
落ち葉を選ぶときは、少し水分が残ってるものを選ぶと扱いやすいですよ。
ちなみに落ち葉も押し花と同じように、一気に乾燥させると色が長持ちするんです。落ち葉の色止めの方法は、アイロンがおすすめ!ティッシュにはさみ、低温でゆっくりパリッとするまでアイロンをかけます。厚めの本に挟んでみてもいいですよ。
Step2. 落ち葉を補強する
落ち葉の色止めをしたら、落ち葉の強度を補強します。方法はロウ引きをするか、ボンドを薄く塗る2通りがあります。
① ロウ引きの方法
ロウ引きで落ち葉の補強をすると、しなやかな仕上がりになって、落ち葉の色味が断然長持ちするのでおすすめです。
クッキングペーパーを敷いたら、落ち葉の上にロウを削り落していきます。蜜蝋でもいいですし、100円ショップのロウソクなどでも大丈夫です。
落ち葉の上にクッキングペーパーを被せたら、ゆっくり低温でアイロンをかけます。ロウが透明になってしっかり溶けたら、落ち葉をクッキングペーパーからゆっくりはがしましょう。
これで落ち葉のロウ引きはOK!キッチンペーパーからはがすときは割れやすいので、小さな葉っぱから試してみてくださいね。
②ボンドを塗る方法
落ち葉に薄くボンドを塗って補強する方法は、ロウ引きよりも手軽で簡単です。私はクリアファイルの上で塗って、クッキングシートの上で乾かしました。
ボンドはデコパージュ用でも、木工用ボンドでも大丈夫です。木工ボンドの場合は少し水で溶くと塗りやすいですよ。
Step4. モビールのパーツをつくる
落ち葉の色止めや補強ができたら、茎にワイヤーを巻いていきます。
今回は生け花用のワイヤーですが、園芸用のものクラフト用のものでもOK。扱いやすい、手に入りやすいものを用意してくださいね。茎がとれてしまうときは、表からの透け感に注意して、テープでワイヤーをとめてください。
どんぐりや、まつぼっくり、野バラの実にもワイヤーをつけていきます。
- どんぐり
どんぐりの帽子に穴をあけワイヤーや紐を通してから接着剤で帽子とどんぐりを接着します。
どんぐりをゆでてから使うと虫がでてきませんよ。 - 松ぼっくり
松ぼっくりは、ヒダにワイヤーをひっかけ巻き付けてねじります。 - 野バラの実
野バラの実は二手に分かれているところにワイヤーをきっかけて巻き付けねじります。
Step5. パーツを組み合わせる
それぞれのパーツが出来上がったら結ぶだけ!
- 100円ショップのリースをほどき小さな輪をつくる。
- 麻紐を5本を長めに切り分け、1の輪にバランスよく結びつける。
このとき、上は持ち手分、下はモビールを垂らす分お好みで長さを調整してください。 - 上になる部分の麻紐を5本まとめて結び、持ち手にする。
- 輪の下の部分にランダムに葉っぱや木の実のワイヤーをくくりつけて完成!
落ち葉モビールにライトをつけてイルミネーションインテリアに!
完成した落ち葉モビールはそのまま飾ってもかわいいですが、100円ショップのLEDライトにまきつけてみてもかわいいですよ。
パーツを巻き付けるだけで、 昼間は紅葉が美しく、夜は葉っぱがライトアップしたような素敵なイルミネーションインテリアができました!
LEDライトといっても、個体によっては過熱状態になると火事の危険があるので気をつけてくださいね。
【番外編】ちなみに、レジンで落ち葉の雑貨をDIYできます。
こちらはUVレジンを使った落ち葉のブローチです。透明にした葉脈とパールを貼りましたが、一手間加えるだけでステキな仕上がりになりますよね。
UVレジンを塗るときは、表面だけを塗るとあとからはがれてしまうので、葉っぱをくるむように厚めに塗るといいですよ。
ちなみにこれをつくったのは数年前ですが、変色せずに、アンティークな状態を保っています。
紅葉がきれいな落ち葉でインテリア雑貨をつくってみよう!
いかがでしたか?
紅葉した落ち葉でつくるインテリア雑貨。今回はモビールの作り方をご紹介しましたが、結ぶ段階をアレンジすれば、ガーランドやラッピングにもつかえますよ。
簡単なのでぜひ作ってみてくださいね。
以上「落ち葉にちょこっと一手間。紅葉がきれいなインテリア雑貨をDIY!」
~hanaの植物あそびvol.35~でした。
次回も楽しみにしていてくださいね。
過去の記事はこちらから!
GreenSnap人気ユーザー hanaさん連載の「hanaの植物あそび」では、お花や植物を使ったかわいい雑貨などの作り方・DIY方法などを教えてもらいます!わかりやすく写真付きで解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
※hanaさんの過去の更新記事はこちら
hana (a piece of dream* )
暮らしによりそう「だれかの心をほっこりさせるような」Green雑貨をつくることをコンセプトに2004年から活動。 植物を使った雑貨・ハンドメイド・DIYと多肉植物をあわせた作品の展示・販売、提案•ワークショップなど。 【ブログ】https://greenhana.exblog.jp/ 【instagram】https://www.instagram.com/a_piece_of_dream/ 【GreenSnap】https://greensnap.jp/my/hana
更新日: 2020年11月11日
初回公開日: 2020年11月11日