花といえば、優雅で気品のあるバラを思いつく方が多いのではないでしょうか。バラの中にも一輪だけが咲くバラやモッコウバラのように壁や地をはうように伸びるバラなどさまざまな形があります。今回は、全体的にコンパクトで贈り物やインテリアの飾り物としてピッタリなミニバラについて、花言葉はや種類・品種、開花時期や見頃の季節などをご紹介します。
ミニバラの花言葉は?
『無意識の美』『特別の功績』『果てしなき愛』
⚫︎ 赤:『愛情』『情熱』『猛烈な恋』『内気な愛らしさ』
⚫︎ 白:『清らかな愛』『尊敬』『純粋』『私はあなたにふさわしい』
⚫︎ 黄:『愛情の薄らぎ』『薄れゆく愛』『嫉妬』
⚫︎ 紫:『誇り』『尊敬』『気品』
⚫︎ 青:『神の祝福』『奇跡』
⚫︎ 赤斑入白:『満足』『戦い』
⚫︎ ピンク:『満足』『輝かしい』『愛を持つ』『一時の感銘』
⚫︎ オレンジ:『無邪気』『爽やかさ』
⚫︎ グリーン:『希望を持ちえる』
バラは愛と美の象徴とされています。小さい花となるミニバラですが、バラと同じ愛と美の象徴とされています。古くから気持ちを伝えるために用いられた花となっています。
色別に花言葉があるので、贈るときには気をつけたいですね。
ミニバラの花の色や別名は?
- 学名
- Rosa hybrida
- 科・属名
- バラ科・バラ属
- 英名
- Miniature rose
- 原産地
- アジア、ヨーロッパ、北アメリカ、アフリカ
- 開花期
- 5~6月(通常)
6~11月(繰り返し咲)
- 花の色
- 赤、ピンク、白、オレンジ、黄、緑、紫、茶、黒、複色など
- 別名
- ミニバラ
姫バラ
ミニチュア・ローズ
パティオ・ローズ
マイクロ・ミニ
ソウビ
ショウビ
ミニバラとは?どんな花を咲かせる?
ミニバラは、もともと北半球に位置する亜熱帯のバラをもとに品種改良して作られた、茎の短いバラです。バラに比べて全体的に小ぶりで、花つきがよく、一季咲から四季咲きまでさまざまな品種が作られてきました。
中小輪や小輪、極小輪の花を咲かせる植物です。ミニバラも一輪咲きのバラのようにいろいろな咲き方や花色があり、見る人を楽しませてくれます。
赤や白はもちろん、黄、ピンク、パープル、オレンジ、緑、複色などの花色があり、バラ同様、色ごとに花言葉があるので、花束のプレゼントなどにもよく利用されます。
名前の由来
一輪咲きのバラと比べて、草丈もが大きくならず、コンパクトにまとまることが名前の由来です。
ミニバラの開花時期と見頃の季節は?
5~6月上旬頃が開花期です。5月中旬が見頃で、きれいに咲いたミニバラを見ることができますよ。繰り返し咲と呼ばれる新品種は、5~6月に加えて、9月下旬~11月にも花を咲かせるので春と秋にミニバラが楽しめます。
ミニバラの種類や品種は?
グリーン・アイス
よく見かける品種の1つで、薄いピンクから緑に色が変わるロゼット咲となっています。少し遅く咲きますが、花もちがよいので長い間きれいなミニバラを楽しむことができます。花の大きさは3〜4cmとなっています。初心者に育てやすい品種となっています。
フォーエバーローズ
デンマークのナーセリーが開発した品種となっています。四季咲きとなっていて、春から秋の間3〜4回花を咲かせてくれます。ミニバラですが少し大きめの花を咲かせるのが特徴となっています。
オーバーナイト・センセーション
紅茶のような香りを楽しむことができる、ミニバラですが花径が6〜7cmと大きい品種となっています。スペースシャトルで香りの実験に使われたミニバラとなっています。
スターザン・ストライプス
白にピンクや薄い赤色の絞りが入った、花径が3〜4cmと小さな花を咲かせる品種です。丸弁平咲となっていて、香りも少しあり四季咲きとなっているので年に数回きれいな花を見ることができます。
ラブリーモア
ほんのり香りがする、花径が5〜7cmと少し大きめで丸弁カップ咲の、見た目も美しくかわいく優しい品種となっています。鉢植えなどで育てることができる人気の品種となっています。
八女津姫
小さな花が桜を思わせるように鮮やかに咲く、半花径が1.5〜2.5cmとても小さな花を咲かせる品種となっています。咲き方は半八重平咲となっています。やや遅く咲きますが四季咲きとなっているので、長くミニバラを楽しむことができます。
雪姫
咲き始めは薄いピンクのときもありますが、基本的にはきれいな純白をしています。開花は早く花もちもよく、花径は2〜3cmとなっていて八重咲きの少し香りがする品種となっています。ロサ・キネンシスミニアの改良品種となっています。
テディ・ベア
濃茶色から開花とともに色が変化し、最終的には赤に変わる品種となっています。早咲きで次々と開花し、花つきがとってもよいのが特徴です。花径も3〜4cmと少し大きめで、半剣弁咲となっています。少し香りを楽しむことができる種類です。
ミニバラの咲き方は?花の形の特徴は?
高芯咲き
花屋でよく見かける花の形です。花芯を包むように咲き、開くと中央が高くなります。
カップ咲き
かわいい丸形の花びらがカップのように、中心を包み込んで花を咲かせます。
ロゼット咲き
大きな花びらと、小さな花びらが重なります。見た目が豪華な咲き方の1つで、花芯が2~4つに分かれているタイプは、クオーターロゼット咲きと呼びます。
クオーター咲き
花の中心が4つに分かれているのが特徴となっていて、小さい花びらと大きな花びらが重なる咲き方です。花が咲くと華やかで豪華な花の姿に見えます。
ポンポン咲き
小さくて細い花びらがたくさん集まって、球状や半球状になる咲き方です。ポンポンのように丸く、かわいらしい姿からそう呼ばれるようになりました。
平咲き
水平方向に花を咲かせます。
剣弁咲き
花びらが外に反り返っているのが特徴で、花びらの先端が尖っています。
半剣弁咲き
外に反り返って咲くのは剣弁咲きと同じですが、花びらの先はそれほど尖ってはいません。
丸弁咲き
花びらの先端が丸くなっている咲き方です。花びらも外に反ることがないのが特徴です。
波状弁咲き
花びらが波が打ったような形をしています。
ミニバラの花言葉や種類は様々
かわいく咲くミニバラも、いろいろな種類があり、種類によっては長くかわいい花を楽しむことができそうですね。香りがする種類も多いので、ミニバラの香りも楽しむことができます。いろいろな咲き方をするので、好みのミニバラを探すことができそうですね。
更新日: 2022年04月06日
初回公開日: 2015年10月23日