ブロッコリースプラウトは今世界的に注目されている野菜です。ダイエットや美容に関心の高い女性を中心に、自分で育てて毎日の食卓に取り入れる人が増えているんですよ。栄養満点で、デトックス効果があり、室内で簡単に栽培できることが魅力。今回は、そんなブロッコリースプラウトとは何か、食べ方や栄養、効果・効能などについてご紹介します。
ブロッコリースプラウトとは?
ブロッコリースプラウトとは、発芽してすぐのブロッコリーの幼い芽のことです。スプラウト(Sprout)は、食用になる新芽の総称で、アブラナ科の緑黄色野菜や豆類を中心に、欧米をはじめ世界各地で古くから栽培されてきました。
身近な食材では、もやしやカイワレ大根、豆苗などもスプラウトにあたります。
ブロッコリースプラウトの栄養は?
ブロッコリースプラウトは、ブロッコリーよりも栄養価が高く、β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEなどの高い抗酸化作用をもつ成分が豊富に含まれます。
注目は胃腸薬にも配合される「キャベジン」や、ファイトケミカルの一種「スルフォラファン」です。これらはアブラナ科の植物特有の抗酸化物質で、健康にうれしい効果がたくさんあります。
ブロッコリースプラウトの効果・効能は?
ブロッコリースプラウトからは、成熟した株の約7〜20倍の高い濃度のスルフォラファンを摂取できます。スルフォラファンとは、体から余分なものを排出する力や、抗酸化力と関わりのある酵素の働きを高める成分です。
たくさん摂取することで、デトックス、アンチエイジングの効能が期待できます。また、解毒酵素をたくさんつくり出すことで、肝機能の働きを高めてくれます。
ブロッコリースプラウトなら加熱を行わず生で食べられるので、酵素を破壊せずに栄養をそのまま体内に取り込めるというメリットもありますね。
ブロッコリースプラウトの食べ方は?
ブロッコリースプラウトは、「3日に1回」「生のまま」「よく噛んで」食べるのが最適です。抗酸化作用があるビタミンCは、余分に摂取した分は体外に排出されてしまうので、できるだけ毎日とった方がよいとされています。
一方、スルフォラファンによって働きが活発になった解毒酵素は、約3日間体内で効力を持続するとされています。そのため、3日に1回ほどの摂取でも、効果は十分に得られます。
ただ、スルフォラファンが酵素と反応するためには、細胞がしっかり壊される必要があります。また、スルフォラファンと反応する酵素は熱に弱い性質があります。そのため、サラダなど加熱しないレシピがおすすめです。スムージーや野菜ジュースに加えれば、細胞もきちんと壊されてよいですよ。
ブロッコリースプラウトは栄養が豊富の野菜
ブロッコリースプラウトは、カイワレ大根のような辛味がないことも人気の理由です。生のままでも食べやすく、ドレッシングをかけて食べるだけでも栄養満点。取り込める栄養が豊富で、体の毒素排出を促す働きは3日間も続いてくれます。体の抗酸化力を高め、美しさや健康を保つ手助けになりそうですね。
更新日: 2020年04月02日
初回公開日: 2016年04月09日