ニチニチソウはピンクや白のシンプルな花をたくさん咲かせる植物です。1つずつの花は数日で落ちますが、次から次に新しい花が咲き長い間楽しめます。今回は、見た目にかわいらしいニチニチソウの花言葉や種類、見頃の季節をご紹介します。
ニチニチソウの花言葉は?
『楽しい思い出』『友情』『生涯の友情』
ニチニチソウの花言葉は、気持ちを前向きにしてくれるものばかり。
これは、ニチニチソウの花が次から次へと咲き続ける姿と、友達同士で集まって和気あいあいとしている様子を重ね合わせてうまれたものです。
ニチニチソウ(日々草)とは?学名・英語・別名は?
- 学名
- Catharanthus
- 科・属名
- キョウチクトウ科ニチニチソウ属
- 英名
- Rose periwinkle
Madagascar periwinkle
- 原産地
- マダガスカルなどの熱帯地域
- 開花期
- 5~10月
- 花の色
- 白、赤、ピンク、紫など
- 別名
- ビンカ
日々花
ニチニチソウは、マダガスカルなどの熱帯地域を原産とする植物で、基本的には多年草ですが、耐寒性がないので、日本では一年草として扱われます。直径2~3cmの小ぶりの花を咲かせます。
草丈は10〜80cmと育つ場所によってバラバラです。春から秋にかけて長い間花が咲き続けます。
ニチニチソウの名前の由来は?
学名の由来は、ギリシア語で「純粋」を意味する「Katharos(カタロス)」と、花を意味する「Anthus(アンサス)」とを結びつけてつけられたとされています。
また、咲いた花は数日で落ちますが、次から次に新しい花が咲き続けるので、日本では「日々花が咲く=日々草(ニチニチソウ)」という別名があります。
ニチニチソウはどんな花を咲かせる?開花時期や見頃の季節は?
ニチニチソウは、5~10月にかけて花を咲かせます。1つ1つの花は数日で枯れてしまいますが、同じ株に次々と新しい花を咲かせるため、花を長く楽しめるのが特徴です。
いたるところで目にするポピュラーな植物ではありますが、根っこをはじめとして植物全体に毒性のあるアルカロイド成分が含まれているので注意が必要です。
ニチニチソウの花の種類は?
ニチニチソウは白やピンクなどのポピュラーな花色が中心ですが、品種改良によって黒紫やマーブル模様などの種類も見られるようになっています。
ただ、同じような名前で「ツルニチニチソウ(Vinca major)」などがありますが、これはツルニチニチソウ属に分類される別の植物に当たるので間違えないでくださいね。
以下にニチニチソウの人気のある品種をご紹介します。
ニチニチソウ ヒミコ
濃い目のピンクの花を咲かせるヒミコは、寄せ植えや花壇のアクセントに用いられます。
ニチニチソウ ミサキ
淡いピンク色の花を咲かせる品種です。花の中心部分は白色で、植えると全体が柔らかい印象になります。
ニチニチソウ ニルバーナカスケード
病気に強く、丈夫な品種です。中心に向かってピンク色が濃くなる花びらは、南国を彷彿とさせます。
ニチニチソウの花言葉を楽しもう
ニチニチソウはかわいらしい見た目とは裏腹に、夏の暑さに耐える丈夫な植物です。ピンクや白など花色が豊富で、草丈も低めなことから、他の夏の花と寄せ植えにすると華やかにしてくれますよ。
手間もかからず見た目にもかわいいので、ラインナップに加えてみてくださいね。
更新日: 2021年07月28日
初回公開日: 2015年07月25日