モンステラは、うちわのような葉に深い切れ込みが入った葉っぱが特徴の観葉植物です。寒さに強い性質から室内でも容易に育てられるため人気があります。今回はモンステラについて、花言葉や学名、原産国、色・種類、開花時期などについてご紹介します。
モンステラとは?どのくらいの種類があるの?
モンステラとは、サトイモ科の多年草です。切れ込みた穴の空いた個性的な葉っぱをもっています。エキゾチックな様子と大きいものになると1mを超える葉っぱにちなんで、ラテン語の「モンストラム(怪物)」が由来となって名付けられました。
同じサトイモ科には、観葉植物として知られるセロームやスパティフィラム、クワズイモ、ポトス、シンゴニウムなどがいます。
モンステラは約30種ほど仲間がいて、熱帯アメリカを中心に生息しています。
- 学名
- Monstera deliciosa Liebm
- 科・属名
- サトイモ科・モンステラ属(ホウライショウ属)
- 英名
- Monstera
Swiss cheese plant
Mexican breadfruit
- 原産地
- アメリカの熱帯地域
- 開花期
- 通年(常緑樹)
- 花の色
- 白
- 別名
- 鳳来蕉(ほうらいしょう)
モンステラの種類と品種は?
モンステラは、モンステラ属(ホウライショウ属)全体の呼び名です。そのため、30種ある品種のどれかをそう呼ぶわけではありません。
ただ、観葉植物として流通しているのは「ホウライショウ(デリキオサ)」か、小型に品種改良された「ヒメモンステラ」の2種だけなので、このどちらのことを意味することが多いようです。
デリキオサ (ホウライショウ)
別名「蓬莱蕉(ホウライショウ)」といい、一般的にモンステラというとこの品種を指します。葉が大きくツルが長い大型品種です。
アダンソニー (ペルツーサ)
茎や葉が小さい小型品種です。葉っぱの切り込みが左右非対象なのが特徴です。
マドカズラ(フリードリッヒスターリー)
「フリードリッヒスターリー」という別名をもつ小型品種です。葉には無数の穴が開き、虫食いにあったようにも見えます。
人気のある品種の1つで、デリシオサに比べると暗さや寒い環境に弱い性質があります。
モンステラは花を咲かせるの?
成熟したモンステラは、黄白色の花を咲かせます。ただ花といっても、つくしの先のような見た目であまり目立ちません。
また、花を咲かせるための気温や株の成熟具合が関係するため、鉢植えではほとんど花を咲かせないといわれています。
モンステラの花言葉の意味は?
『うれしい便り』『壮大な計画』『深い関係』
● 英語の花言葉
『dedication(献身)』
穴が空いた葉っぱから差し込む光の様子から、ハワイではモンステラの葉が希望の光を導くといういわれています。
また、『うれしい便り』のように幸せを呼びこむ意味が込められたり、『壮大な計画』のように輝かしい未来を想像させることから、開店祝いや移転祝い、新築祝いといった新たな門出のプレゼントに利用されます。
すてきな花言葉をもつモンステラを育ててみよう
名前の由来こそ怖いモンステラですが、実際は丈夫で育てやすく、インテリアとしてもかわいい観葉植物です。
また、最近では小型品種も多く生み出されているので、ぜひ自宅のおきたい場所に合ったサイズのモンステラを選んで育ててみてください。
更新日: 2023年01月04日
初回公開日: 2015年06月13日