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モンステラ

モンステラの育て方!剪定や切り戻し、植え替え、増やし方は?

モンステラは生長が早く、初心者でも育てやすい丈夫な観葉植物です。南国を思わせる独特の葉の形から、インテリアとしても人気を集めます。今回はそんなモンステラの育て方について、剪定や切り戻し、苗の植え替え、挿し木などの増やし方や冬の過ごし方などをご紹介します。

モンステラとは?どんな観葉植物?

モンステラ4

モンステラとは、熱帯アメリカが原産の多年草です。高い気温と少しの湿度がある環境でよく育ち、常緑性で育てやすいことから観葉植物として親しまれています。

2mを超える大型から30cmほどの小型品種まで、色んなサイズが売られているので選びやすいのも育てやすいポイント。穴が空いたり切れ目の入った葉っぱがお部屋の雰囲気を南国風へと変えてくれます。

モンステラの育て方のポイントは?冬の過ごし方に注意して

モンステラ 室内 部屋 観葉植物

モンステラの育て方のポイントは2つあります。1つは日光をよくあてること、もう1つは3度以上の気温を維持することです。

モンステラは秋から春までは日光のよく当たる場所、夏は日光が直接当たらない場所を好みます。カーテン越しの窓辺や明るい室内で管理するのがおすすめです。

また、高温熱帯地域で育つ植物なので日本の夏や湿度にも強いのが特徴です。ただ、3度未満の気温では株が弱って枯れてしまいます。冬は温かいお部屋に移動させて管理してください。

モンステラの育て方!鉢に苗を植える手順と時期は?

観葉植物 モンステラ1

春から夏の間で、よく晴れた温かい日の午前中が苗植えの適期です。

また、モンステラを育てるなら、鉢に植えて育てるのがおすすめです。日本ではほとんどの地域が冬に3度を下回るので庭に植えるのはやめておきましょう。

まずは、ホームセンターや通販でモンステラの苗と、植木鉢、観葉植物用の土を用意してください。植木鉢は苗よりも一回り大きなサイズを用意して、新しい土を入れておきましょう。

  1. 植木鉢に鉢底ネット、鉢底石、土の順に入れる
  2. 苗を鉢から取り出して、根を1/3ほどもみ崩して土を落とす
  3. 株が古いときは黒ずんだ根を切り取る
  4. 苗を鉢の中心に置く
  5. 苗の回りに土を入れる
  6. 植木鉢が土でいっぱいにならないよう数cmほど上にスペースをあける
  7. 手や細い棒で用土をついて隙間をなくし、たっぷりと水やりをする
  8. 午前中いっぱい日の当たる場所に置いて管理する

モンステラの水やりや追加で与える肥料は?

モンステラ 霧吹き 水やり 防虫

モンステラは生長が早い植物なので、水や肥料をしっかり与えるほど大きく育ちます。鉢の土が乾いたら水を与え、数ヶ月単位で肥料を追加してください。

しかし、用量を超えた水やりや肥料は枯れる原因にもなるので、水やりと肥料の与え方のポイントをご紹介します。

水やりのポイントは?

春から秋は鉢の土の表面が乾いたタイミングで、鉢底から水がたくさん出てくるくらい水やりをします。

指で土の中まで触って確認するのが嫌であれば、割り箸を挿しておいて引き抜き、土の湿り具合を確認する方法がおすすめです。

冬は、あまり水を必要としなくなり、土が乾いてもしばらく時間をあけてから水やりをします。土の中が完全に乾燥したのを確認してからでかまわないので、「乾燥したな」と思ってからさらに時間をおいてからでも構いません。

肥料のポイントは?

モンステラが1番生長する春から夏は追加で肥料を与え、秋から冬は肥料を控えます。生長のしない時期に与える肥料は、かえって生長を鈍らせ株にダメージを与えるからです。

肥料を与えるのが手間な方は、土の上に置くだけのタイプがおすすめです。葉っぱの元気がないときは、即効性の高い液体肥料を2週に1回ほど与えるのも効果的です。

モンステラの栽培で注意する病気や害虫は?

モンステラ

モンステラは病気や害虫に強い観葉植物ですが、どうしても病気にかかったり害虫の被害あったりするときもあります。

今回はモンステラが被害にあいやすい害虫や病気が発生する原因と対処法をご紹介します。

乾燥すると発生するハダニ

ハダニは、乾燥した状態で発生する害虫です。モンステラの葉っぱの裏に住み着くので、よく観察してみてください。

春から夏の暑い時期や暖房のきいた寒い時期は注意してください。ハダニは水に弱いので、見つけたら霧吹きで水を吹きかけて退治し、数が多いなら殺虫剤を吹きかけましょう。

殺虫剤なら「園芸用キンチョールエアゾール」「マラソン乳剤」などがおすすめです。

夏に発生しやすいカイガラムシや黒すす病

カイガラムシは夏に発生しやすい害虫で、そのカイガラムシのフンによってくる菌によって発症するのが黒すす病です。

どちらも夏の暑い時期に発生しやすく、放おっておくと葉っぱが枯れてしまいます。

また、カイガラムシが成虫になると体の周りが硬い膜で覆われ、薬剤がききにくくなり、直接取り除くしか退治の方法がなくなるので注意してください。

葉や茎にくっついているまだ幼虫のカイガラムシを退治して、黒すす病も防ぐのが一番の予防策です。もし発生してしまったら、殺菌剤で菌を散布してカイガラムシは直接取り除いてください。

モンステラの剪定方法!切り戻しは必要?

剪定 切り戻し ハサミ ポトス

剪定(切り戻しとも呼ぶ)とは枝や葉っぱを切ることです。モンステラはそんなに葉の数が増えるタイプではありませんが、見栄えが悪いと思ったら、春から夏の間に切って形を整えましょう。

生長する時期なら切られたとして回復が早いので安心です。

また、モンステラの葉や茎を切ると切り口から樹液がでてきます。肌の弱い方が触ると荒れてしまうので、直接触れないことと、赤ちゃんやペットを含め口に入れないよう注意してください。

モンステラの管理方法!気根の処理の仕方や支柱の立て方は?

モンステラはもともと丈夫な観葉植物なので、そこまで複雑な管理は不要です。ただ、見た目を美しく保つために気をつけたいことが2つあるのでそれぞれについてご説明します。

気根の処理の仕方は?

モンステラ 気根21

モンステラは生長すると、茎の途中から気根とよばれる根を伸ばします。気根はモンステラの体を支えるために地面まで伸び続けます。

自然では、複数の気根で体を支え、どんどん大きくなるのです。ナチュラルな雰囲気を楽しみたいとき以外は、見栄えが悪くなるので気根が出てきたら根本で切ってしまいましょう。

支柱の立て方は?

モンステラ 観葉植物

気根を切る代わりや体を支えられず倒れてしまう場合は、支柱を立ててください。通販やホームセンターで支柱を用意したら、株の側にさしてビニールひもで株と支柱をくくりましょう。

モンステラの植え替えの時期や方法は?

植え付け 植え替え 鉢植え 水やり イラスト

モンステラを鉢で育てて数年たったら植え替えをしましょう。モンステラの根っこが生長して、同じサイズの鉢では窮屈でこれ以上根が生長しなくなったり、土の質が落ちて生長がにぶります。

その間も土から上の部分は生長するので根と葉っぱのバランスがくずれて葉が枯れたり、質の落ちた土が原因で根が腐ったりします。

  1. 春から初秋までの間で水やりを控えて鉢土を乾燥させる
  2. 株を鉢から取り出す
  3. 根の周りの土を手でもみほぐす
  4. 黒ずんだ根があれば切り取る
  5. 同じサイズの鉢に植え替えるなら根を少し切り取る
  6. 鉢底ネット、軽石、土の順に入れる
  7. 苗を入れて周りを土で固定する
  8. 最後にたっぷり水やりをして日陰でしばらく管理する

モンステラの増やし方!挿し木や茎伏せ、水挿し、種まきの時期や方法は?

モンステラは、大きく4つの方法で繁殖させられます。以下のそれぞれの方法についてご説明します。

挿し木

モンステラ

モンステラは切った枝をそのまま別の鉢に挿して新しい苗として育てられる「挿し木」で、数を増やせる植物です。挿し木をするなら、観葉植物用の土と新しい鉢を用意しましょう。

  1. 土を鉢やプランターに入れる
  2. 気根のついた茎を切り取る
  3. 葉っぱを数枚残す
  4. 葉から水が蒸発するのを防ぐために葉を横半分に切る
  5. 土に挿す
  6. 土を乾燥させないように水やりを続けて日向で管理
  7. 1ヶ月ほどで発根し、本葉が3~4本出てきたら新しい鉢へ植え替える

茎伏せ

モンステラ_茎伏せ_増やし方_イラスト

「茎伏せ」とは、切り取った茎をさらに短く切って、土の上に置いて新しい苗として育てる繁殖方法です。時間はかかりますが、挿し木よりも数を増やせます。

茎の土に埋まった部分から根を生やし、十分に発根したのを確認したらそれぞれ新しい鉢に植え替えます。

  1. 葉っぱのない気根のついた茎を切り取る
  2. 長すぎる気根は適当な長さで切り取る
  3. 土を鉢やプランターに入れる
  4. 切り取った茎を横向きに置く
  5. 表面が土から半分ほど程度出るように土をかぶせる
  6. 土が乾燥しないように水やりを続ける
  7. 新芽が出たら新しい鉢に植え直す

水挿し

「水挿し」とは、切り取った茎を水の入った容器に入れて育てる方法です。インテリアとして飾れることから、ガラスの容器に茎を挿して育てられることがあります。

  1. 切り取った茎の切り口を水の中で斜めに切り取る
  2. 水を入れた容器に茎を挿す
  3. 毎日水を入れ替える
  4. 十分に発根したら土に植え替える

種まき

種まき

希少ですがモンステラは種をつけます。もし手に入れられたら、種まきにチャレンジしてみましょう。種は温かい季節にまいて育て始めましょう。

  1. 種を一晩水につけておく
  2. 土をセルトレーやポットに入れる
  3. 種を1粒ずつまく
  4. 土を乾燥させないよう水やりを続けて涼しい日陰で管理する
  5. 発芽したら日が当たる場所へ移動させる
  6. 本葉がいくつか生えたら鉢へ植え替える

モンステラの育て方を覚えて他の観葉植物にもチャレンジしよう

モンステラ6 観葉植物

育てやすく縁起のよい観葉植物のモンステラ。気温に注意しておけば、基本的に明るい室内であれば場所を選ばずに育てられます。これから観葉植物を育てようと考えている方は、ぜひモンステラを育ててみませんか。他の観葉植物にも活かせる経験が多いので、モンステラで観葉植物の育て方を覚えて、ぜひ色んな観葉植物の育成に挑戦してみてくださいね。

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