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【パセリの育て方】栽培のポイントや種まき、収穫、保存方法は?

ボリューム感のある緑の葉っぱがかわいいパセリ。添え物のイメージが強いですが、栄養価が高く、生活習慣病の予防や胃腸の調子を整えてくれる効果があります。中には、パセリの香りや味が苦手な方もいるかもしれませんが、栽培方法を工夫したり、調理のときに熱を加えたりして苦味を減らこともできるんですよ。

今回は、パセリの育て方について、種まきからの栽培、収穫、保存方法をご紹介します。

パセリの育て方!種まきの時期と方法は?

種まきの時期

パセリは、4〜5月か9〜10月頃が種まきの適期で、約70日で収穫できるようになります。

種まきの手順

育苗ポットで苗まで育ててから植え付ける方法と、直接鉢や地面に植え付ける方法の2通りがあります。育苗するときは、本葉が5~6枚になったタイミングで植え替えていきましょう。直接土に種をまくときは、管理が楽なプランターへ行うのがおすすめです。

  1. 育てる容器の中に赤玉土(小粒)など種まき用の土を入れる
  2. 土を種が薄っすらと隠れるくらい(1~3mm)かぶせる
  3. 種が飛ばないよう霧吹きで水をたっぷりと吹きかける
  4. 土を乾燥させないよう毎日霧吹きで水を与える
  5. 発芽後は、土の表面が乾いたら水を与える
  6. 本葉が2~3枚になったら、育苗ポットに1株に、プランターなら株同士が触れ合わない程度に生育のよいものを選んで間引く
  7. 本葉は5~6枚になったら育苗ポットのものは植え替え、プランター植えは株同士の間隔を15~20cm空くように間引く

パセリの育て方!苗植えの時期と方法は?

パセリの苗植えも4~5月が植え付けの適期です。パセリは発芽率が低く、育苗がむずかしいので、はじめての方は苗から育てると失敗が少なくすみます。

鉢植え

パセリは真下に向かってまっすぐに根を張るので、深めの鉢やプランターに植え付けます。10号鉢な1~2株、60cmプランターなら2~3株が植え付けの目安です。容器の底に軽石と土を入れ、株同士の間隔を15~20cm空けて植えていきましょう。土は、赤玉土7〜8:腐葉土2〜3ほどの割合で混ぜたものか、市販の花・野菜用の培養土を使います。

地植え

酸性の土に弱いので、植え付ける2週間前から土作りをはじめていきます。

  1. 畑の土1㎡あたりコップ1~1.5杯(100~150g)の苦土石灰を混ぜあわせる
  2. 1週間ほど寝かせたら、幅40~50cm、高さ10~15cmの畝を立てる
  3. 畝の中心に深さ20~30cmの溝を堀る
  4. 溝を掘った土に堆肥、化成肥料、油カスを混ぜあわせてから埋め戻す
  5. 株同士の間隔が20~30cm空くよう、植え穴を掘ってパセリの苗を植え付ける
  6. ジョウロでたっぷりとそれぞれの株に水を注ぐ
  7. 畝全体にたっぷりと水をかけたら完了

パセリの育て方!水やり、肥料の時期と方法は?

水やり

鉢やプランターで育てている株は、土の表面が乾きかけたらたっぷり水を与えます。地植えは必要ありません。ただ、春~夏は土が湿っているくらいの方が生育を促せるので、水やりをするとよいですよ。

肥料

6〜7月頃の生育期は、化成肥料を10~15日に1回、液体肥料を7~10日に1回ほど施していきます。順調に生長しているときは、肥料を与えなくても大丈夫です。鉢・プランターの場合は、植え付けの土に市販の花・野菜用の土を利用していれば、肥料の必要はありません。

パセリの水耕栽培の時期と方法は?

パセリは水耕栽培でも育てられます。室内の明るい窓辺などに置いて育てれば、葉は柔らかく、香りや苦味が少なくなりますよ。パセリの苦味が苦手な方におすすめの栽培方法です。

  1. 園芸店でパセリの苗を用意する
  2. 土を落として水で根をきれいに洗う
  3. 水耕栽培をする容器の口回りより少し大きく切ったスポンジたわしを用意する
  4. スポンジの中心まで切込みを入れる
  5. パセリの根をスポンジの切込みに挟む
  6. 土から出ていた部分はスポンジからも出るようにする
  7. 根を1/3くらいに切りそろえる
  8. 容器に株を入れ、毎日水を入れ替える
  9. 液肥を2週間に1回ほど与える

パセリの収穫の時期と方法は?

パセリの本葉が15枚以上になったら収穫のタイミングです。必ず10〜15枚は葉っぱが残るようにして、外側から使う分だけ摘み取っていきます。内側の新芽は、これから大きく育つところなので取らないように気をつけてください。

摘み取る際は、できるだけ根本から長く茎を摘み取りましょう。爪の先やハサミを利用すると切り取りやすいですよ。また、花が咲いてしまうと茎葉が固くなるので、種を採取するとき以外は早めに摘み取りましょう。

パセリの保存方法と賞味期限は?

生、冷凍保存

生の状態のまま保存する場合は、水を張った容器にパセリを入れて、冷蔵庫へ。1週間は保存可能です。冷凍保存のときは、水洗いしてペーパーなどで水気を取り、太い茎の分部だけ大まかに取ります。後はフリーザーバッグに入れて冷凍庫に保管していきましょう。凍ったら、袋の上から揉んで粉々にしておくと、そのまま料理に使えますよ。

乾燥保存

乾燥パセリの作り方は、ペーパーを敷いたお皿に太い茎を取ったパセリを乗せ上からもペーパーで覆い、レンジにかけます。1分加熱して、ペーパーが水分で湿っていたら取り替えてまた1分加熱を3〜4回繰り返しカリカリに乾燥したら、手で握ると砕けるのでビンなどに入れて保存します。

パセリの栽培中に注意する病気や害虫は?

幼虫、アブラムシ、ネキリムシ

パセリには、キアゲハの幼虫やアブラムシ、ネキリムシが発生することがあります。主に葉っぱが食害されるので、見つけたら摘んで退治するか、殺虫剤を散布しましょう。ヨトウムシは夜行性で、昼間は存在に気づきにくいため、葉っぱや茎を定期的に確認してみてください。

病気

病気では、立枯病・うどんこ病・軟腐病などに注意します。水はけのよい土でこまめに葉を取り除いて、風通しをよくすると予防につながります。

パセリの栽培のポイントは?

パセリは、水はけのよい土に植えて、乾燥した後すぐに水やりをすることが上手に育てるポイントです。乾燥に弱く、春~秋の生育期にかけては、土に湿り気を保つようにしましょう。また、収穫の際には1度にすべてを摘み取るのではなく、10〜15枚ほど葉っぱを残しておくと、何回も摘み取って楽しめますよ。

パセリを家庭で栽培して保存しておこう

パセリは、香りを強くするには日にしっかりあてて、強めの肥料を与えます。逆に半日陰で肥料を少なめにすると、香りや苦味が弱くなります。お好みに合わせて、作り変えるのも家庭菜園だからこそできることですよね。栄養たっぷりのパセリ、飾りだけではなくお料理にたくさん使いましょう。

初回公開日: 2016年05月16日