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ライラック(リラ)の花言葉!色や香り、種類・品種、見頃の季節は?

香水の原料になるほど甘くやさしい香りを放つライラック。花びらの1つ1つは小さいのですが、穂のようになって咲く姿はとても印象的です。花びらが放つよい香りや庭・鉢のどちらでも育てられる使い勝手のよさから、ガーデニングでも人気があります。今回はそんなライラックについて、花言葉や色、香り、種類や品種、見頃の季節などをご紹介していきます。

ライラック(リラ)の基本情報!学名・原産国・英語

ライラック 花
学名
syringa vulgaris
科・属名
モクセイ科・ハシドイ属
英名
Common lilac
Lilac
原産地
ヨーロッパ南東部
開花期
4~6月
花の色
白、紫、赤、ピンク
別名
リラ(フランス語由来)
ムラサキハシドイ(紫丁香花)

ライラック(リラ)とは?どんな色の花を咲かせる?

ライラック 紫

ライラックとは、ヨーロッパ原産を原産とするモクセイ科・ハシドイ属の落葉樹です。高さ1~6mほどまで生長し、鉢植えや庭植えのどちらでも育てることが可能です。春~初夏にかけて、紫や白色の小さな花を穂のようにまとめてつけます。開花期間が長く、寒さにも強い性質から、北国でも育てられる花木として親しまれているんですよ。

花色は白、紫、ピンク、マゼンダなど様々。その中でも代表的な色である明るい紫色は、日本工業規格のJIS慣用色名で「ライラック」と定められています。

名前の由来

英語では「ライラック」、フランス語では「リラ(lilas)」と呼ばれています。花びらの色であるダークブルーをインドのサンスクリット語で「ニラ(nila)」と呼ぶことがフランス語の語源です。またライラックの木で笛を作っていたことから、ギリシア語で管や笛を意味する「syringa」が学名につけられ、枝の端に花が集まって咲いている姿が「端につどう」ように見えることから、和名の「ムラサキハシドイ」がつけられました。

ライラック(リラ)の花言葉!色ごとに違う意味と由来は?

庭木 ライラック

『思い出』『青春の思い出』『友情』『大切な友達』『純潔』

ライラックの花はハート型をしていて、フランスでは白いライラックは青春のシンボルとして親しまれていることにちなんで「思い出」「青春の思い出」という恋愛にまつわる花言葉が生まれました。また、「青春のシンボル」に関連して「友情」「大切な友達」という花言葉が付けられ、友人へのプレゼントや送別会などの場で大切な相手に贈ると喜ばれる花として親しまれています。

白色のライラック:『青春の喜び』『無邪気』

イギリスの悲しい伝説が白いライラックの花言葉が生まれた由来になっています。昔々、イギリスの町娘が貴族の男性と恋に落ち婚約をしました。しかし、貴族はすぐに都会の女性へと心変わりをし、婚約を破棄してしまいます。このことにショックを受けた町娘は、自殺してしまいました。その後、町娘の友人がお墓に紫のライラックをお供えしたところ、次の日に花が白くなっていたそうです。

紫色のライラック:『愛の芽生え』『初恋』

ライラックの花びらは4枚ですが、ときたま花びらが5枚のものが混ざっています。5枚の花びらをもつ花を誰にもいわずに飲み込むと、愛する人と永遠に結ばれるという縁起のよい言い伝えにちなんで、「愛の芽生え」「初恋」という花言葉が付けられたといわれています。

ライラック(リラ)の花の香りは?

ライラック 香り

ライラックは、香水やアロマオイルの原料として利用されるように、香りのよいお花として知られています。花びらの香りには、リラックス効果や新陳代謝を高める働きがあり、ダイエット効果も期待されているほどです。

しかし、実際は花の香りと精油の香りがかけ離れてしまっていることから、香料はなかなか生産できず、希少価値が高いものとなっています。ライラックは、生長が止まると香りを放たなくなり、切り花にすると香りが失われることが多いので、香りを楽しむときは注意してくださいね。

ライラック(リラ)の開花時期や見頃の季節は?

ライラックの開花時期は4~6月で、栽培が盛んな北国では5月下旬~7月が見頃の時期になります。北海道札幌市では市花として親しまれており、見頃となる毎年5月下旬に「さっぽろライラックまつり」が行われます。

ライラックが楽しめる「さっぽろライラックまつり」とは?

さっぽろライラックまつりは、昭和34年に「文化の香り高い行事をライラックの花の香る季節に行おう」とする文化人たちの呼びかけによってはじまったイベントです。約400本のライラックが咲く大通り会場のほか、音楽祭やスタンプラリー、ライラックツアーなど様々なイベントが行われています。もし近くを通る機会があれば、北海道の春の象徴であるライラックを見にお出かけしてみるのもよいかもしれませんね。

ライラック(リラ)の種類と品種は?

ライラック 種類

ライラックはヨーロッパをはじめアフガニスタンや中国などに自生しており、日本には「ハシドイ」という野生の近縁種があります。現在は約30種の園芸品種があり今回はいくつか代表的な品種をご紹介します。

ヒメライラック

中国原産の品種です。背丈が低く地植えだけではなく、鉢でも育てやすい花木として人気があります。

エスタースターレ

ピンク色の大きな円錐状の花が特徴の品種です。つぼみのときは薄紫色、開花すると一重の花びらはピンク色に変化し、生長を楽しむことができます。高木なので庭に植えるのがおすすめです。

センセーション

ライラックで初めて作られた高木の複色品種です。縁が白色で全体が濃い紫色をした一重の花を咲かせます。

ティンカーベル

ヒメライラックの仲間で、つぼみのときは薄紫色、開花すると薄ピンク色に花色が変化する品種です。かわいらしい見た目と、鉢植えで育てられるサイズなことから人気があります。

マダムレモネイ

白い花びらをした強い香りが特徴の品種です。ボリューム感のある八重咲きの大きな花で、開花後の甘い香りには思わずうっとりしてしまいますよ。

ライラック(リラ)の花言葉は花色と香りによって生まれた

ライラック 育て方

ライラックは、甘くさわやかな香りを楽しむことができる庭のガーデニングにおすすめの花木です。きちんと管理をすればよい香りの花をたくさん咲かせてくれます。スペースのある方は庭木や植木鉢などで育てたり、記念日のプレゼントに迷っているなら花言葉を添えて花束をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。大きな房になった花の姿や甘い香りから、春を感じてみてくださいね。

初回公開日: 2015年06月09日